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不完全変態

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カメムシの一種の幼虫若虫)と成虫

不完全変態(ふかんぜんへんたい)(英:hemimetabolism / hemimetaboly / paurometabolism[1])は、昆虫の発達様式で、幼虫若虫)→成虫という段階で成長する変態様式のことである。はない。幼虫は成虫と同じ形で、脱皮する毎に大きくなる。そのため、不完全変態するグループの幼虫は若虫ニンフ)と呼ばれる。ただし若虫にはがなく、外骨格も薄く、生殖能力はない[2]。不完全変態の昆虫は、成虫になるとそれ以上脱皮しない。この点で無変態とは異なる[3]

不完全変態する目

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完全変態昆虫を除く有翅昆虫は不完全変態する。

脚注

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  1. ^ McGavin, George C. Essential Entomology: An Order-by-Order Introduction. Oxford: Oxford University Press, 2001. pp. 20.
  2. ^ Incomplete Metamorphosis Has Three Stages: Egg, Nymph, and Adult”. ASU - Ask A Biologist. Arizona State University School of Life Sciences Ask A Biologist (April 29, 2011). 2 September 2019閲覧。
  3. ^ Gullan, P. J.; Cranston, P. S. (2014). The Insects: An Outline of Entomology (5th ed.). John Wiley & Sons, Ltd. p. 241