コンテンツにスキップ

上田一軒

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
うえだ いっけん
上田 一軒
生年月日 (1972-02-23) 1972年2月23日(52歳)
出身地 日本の旗 日本 兵庫県小野市
血液型 A型
職業 俳優演出家構成作家
活動期間 1992年-
事務所 ルート
公式サイト 上田一軒
テンプレートを表示

上田 一軒(うえだ いっけん、1972年2月23日 - )は、日本演出家俳優。劇団「スクエア」の看板俳優であり代表(リーダー)。

兵庫県小野市出身。近畿大学商経学部経営学科卒業。

来歴等

[編集]

幼少の頃よりお笑いに傾倒し漫才師に憧れるが、大学の演劇部に入部したのを機に演劇に転向。

学生劇団を引退後、小劇場の劇団を転々とした後、1996年、自らの劇団「スクエア」を旗揚げ[1][2]。以後、劇団の演出家であり、また看板俳優として全公演に出演。リーダーを務める。また同劇団は関西屈指のコメディ劇団として高い評価を得ている。

役者として、文学的作品からエンターテイメント作品まで、幅広い出演の依頼があり、さまざまなキャラクターを演じられる俳優として評価を得ている。

また、リアルで緻密な劇づくりと笑いやエンターテイメント性を兼ね備えた演出家としても、活躍している。

舞台(スクエア)

[編集]

演出・出演。

1996年
  • 第1回公演『10・25朝日工務店現場飛田8:00入り』
1997年
  • 第2回公演『君の笑顔が忘れられない』
  • 第3回公演『泊』
1998年
  • 第4回公演『サイフォン サイフォン』
  • 月組公演Vol.1『嫉妬』
1999年
  • 第5回公演『祝福してみる』
  • 第6回公演『だし』
2000年
  • 第7回公演『俺の優しさ』
  • 第8回公演『けーさつ』
2001年
  • 月組公演Vol.2『贅沢』
  • 第9回公演『泊』
  • 第10回公演『俺の優しさ』
2002年
  • 第11回公演『本社イチマル』
  • 月組公演Vol.3『宿題』
2003年
  • 第12回公演『つるつる』
  • 第13回公演『ラブコメ』
  • 第14回公演『打つ手なし』[3]
2004年
  • 第15回公演『嗚呼、てんやわんやの月見うどん。』
2005年
  • 第16回公演『ラブコメ』
  • 韓国釜山国際演劇祭『THE BACKSTREET SHININGS』
  • 第17回公演『けーさつ』
  • 第18回公演『ザ・バックストリート・シャイニングス』[4]
2006年
  • 第19回公演『上方スピリッツ』
  • 第20回公演『ひかげの軍団』
2007年
  • 第21回公演『本社イチマル』[5]
  • 第22回公演『つるつる』
2008年
  • 第23回公演『法廷式』
  • 第24回公演『誉め兄弟』
2009年
  • 第25回公演『泊、』
  • 第26回公演『108』
2010年
  • 第27回公演『マンガマン』
2011年
  • 第28回公演『ラブ☆ギャラクシー』
  • 第29回公演『帰ってきたザ・バックストリート・シャイニングス』
2012年
  • 第30回公演『ワンサ』
  • 第31回公演『けーさつ』
2013年
  • 第32回公演『楽園ジゴク』
  • 第33回公演『誉め兄弟』
2016年
  • 芸人コンティニュー [6]

出演

[編集]

舞台

[編集]
  • あきやプロデュース『あきや』(1994年)
  • 199Q太陽族プロデュース『レ・ボリューション』(1995年)
  • 199Q太陽族『空の絵具』(1995年)
  • 覇王樹座『ない?!』(1996年)[7]
  • 南船北馬一団プロデュース『12人のおかしな大阪人』(1996年)
  • 演劇集団よろずや『幕末純情伝』(1997年) - 近藤勇役
  • 梅の湯インターナショナル『怪盗乱魔』(1997年)
  • 鉛乃文檎『背伸びをした夜』(1997年)
  • 南船北馬一団『ナップサック全盛期』(1998年) - 主演
  • 芝居屋坂道ストア『ユウダチソウ』(1998年)
  • ゴーゴーハリケーン#03『パラレリ』(2003年) - 演出・出演
  • NGKランディーズ・ナイト・シアター『告別式』(2004年)
  • ランニングシアターダッシュ『ライク・ア・シューティングスター』(2004年)
  • 転球劇場『バース』 (2004年)
  • 大阪現代演劇祭ドラマリーディング『―劇場へ!!』(2005年)
  • HEP HALLプロデュースTheatre14『夏の夜の夢』(2005年) - スナウト役
  • 劇団たいしゅう小説家第11回公演『無敵な男達』(2006年) - 演出&出演
  • 伊藤えん魔プロデュース『一心寺恐怖百物語2007』(2007年)
  • 京橋花月よる芝居『パパ』(2009年)
  • 兵庫県立ピッコロ劇団創立15周年記念公演『真田風雲録』(2010年) - 由利鎌之助 役[8]
  • 劇団ガバメンツ『ちゃんちゃんばらばら』(2010年)
  • 桃園会『a tide of classics〜三好十郎・浮標〜』(2010年)
  • プロジェクトKUTO-10第11回公演『黄昏の犬たち』〜ぼちぼちいこか外伝〜(2010年)
  • 真夏の會『エダニク』(再演)(2011年) [9]
  • 劇団925 第23回公演『福喜多さんちの三兄弟 最終回~菊の頃~』(2018年11月)[10]
  • STAND FLOWER 演劇公演「世界はそれをカレーパンと呼ぶんだぜ」(2024年5月)[11]

テレビドラマ

[編集]

テレビ番組

[編集]

映画

[編集]

講師等

[編集]
  • STAGE21 特別講師
  • アイホール演劇ファクトリー 特別講師
  • 高校演劇滋賀県地区大会 審査員
  • 高校演劇高知県県大会 審査員
  • 芸術創造館主催演劇ワークショップ『上田一軒とワークショップ』講師
  • アイホール 中学高校演劇フェスティバル 講評員
  • 芸能プロダクション ルート 演技レッスン講師
  • 芸能プロダクション テアトルアカデミー 演技レッスン講師
  • 伊丹市立東中学校 演劇ワークショップ講師
  • 兵庫県立伊丹高校 演劇ワークショップ講師
  • アイホール 演劇ラボラトリー上田一軒プロジェクト 講師・演出

演出

[編集]
  • いのちの洗濯劇場『犬の生活』 (1997年)
  • AI・HALLハイスクールプロデュース『リーダー』(2002年)
  • うめだ花月・芝居もん。『ハワイな人』(2004年)
  • 副島新五SFひとり芝居『カルボンさん』(2008年)
  • 真夏の會『エダニク』(2009年)[13]
  • TEAM54プロデュース『3×3=3』(2009年)
  • 京橋花月4月よる芝居『列車と雨』(2010年)
  • ABCホールプロデュース『目頭を押さえた』(2012年)[14]
  • iaku vol.2『エダニク』(2013年)[15]
  • iaku vol.3『流れんな』(2013年)
  • iaku『エダニク』(2016年)[16]
  • iaku『車窓から、世界の』(2016年)[17]
  • iaku『ハイツブリが飛ぶのを』(2017年)[18]
  • iaku『あたしら葉桜』『葉桜』(2018年)[19]
  • 劇団ユニットWOW!! 第7回本公演『消えたべテルギウスを探せ』(2022年)[20]
  • iaku『あたしら葉桜』(2023年)[21]
  • 劇団ユニットWOW!!第8回本公演『24の青い鳥』(2023年)[22]
  • ぷちっとWOW!! 第2回公演『誠の証明』(2024年)[23]
  • 劇団ユニットWOW!! 第9回本公演『任意後見人狂騒曲 ガーディアン・ラプソディ~お母さん、ご指名をお待ちしています~』(2024年)[24]

脚注

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ 編集長 前田 (2014年4月12日). “東大阪が育んだ関西を代表する怪人コメディ劇団 その名は「スクエア」- 週刊ひがしおおさか”. 週刊ひがしおおさか. 週刊ひがしおおさか. 2022年8月13日閲覧。
  2. ^ 吉永美和子 (2016年9月1日). “大阪の劇団「スクエア」無期限活動停止へ”. SPICE. イープラス. 2022年8月13日閲覧。
  3. ^ 「NOTICE! 新着舞台情報」『演劇ぶっく』2004年2月号、演劇ぶっく社、63頁。雑誌記事索引:000000105121
  4. ^ 吉永美和子「特装!エンブスクープ!」『演劇ぶっく』2005年8月号、演劇ぶっく社、63頁。雑誌記事索引:000000105121
  5. ^ 吉永美和子「シバイのミカタ」『演劇ぶっく』2007年8月号、演劇ぶっく社、59頁。雑誌記事索引:000000105121
  6. ^ 大阪拠点のスクエア、結成20周年公演『芸人コンティニュー』で活動休止へ」ナターシャ、2016年9月13日。
  7. ^ 田中さゆり「わたしの出番」『演劇ぶっく』1996年6月号、演劇ぶっく社、72–73頁。雑誌記事索引:000000105121
  8. ^ 真田風雲録」『JDTA』早稲田大学坪内博士記念演劇博物館。2024年12月24日閲覧
  9. ^ 原真、林慎一郎「真夏の會と極東退屈道場が初演時に高評価を得た『エダニク』『サブウェイ』をこの夏、同時再演! (1/2)」『ぴあ関西版WEB』(インタビュー)、ぴあ、2012年7月11日。
  10. ^ 劇団925『福喜多さんちの三兄弟』最終回、関敬・田渕法明ら過去キャスト登場」ナターシャ、2018年9月18日。
  11. ^ 不幸についてのナンセンスコント、STAND FLOWER『世界はそれを~』」ナターシャ、2024年4月15日。
  12. ^ a b c d e 上田一軒のTV出演情報」oricon ME。
  13. ^ エダニク日本劇作家協会、2009年2月8日。
  14. ^ 横山拓也、上田一軒「山間の田舎町で起こった葬儀を巡る小さな争いを描いた 横山拓也脚本、上田一軒演出の『目頭を押さえた』が 7月20日(金)よりABCホールで上演!」『ぴあ関西版WEB』(インタビュー)、ぴあ、2012年7月11日。
  15. ^ 横山拓也、上田一軒「横山拓也・上田一軒 演出家と作者の関係」『ぱふぉ』(インタビュー)、三重県文化会館。2022年8月13日閲覧
  16. ^ iaku『エダニク』が4度目の上演、横山拓也「いつのまにか自分も議論に」」ナターシャ、2016年4月26日。
  17. ^ iaku・横山拓也の問題作『車窓から、世界の』、新演出で上演」ナターシャ、2016年10月7日。
  18. ^ iaku新作開幕、横山拓也が手応え「苦境においても温かさを感じられる作品に』」ナターシャ、2017年10月19日。
  19. ^ 横山拓也が自信を持って届ける4作品、「iaku演劇作品集」幕開け」ナターシャ、2018年5月18日。
  20. ^ 劇団ユニットWOW!!が紡ぐ家族の物語『消えたべテルギウスを探せ』」ナターシャ、2022年9月25日。
  21. ^ iakuというものをふんだんに楽しめる公演に…iaku『あたしら葉桜』東京で開幕」ナターシャ、2023年4月15日。
  22. ^ 社会人劇団WOW!!は同性婚を認める特区となった街描く『24の青い鳥』」ナターシャ、2023年8月5日。
  23. ^ WS受講者と立ち上げる推理エンタテインメント、ぷちっとWOW!! 第2回公演『誠の証明』」ナターシャ、2024年1月23日。
  24. ^ 劇団ユニットWOW!!『任意後見人狂騒曲』は高橋恵脚本・上田一軒演出のホームコメディ」ナターシャ、2024年10月7日。

外部リンク

[編集]