三斗小屋温泉
三斗小屋温泉 | |
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温泉情報 | |
所在地 | 栃木県那須塩原市 |
座標 | 北緯37度8分17秒 東経139度56分47秒 / 北緯37.13806度 東経139.94639度座標: 北緯37度8分17秒 東経139度56分47秒 / 北緯37.13806度 東経139.94639度 |
交通 | 宇都宮線黒磯駅より関東自動車バスで約75分。那須ロープウェーに乗り換え、山頂駅下車、牛首経由徒歩で約120分 |
泉質 | 単純泉 |
泉温(摂氏) | 40 - 58 °C |
液性の分類 | 中性 |
浸透圧の分類 | 低張性 |
宿泊施設数 | 2 |
総収容人員数 | 80(大黒屋) 人/日 |
外部リンク |
三斗小屋温泉 煙草屋旅館 三斗小屋温泉 大黒屋 |
三斗小屋温泉(さんどごやおんせん)は、栃木県那須塩原市(旧国下野国)旧会津中街道の三斗小屋宿近くにある板室温泉郷エリアの温泉。江戸時代には「那須七湯」を構成する温泉に数えられ、現在でも那須温泉郷を構成する温泉として数えられる。
泉質
[編集]- アルカリ性単純泉(低張性中性高温泉)
- 源泉温度 : 40 - 58℃
- 無色透明の源泉
効能
[編集]- リウマチ・神経痛・疲労回復
- 効能はその効果を万人に保証するものではない。
温泉地
[編集]朝日岳 (1903m) の西側の山腹、標高約1,460mに温泉が位置する。温泉地は周囲を那須町に囲まれた那須塩原市の飛び地にある[1]。谷を下って約3kmの地に旧会津中街道、戊辰戦争の古戦場・三斗小屋宿跡がある。
1999年までは日帰り入浴ができたが、それ以降は不可能となり、2021年6月12日時点で期間限定で可能となっている。
旅館は2軒、大黒屋と煙草屋がある。那須岳登山道のルートの途中に在ることから、登山者に山小屋として利用されるケースが多い[2](朝夕食の提供あり、冬期休業)。
電力の供給はなく、各山小屋の自家発電が行われている。通常の携帯電話は圏外で、固定電話回線の供給が行われていないため、衛星電話回線の公衆電話が設置されている。
また、日本郵便の交通困難地・速達取扱地域外になっており、郵便は届かない[3]。
歴史
[編集]1143年(康治元年)奥州信夫郡(現福島市)の生島某により発見されたと伝えられている[4]。明治時代には旅館は5軒あった。
交通アクセス
[編集]宇都宮線黒磯駅より関東自動車バスで約75分。那須ロープウェイに乗り換え、山頂駅下車、牛首経由徒歩で約120分。または、峠の茶屋駐車場→峰の茶屋→三斗小屋徒歩で約120分。
アクセスは徒歩のみ、トレッキング程度以上の装備が必要とされる。
三斗小屋宿
[編集]三斗小屋宿はかつて会津中街道にあった宿場。三斗小屋温泉から3kmほど西の那賀川上流(北緯37度08分04秒 東経139度55分33秒 / 北緯37.134344度 東経139.925860度)にあった。現在は無人であり、宿跡が那須塩原市指定の史跡になっている[5]。
脚注
[編集]- ^ 2万5千分1地形図「那須岳」、5万分1地形図「那須岳」
- ^ “4人死亡の山岳遭難 「やめた方がいいのでは」旅館主は声をかけた”. 朝日新聞DIGITAL (2023年10月14日). 2023年10月14日閲覧。
- ^ “別冊(内国郵便約款第79条及び第97条関係) 交通困難地・速達取扱地域外一覧”. 日本郵便 (2022年2月21日). 2022年5月1日閲覧。
- ^ 三斗小屋温泉(温泉神社) |那須塩原市
- ^ 三斗小屋宿跡 那須塩原市