三姉妹とその友達
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『三姉妹とその友達』(さんしまいとそのともだち)は、福永信による長編小説。
三姉妹とその友達 | ||
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著者 | 福永信 | |
発行日 | 2013年2月23日 | |
発行元 | 講談社 | |
ジャンル | 長編小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
ページ数 | 149 | |
コード | ISBN 4062182084 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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2013年2月23日、講談社より出版[1]。第35回野間文芸新人賞候補作品[2]。
内容
[編集]タイトルは「三姉妹」とあるが実際は四兄弟の話である[3]。人々から携帯電話を取り上げ、代わりに貝殻でSNSを構築しようとする長男、人生で出会う全ての人間をあつめて同窓会を開催することを目論む次男、血のつながりのない三男、居るのか居ないのかすらわからない謎に満ちた四男[3]。その四人が寝る、2段ベッドを組み合わせて作った4段ベッドがもたらした悲劇、柿ノ沢修斗と小田桐あわいという名の少年少女、そしてひとりの赤ん坊の奇跡の物語[3]。
書評
[編集]佐々木敦は、「語り口はあくまでもとぼけたユーモアに包まれ、全体にファンタスティックなムード。同時に、ふと空恐ろしくなるような場面もある。もしかしたらこれは、一種の神話なのかもしれない。そんな気もしてくる。たくさんの読み方を誘う、実に変で自由で豊かな小説なのである。」と語っている[3]。
脚注
[編集]- ^ “『三姉妹とその友達』(福永 信) 製品詳細 講談社BOOK倶楽部”. 講談社BOOK倶楽部. 2024年7月13日閲覧。
- ^ “第35回「野間文芸新人賞」の候補作決まる - 新文化|WEB本の雑誌”. WEB本の雑誌. 2024年7月13日閲覧。
- ^ a b c d 産経新聞 (2013年3月31日). “【書評】『三姉妹とその友達』福永信著(1/2ページ)”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年7月13日閲覧。