ヴラジミール・クレメンティス
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ヴラジミール・クレメンティス(Vladimír "Vlado" Clementis、1902年9月20日-1952年12月3日)は、スロバキアの政治家、外務大臣(1948-1950)。
来歴・人物
[編集]スロバキア中部の都市ティソヴェツ生まれ。1935年チェコスロバキア共産党から下院議員に当選した。第二次大戦中はパリおよびロンドンで過ごす。1945年に帰国し、チェコスロバキア外務次官となり、国連憲章の調印式にチェコスロバキア政府代表として参加。1948年2月の政変後、外務大臣に就任。アヴィア S-199の供与などイスラエルへの武器支援を行う。1950年に外相を辞任させられ、逮捕。ブルジョワ民族主義、トロツキー主義、シオニストからなる国家転覆に関わった罪で、党書記長だったルドルフ・スラーンスキーらとともに死刑判決を受け、1952年12月3日処刑された。
関連項目
[編集]- スラーンスキー事件(Slánský trial)
- チェコの歴史
- チェコスロバキア共産党
- クレメント・ゴットワルト - スラーンスキー事件の首謀者。
- スターリニズム
- 極左
- 全体主義
- 大粛清
- 冤罪
- 告白 (1970年の映画) - スラーンスキー事件を描いた映画。