コンテンツにスキップ

ヴィルヘルム・リスト (画家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴィルヘルム・リスト
Wilhelm List
自画像
生誕 (1864-11-22) 1864年11月22日
ウィーン
死没 1918年2月10日(1918-02-10)(53歳没)
ウィーン
テンプレートを表示
リストの版画作品

ヴィルヘルム・リスト(Wilhelm Franz List、1864年11月22日 - 1918年2月10日)は、オーストリアの画家、イラストレーターである。アールヌーボーのスタイルのイラストレーターでもあり、ウィーン分離派のメンバーの一人であった。

略歴

[編集]

ウィーンで生まれた。父親は建築を専門とする技術者であった。ウィーン大学で学んだ後、1885年から:1889年まで、ウィーン美術アカデミークリスティアン・グリーペンケールに学んだ。さらにミュンヘンで修行し、パリでウィリアム・アドルフ・ブグローのもとでも修行した。

1893年からウィーンの芸術家団体「クンストラーハウス(Künstlerhaus)」の展覧会に出展を始め1896年に会員になったが、翌年には「ウィーン分離派」の創立メンバーの一人となり、分離派の展覧会に毎回出展した。

1900年と1901年には分離派のメンバーによって刊行された雑誌「Ver Sacrum」の編集責任者を務め、1902年に出版された12人分離派のメンバーがベートーヴェンを描いたイラスト集に作品が掲載された。

1905年にグスタフ・クリムトを中心とするメンバーとともに分離派を脱退した。

グスタフ・クリムトに近いスタイルの人物画などを描いた。

作品

[編集]

参考文献

[編集]
  • List Wilhelm. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 5, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 1972, S. 246.
  • Eintrag zu Wilhelm List (Maler) im Austria-Forum (im AEIOU-Österreich-Lexikon)