ヴィチュガ
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座標: 北緯57度12分 東経41度55分 / 北緯57.200度 東経41.917度
ヴィチュガ(ヴィーチュガ;ロシア語: Вичуга)は、ロシア連邦イヴァノヴォ州の都市。人口は3万694人(2021年)[1] 。
地理
[編集]ヴィチュガは州の中心からやや北東に位置し、州都イヴァノヴォからは北東へ65キロメートルにあたる。ヴォルガ川の支流、ペシュチャ川の上流に沿う。ヴィチュガ市はイヴァノヴォ州の直轄下にあり、同時にヴィチュガ地区の行政中心地でもある。
1871年に開通したイヴァノヴォ・キネシマ間の鉄道が通る。またロシア連邦道路M7上の町コヴロフからシューヤを経てキネシマへ向かうR71号線がヴィチュガを通る。
歴史
[編集]ヴィチュガの名は、1504年に書かれたイヴァン3世(イヴァン大帝)の遺書に初出する。
19世紀、ヴィチュガの村とその周辺には繊維工場が建ち、工員の住宅が集まり始めた。1925年にヴィチュガは周辺の村を合併し市の地位を得た。ヴィチュガという名は近くを流れる小川の名に由来するが、これはフィン・ウゴル語派に由来する地名と考えられる。
文化
[編集]ヴィチュガには1904年に建てられた白い復活大聖堂(Свято-Воскресенская церковь)、1908年から1911年にかけて建てられた赤い復活大聖堂(Воскресенская церковь)、その他、病院や古い工場など20世紀初頭の建築が多く残る。
近くのスターラヤ・ヴィチュガ(古いヴィチュガ)の集落には、18世紀末の貴族の邸宅群が残る。
経済
[編集]ヴィチュガは数多くの工場がある繊維工業都市である。また機械、製材などの工場も立地する。
脚注
[編集]- ^ “city population”. 16 May 2023閲覧。