ヴァージ・オブ・ラヴ
『ヴァージ・オブ・ラヴ』 | ||||
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荻野目洋子 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
J-POP ダンス・ポップ[1] | |||
レーベル | ビクター音楽産業 | |||
プロデュース | ナラダ・マイケル・ウォルデン | |||
チャート最高順位 | ||||
荻野目洋子 アルバム 年表 | ||||
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『ヴァージ・オブ・ラヴ』収録のシングル | ||||
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『ヴァージ・オブ・ラヴ(VERGE OF LOVE)』(日本語バージョン)は、1989年2月21日に発売された荻野目洋子の10作目のオリジナル・アルバムである。発売元はビクター音楽産業 (現・ビクターエンタテインメント)。
概要
[編集]前年12月に発表された全曲英語詞によるアルバム『VERGE OF LOVE』の日本語詞バージョンとして発売された (収録曲、曲順は同じ)。本作もナラダ・マイケル・ウォルデンによるプロデュースとなっている。シングルで発表されていたフジテレビ系ドラマ『こまらせないで!』の主題歌「ヴァージ・オブ・ラヴ」(日本語バージョン) は、本作ではアルバム用のフルバージョンにて収録。同ドラマの挿入歌であるカップリングの「スゥーピン・イン」(日本語バージョン) も収録されている。
荻野目はこの日本語版の制作のために再度サンフランシスコに渡り、1カ月かけてレコーディングを行った[3]。売野雅勇らが書いた日本語の歌詞を最も発音に近い形でローマ字に書き換えたものがナラダに渡され、荻野目は元の歌詞、ナラダはローマ字表記を見ながらのレコーディングであった[3]。荻野目によると、英語バージョンの制作時は海外のミュージシャン達と初顔合わせだったため、かなりの緊張とプレッシャーの中で始まったが、日本語バージョンの時はだいぶ打ち解けていたため精神的に入りやすかったという。また、後日自身がフジテレビ系音楽番組「夜のヒットスタジオ」に出演し「ヴァージ・オブ・ラブ」を歌唱した時の映像を見て、やはり日本語で歌うと伝わるものがあると再認識したといい、「テレビはファン以外の方も観ているわけだから、日本語で歌うことにも意味があるというか、英語は英語でカッコいいんだけど、やっぱり日本語も大事だなと思いました。」と話している[3]。
M-1「ジス・クッド・ビー・ザ・ナイト」は、共同石油 ″シエットGP-1″ CFソングとして使用された[4]。
カセットテープのジャケットにはカットの異なる写真が使用されている[1]。
再発盤
[編集]2010年4月21日発売のデビュー25周年・リイシュー企画では、ボーナストラックとして「ヴァージ・オブ・ラヴ (シングル・バージョン / 日本語)」が追加収録され、『ヴァージ・オブ・ラヴ[+1]』のタイトルで再発盤された[5]。2023年8月30日にはビクターの名盤復刻シリーズ ″マスターピース・コレクション ~フィーメル・シティポップ名作選″ の1枚として、生産限定のUHQCD仕様で再発売された[6]
収録曲
[編集]LP / CT
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 日本語詞 | 時間 |
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1. | 「ジス・クッド・ビー・ザ・ナイト」(THIS COULD BE THE NIGHT) | Narada Michael Walden - Walter Afanasieff - Liz Jackson | 売野雅勇 | |
2. | 「サムシング・アバウト・ユー」(SOMETHING ABOUT YOU) | Narada Michael Walden - Walter Afanasieff - Liz Jackson | 売野雅勇 | |
3. | 「パッセージ・オブ・タイム」(PASSAGES OF TIME) | Narada Michael Walden - Walter Afanasieff - Jeffrey Cohen | 平井森太郎 | |
4. | 「ウィッケッド」(WICKED) | Narada Michael Walden - Joe Johnson | 売野雅勇 | |
5. | 「ヴァージ・オブ・ラヴ」(VERGE OF LOVE) | Narada Michael Walden - Joyce Imbessi - Carolyn Hedrich | 平井森太郎 |
# | タイトル | 作詞・作曲 | 日本語詞 | 時間 |
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1. | 「ポストカード・フロム・パリ」(POSTCARD FROM PARIS) | Preston Glass | 篠原仁志 | |
2. | 「スゥーピン・イン」(SWOOPIN' IN) | Narada Michael Walden - Jeffrey Cohen | 売野雅勇 | |
3. | 「イズ・イット・トゥルー」(IS IT TRUE) | Narada Michael Walden - Preston Glass - Jeffrey Cohen | 平井森太郎 | |
4. | 「ディジー、ディジー、ディジー」(DIZZY, DIZZY, DIZZY) | Narada Michael Walden - Jeffrey Cohen | 売野雅勇 | |
5. | 「ユー・テイク・イット・オール・アウェイ」(YOU TAKE IT ALL AWAY) | Narada Michael Walden - Jeffrey Cohen | 篠原仁志 |
CD
[編集]# | タイトル | 作詞・作曲 | 日本語詞 | 時間 |
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11. | 「ヴァージ・オブ・ラヴ」(VERGE OF LOVE) (Single Version) | Narada Michael Walden - Joyce Imbessi - Carolyn Hedrich | 平井森太郎 | |
合計時間: |
参加ミュージシャン
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ジス・クッド・ビー・ザ・ナイト
サムシング・アバウト・ユー
パッセージ・オブ・タイム
ウィッケッド
ヴァージ・オブ・ラヴ
ポストカード・フロム・パリ
スゥーピン・イン
イズ・イット・トゥルー
ディジー、ディジー、ディジー
ユー・テイク・イット・オール・アウェイ
脚注[編集]出典[編集]
参考資料[編集]
外部リンク[編集]
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