ヴァリエサル条約
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ヴァリエサル条約 | |
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署名 | 1658年12月28日 |
署名場所 | ヴァリエサル |
締約国 | ロシア・ツァーリ国とスウェーデン帝国 |
主な内容 | 停戦 |
関連条約 | カディス条約 |
ヴァリエサル条約(ヴァリエサルじょうやく、英語: Treaty of Valiesar、エストニア語: Vallisaare vaherahu、ロシア語: Валиесарский договор 1658)は、北方戦争のロシア・スウェーデン戦線を終結させた、ロシア・ツァーリ国とスウェーデン帝国の間の条約。
条約は1658年12月28日[1]、ナルヴァ近くのヴァリエサルで締結された。
内容
[編集]条約の内容は下記の通り[1]。
- ロシアとスウェーデンは3年間停戦する。
- スウェーデンはバルト海岸とフィンランド湾沿岸の占領地を保持する。
- ロシアは現ラトビアとエストニアにあたる占領地、すなわちコクネセ、アルクスネ、タルトゥ、ヴァスクナルヴァを保持する。
その後
[編集]ロシアは停戦が終わる1661年までにロシア・ポーランド戦争で劣勢に陥り、ツァーリのアレクセイは大国時代のスウェーデンとの戦争を再開する余裕がなくなった[2]。その結果、彼は1661年6月21日のカディス条約の締結を余儀なくされた。カディス条約では戦争前の原状回復が決定され、ロシアはスウェーデン領リヴォニアとスウェーデン領イングリアの占領地をスウェーデンに返還することを余儀なくされた[2]。
脚注
[編集]- ^ a b Tucker, Spencer C. (2009). A Global Chronology of Conflict: From the Ancient World to the Modern Middle East. 2. ABC-CLIO. p. 636. ISBN 9781851096725
- ^ a b Tucker, Spencer C. (2009). A Global Chronology of Conflict: From the Ancient World to the Modern Middle East. 2. ABC-CLIO. p. 639. ISBN 9781851096725