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ロベルト・スカンディウッツィ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ロベルト・スカンディウッツィ(Roberto Scandiuzzi、1958年7月14日 - )は、現代におけるイタリアオペラ界を代表するバス歌手。

来歴

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ヴェネト州トレヴィーゾ近郊のマゼラーダ・スル・ピアーヴェに生まれる。トレヴィーゾ音楽院で学び、1981年モンテプルチャーノでの若手歌手向けのCantiere Internazionale d'Arteにおいて、ロレンツォ・フェッレーロの『La figlia del mago』のRe Basso役でデビューする。

1982年5月21日には、ミラノスカラ座において、モーツァルトの『フィガロの結婚』のバルトロ役でデビューするなど、瞬く間にチェーザレ・シエピ後鶴首されていたイタリア人バスのスター歌手として注目を浴びる。


以降、2020年代までイタリア・オペラを代表するバス歌手として、世界的に活躍している。
1991年11月12日コヴェントガーデン王立歌劇場に、ヴェルディの『シモン・ボッカネグラ』のフィエスコ役でデビューする。

1992年6月17日ウィーン国立歌劇場に、ヴェルディの『運命の力』のグァルディアーノ神父役でデビューする。

1995年2月28日メトロポリタン歌劇場に、『シモン・ボッカネグラ』のフィエスコ役でデビューする。

日本には、1990年2月3日サントリーホール・オペラコンサート・シリーズ(演奏会形式)での『シモン・ボッカネグラ』のフィエスコ役でデビューする(共演はレナート・ブルゾンマリアーナ・ニコレスコジュゼッペ・サッバティーニ)。
以降も1992年のサントリーホール・オペラコンサート・シリーズのヴェルディの『マクベス』のバンコー役で出演(共演は、ブルゾン、ギネス・ジョーンズアルベルト・クピード)、1996年フィレンツェ歌劇場の来日公演でのヴェルディの『アイーダ』のラムフィス役、更に2001年新国立劇場におけるヴェルディの「ドン・カルロ」のフィリッポ2世役などで度々来日している。

ディスコグラフィー

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CD及びビデオで多数の全曲録音あり。ソロでの録音は下記。

"A Diletta" 歌曲集 Nightingale (2004)

"Giuseppe Verdi: Verdiana III" ヴェルディのオペラ・アリア集 Da Vinci Classics(2019)