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ロベルト・カルバリェス・バエナ(スペイン語: Roberto Carballés Baena: スペイン語発音: [roˈβerto karβaˈʝez βaˈena], 1993年3月23日 - )は、スペイン・テネリフェ島出身の男子プロテニス選手。自己最高ランキングはシングルス49位、ダブルス127位。ATPツアーではシングルスで2勝、ダブルスで1勝を挙げている。身長180cm。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
選手経歴[編集]
ジュニア時代[編集]
カナリア諸島のテネリフェ島出身。ITF男子サーキットでは6大会で優勝している。ATPチャレンジャーツアーでは9大会で優勝している。
2011年 全仏ジュニアダブルス初優勝[編集]
2011年全仏オープン男子ジュニアシングルス部門には第5シードとして出場してベスト4となった。準決勝では最終的に優勝するマテ・デリッチ(英語版)に敗れた。同大会の男子ジュニアダブルス部門ではアンドレス・アルトゥニェード(英語版)と組んで出場し、第4シードから優勝した。決勝ではミッチェル・クルーガー&シェーン・ヴィンセント組をタイブレークの末に破っている。
2014年 ATPツアーベスト4[編集]
2014年のハサン2世グランプリでは予選を勝ち上がると、1回戦ではダビド・ゴフィンを破り、2回戦では第5シードのジョアン・ソウザを破り、準々決勝ではアンドレイ・クズネツォフを破って準決勝に進出したが、準決勝では同大会で優勝したギリェルモ・ガルシア=ロペスとの同国対決に敗れた[1]。
2018年 ツアー初優勝[編集]
2018年2月には250シリーズのエクアドル・オープンで優勝し、ATPワールドツアー初優勝を飾った。予選から勝ち上がったバエナは、2回戦で第4シードのパオロ・ロレンツィを破ると、準々決勝では第8シードのニコラス・ジャリーを破り、準決勝ではアンドレイ・マルティン(英語版)を破り、決勝ではアルベルト・ラモス=ビノラスを破っている。エクアドル・オープン後には世界ランキングが自己最高の72位となった。
2021年 東京オリンピック初出場[編集]
2021年7月には日本の東京で開催された東京オリンピックに出場し、男子シングルスでは1回戦でジョージアのニコロズ・バシラシビリに敗れた。パブロ・アンドゥハルと組んだ男子ダブルスでは、1回戦でイタリアのロレンツォ・ムゼッティとロレンツォ・ソネゴのペアに敗れた。
2023年 ツアー2勝目 トップ50入り[編集]
2023年4月には250シリーズのハサン2世グランプリに出場した。決勝ではフランスのアレクサンドル・ミュレール(英語版)を4-6、7-6(3)、6-2の逆転で破り、自身2度目のツアー優勝を果たした。地元開催のマドリード・オープンでは1回戦でダビド・ゴファンを6-4 6-4のストレートで下す。2回戦でアレクサンダー・ズベレフに7-6(6) 5-7 0-6のフルセットの末敗退。
ATPツアー決勝進出結果[編集]
シングルス: 2回 (2勝0敗)[編集]
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サーフェス別タイトル
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ハード (0–0)
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クレー (2–0)
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芝 (0-0)
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ダブルス: 1回 (1勝0敗)[編集]
- 略語の説明
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W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会最高成績[編集]
外部リンク[編集]
![スペインの旗](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/9a/Flag_of_Spain.svg/25px-Flag_of_Spain.svg.png) ATPランキング スペイン男子シングルス(2023年6月26日付) |
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