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ロバート・テイラー (俳優)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロバート・テイラー
Robert Taylor
ロバート・テイラー Robert Taylor
1946年
本名 Spangler Arlington Brugh
生年月日 (1911-08-05) 1911年8月5日
没年月日 (1969-06-08) 1969年6月8日(57歳没)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国ネブラスカ州フィリー
職業 俳優
ジャンル 映画・テレビ
活動期間 1934年 - 1968年
配偶者 バーバラ・スタンウィック(1939年 - 1951年)
ウルスラ・ティース(1954年 - 1969年)
著名な家族 テランス(息子)
テッサ(娘)
主な作品
映画
椿姫
哀愁
クォ・ヴァディス
テレビドラマ
『ミステリー61』
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ロバート・テイラー(Robert Taylor, 1911年8月5日 - 1969年6月8日)は、アメリカ俳優ネブラスカ州フィリー出身。本名はスパングラー・アーリントン・ブルー(Spangler Arlington Brugh)。

来歴

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医者の家庭に生まれ、ドアン・カレッジで音楽(チェロ)を専攻[1]。友人とトリオを組んでラジオ番組に出演した。のち恩師の移動に伴いカリフォルニア州ロス近郊クレアモントのポモナ・カレッジで学び、1930年代に入ると、演劇を志望する。舞台『旅路の果て』に出演したところをメトロ・ゴールドウィン・メイヤーにスカウト、1934年に7年の契約を結ぶ。

映画デビューは20世紀フォックス社に貸し出しされた『Handy Andy』、短編映画で初主演し、1936年には早くもマネー・メイキング・スターの第4位にランクされる。その水際立った美男子ぶりからグレタ・ガルボジョーン・クロフォードバーバラ・スタンウィックなど当時第一線で活躍した女優たちからの希望で彼女たちの相手役をつとめた。中でも1937年に共演したスタンウィックとは、その後恋に落ちて1939年に結婚[2]。またキャリアも1940年ヴィヴィアン・リーと共演したメロドラマの名作『哀愁』が決定打となり、ハリウッドに確固たる地位を築く。

順風満帆なスター人生と思われたが、1944年に『Song of Russia』で親ソ的な指揮者を演じたのが原因で、1947年下院非米活動委員会に召喚され[3][4]、そこで思想的背景を否定し、アメリカとハリウッドに忠誠を誓うが、当時ハリウッドで多くの俳優に暗い影を落とした赤狩りは、テイラーもその例外ではなかった。1951年、『クォ・ヴァディス』が大ヒットし、テイラーもアクション・スターとしても人気を博す。1951年にスタンウィックと離婚[5]1954年にはウルスラ・ティースと結婚[6]、二人の子宝に恵まれる。1959年から3年間続いたテレビシリーズ『ミステリー61』に主演。1961年にMGMとの契約が切れてからは精彩を欠き、1969年に肺ガンにより世を去った。

彼の功績を記念して、MGM撮影所の建物の一つがロバート・テイラー・ビルと名づけられていたが、50人の脚本家たちが彼は非米活動委員会で仲間を名指しした人物だとしてロビー活動をした結果、1989年ジョージ・キューカー・ビルと改称された。

主な出演作品

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公開年 邦題
原題
役名 備考
1934 我が家の誇り
There's Always Tomorrow
アーサー・ホワイト
1935 歓楽の女王
Times Square Lady
スティーヴ・J・ゴードン
空の軍隊
West Point of the Air
ジャスキー
踊るブロードウェイ
Broadway Melody of 1936
ロバート・ゴードン
愛と光
Magnificent Obsession
ロバート・メリック
1936 小都会の女
Small Town Girl
ロバート・ダーキン
愛の花籠
Private Number
リチャード・ウィンフィールド
愛怨二重奏
His Brother's Wife
クリス・クレイボーン
豪華一代娘
The Gorgeous Hussy
ボウ・ティンバーレイク
椿姫
Camille
アルマン・デュヴァル
1937 座り込み結婚
Personal Property
レイモンド・ダブニー / ファーガソン
踊る不夜城
Broadway Melody of 1938
スティーヴ
1938 響け凱歌
A Yank at Oxford
リー・シェリダン
三人の仲間
Three Comrades
エリック
群衆は叫ぶ
The Crowd Roars
トミー / キラー・マッコイ
1939 レディ・オブ・ザ・トロピクス
Lady of the Tropics
ビル
1940 哀愁
Waterloo Bridge
ロイ・クローニン
大編隊
Flight Command
アラン・ドレイク
1941 最後の無法者
Billy the Kid
ビリー・ザ・キッド
1949 賄賂
The Bribe
リグビー
1950 流血の谷
Devil's Doorway
ランス・プール
1951 クォ・ヴァディス
Quo Vadis
マルクス・ウィニキウス
女群西部へ!
Westward the Women
バック・ワイアット
1952 黒騎士
Ivanhoe
アイバンホー
決戦攻撃命令
Above and Beyond
Paul W. Tibbets
1953 荒原の疾走
Ride, Vaquero!
リオ
兄弟はみな勇敢だった
All the Brothers Were Valiant
ジョエル・ショアー
円卓の騎士
Knights of the Round Table
ランスロット
1954 王家の谷
Valley of the Kings
マーク・ブランドン
悪徳警官
Rogue Cop
Christopher Kelvaney
1955 渡るべき多くの河
Many Rivers to Cross
Bushrod Gentry
1956 最後の銃撃
The Last Hunt
チャーリー・ギルソン
あの日あのとき
D-Day the Sixth of June
ブラッド・パーカー
1958 西部の旅がらす
Saddle the Wind
スティーヴ・シンクレア
ゴーストタウンの決斗
The Law and Jake Wade
ジェイク・ウェイド
暗黒街の女
Party Girl
トミー・ファレル
決断
The Hangman
マッケンジー
1959 キリマンジャロの決斗
Killers of Kilimanjaro
ロバート・アダムソン
1959-1962 ミステリー61
The Detectives
マット・ホルブルック警部 テレビシリーズ、計97話出演
1963 第二次大戦秘話・白馬奪回作戦
Miracle of the White Stallions
Col. Podhajsky
決闘ブラックヒル
Cattle King
サム・ブラスフィールド
1964 禁じられた家
A House Is Not a Home
フランク
ナイト・ウォーカー 夜歩く者
The Night Walker
バリー・モーランド
1967 ガンファイターが帰って来た
Return of the Gunfighter
ベン・ワイアット
荒野のアパッチ
Hondo and the Apaches
ギャラハー テレビ映画
1968 青春ダイナマイト
Where Angels Go Trouble Follows!
ミスター・フライデー

関連項目

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参照

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外部リンク

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