ロシュミット数
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ロシュミット数 Loschmidt's constant | |
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記号 | n0 |
値 | 2.686780111×1025 m−3 |
語源 | ヨハン・ロシュミット |
ロシュミット数(英: Loschmidt's constant (number), 記号:n0, NL)は、0 °C、1気圧の単位体積の理想気体に含まれる分子数である。
1 mol に含まれる分子数を表すアボガドロ定数 NA = 6.02214076×1023 mol−1 [1]を、理想気体のモル体積 Vm = 22.41396954×10−3 m3 mol−1 [2]で除して求めることができ、その値は、0 °C(273.15 K)、1気圧(101.325 kPa)において、
- n0 = NA/Vm = 2.686780111×1025 m−3
気体中の分子数は1865年にヨハン・ロシュミットにより気体の熱伝導を用いてこの形で求められた。しかし、科学分野の発展と共に、定義が明確なアボガドロ定数の方がより基本的な定数として採用されている。
物理学では、1 mol の気体よりも単位体積中の気体の分子数を問題とする場合があり、ロシュミット数も用いられている。
特にドイツ語圏においては、かつてアボガドロ定数のことをロシュミット数と称していたことがある[4][5]。
脚注
[編集]- 出典
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ CODATA Value
- ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)『アボガドロ定数』 - コトバンク
- ^ 法則の辞典『アヴォガドロ定数』 - コトバンク
参考文献
[編集]- 『日本大百科全書』小学館、1993年4月。ASIN 4095269308。ISBN 978-4095269306。
- 山崎 昶(編) 編『法則の辞典』朝倉書店、2006年9月10日。ASIN 425410197X。ISBN 978-4-254-10197-3。 NCID BA7838617X。OCLC 894512342。全国書誌番号:21105817 。
外部リンク
[編集]- “CODATA Value: Loschmidt constant”. NIST. 2019年6月16日閲覧。
- “CODATA value: Avogadro constant”. NIST. 2019年6月16日閲覧。
- “CODATA Value: molar volume of ideal gas”. NIST. 2019年6月16日閲覧。
- 百科事典マイペディア『ロシュミット数』 - コトバンク
- Loschmidt’s number - ブリタニカ百科事典