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レディスヴィクトリーラウンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

レディスヴィクトリーラウンド(略称:LVR)は、日本地方競馬全国協会が主催し、2016年から開始された女性騎手のための騎手招待競走シリーズである。

概要

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各ラウンドにおいて2レース(ばんえいエキシビションは1レースのみ)を実施し、女性騎手のみをポイントの対象として、ラウンド表彰(1位~3位)を行うとともに、4つのラウンド総合優勝者を最終戦となる第4ラウンドにおいて表彰する。

また、レース実施日にお客様向けに各種イベントを実施するとともに、5つの競馬場をめぐるスタンプラリーも併せて実施する。

2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催中止が決定した[1]

表彰

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  • 各場で女性騎手表彰(各ラウンド1位~3位)のみ行う。
  • 総合表彰は優勝者(MVLJ賞)のみにNAR理事長賞(最終ラウンドにて)

※MVLJ=Most Valuable Ladies Jockeyの略

  • 採点方法(以下の1.と2.の合計ポイントとする。)
    • 各場表彰は下記の方法による各ラウンド2競走の総合ポイント順
    • 総合表彰は、4場(8競走)の総合ポイント順
  • 合計ポイントが同点の場合の優先順位

(1)入着ポイントの合計が高い者

(2)各ラウンド第2戦の上位着順の者

1.女子限定ポイント(女性騎手に限定した順位によるポイント)

順位 ポイント
女子1位 5pt
女子2位 4pt
女子3位 3pt
女子4位 2pt
女子5位 1pt

※ただし、出走取消、競走除外及び競走中止は1点とする。なお、失格は0点とする。

※同着の場合でも、順位のポイントを付与する。

最終ラウンド第2戦のみ
順位 ポイント
女子1位 10pt
女子2位 6pt
女子3位 4pt
女子4位 2pt
女子5位 1pt

※最終戦まで総合優勝争いを盛り上げるためポイントを上乗せする。

2.入着ポイント(レースの着順によるポイント)

順位 ポイント
1着 5pt
2着 3pt
3着 1pt

※同着の場合でも、着順のポイントを付与する。

ばんえいエキシビションレースについて

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  • LVR出場騎手と竹ケ原茉耶騎手(ばんえい)が、ばん馬の曳くソリに乗るエキシビションレースを1レース実施する(イベントとしての模擬レースであり、勝馬投票券の発売はなし)。
  • LVR出場騎手の5名はばんえい競馬の騎手とコンビを組み、竹ケ原騎手は単独(ハンデあり)で、レースを実施する。

過去の成績

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レディスヴィクトリーラウンド2016-2017

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盛岡競馬場名古屋競馬場佐賀競馬場高知競馬場の4競馬場で2競走ずつ計8競走で行われ、各ラウンドごとでの順位を決定する。その順位を元にポイントを付け、合計ポイントで優勝を争った。

ラウンド 日付 競馬場
第1戦 2016年11月7日 盛岡競馬場
第2戦 2016年11月30日 名古屋競馬場
第3戦 2017年1月9日 佐賀競馬場
第4戦 2017年2月22日 高知競馬場

出場騎手とポイント表

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順位 騎手名 所属 盛岡ラウンド 名古屋ラウンド 佐賀ラウンド 高知ラウンド 最終合計
第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計
1位 別府真衣 高知 7着4P 8着2P 6P 4着3P 3着4P 7P 1着10P 3着5P 15P 7着2P 1着15P 17P 45P
2位 鈴木麻優 岩手 9着2P 2着7P 9P 1着10P 2着7P 17P 9着1P 4着3P 4P 8着1P 8着2P 3P 33P
3位 宮下瞳 愛知 5着5P 7着3P 8P 6着2P 1着10P 12P 4着3P 8着2P 5P 5着4P 7着4P 8P 33P
4位 木之前葵 愛知 8着3P 1着10P 13P 7着1P 9着1P 2P 7着2P 10着1P 3P 2着8P 4着6P 14P 32P
5位 下村瑠衣 高知 除外1P 10着1P 2P 3着5P 7着2P 7P 2着7P 2着8P 15P 6着3P 中止1P 4P 28P

レディスヴィクトリーラウンド2017-2018

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盛岡競馬場名古屋競馬場高知競馬場佐賀競馬場の4競馬場で2競走ずつ計8競走で行われ、各ラウンドごとでの順位を決定する。その順位を元にポイントを付け、合計ポイントで優勝を争った。

ラウンド 日付 競馬場
ばんえいエキシビション 2017年10月16日 帯広競馬場
第1戦 2017年10月30日 盛岡競馬場
第2戦 2017年11月16日 名古屋競馬場
第3戦 2018年2月7日 高知競馬場
第4戦 2018年2月20日 佐賀競馬場

出場騎手とポイント表

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順位 騎手名 所属 盛岡ラウンド 名古屋ラウンド 高知ラウンド 佐賀ラウンド 最終合計
第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計
1位 別府真衣 高知 3着5P 1着10P 15P 10着2P 2着8P 10P 1着10P 10着2P 12P 2着7P 1着15P 22P 59P
2位 宮下瞳 愛知 1着10P 10着2P 12P 1着10P 10着2P 12P 2着7P 8着3P 10P 1着10P 3着5P 15P 49P
3位 木之前葵 愛知 5着3P 9着3P 6P 5着4P 3着5P 9P 10着2P 4着4P 6P 9着2P 2着9P 11P 32P
4位 下村瑠衣 高知 7着2P 2着7P 9P 8着3P 6着3P 6P 8着3P 3着6P 9P 4着3P 9着2P 5P 29P

レディスヴィクトリーラウンド2018

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佐賀競馬場高知競馬場、名古屋競馬場の3競馬場で2競走ずつ計6競走で行われ、各ラウンドごとでの順位を決定する。その順位を元にポイントを付け、合計ポイントで優勝を争った。

ラウンド 日付 競馬場
ばんえいエキシビション 2018年9月3日 帯広競馬場
第1戦 2018年10月7日 佐賀競馬場
第2戦 2018年10月28日 高知競馬場
第3戦 2018年11月15日 名古屋競馬場

出場騎手とポイント表

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順位 騎手名 所属 佐賀ラウンド 高知ラウンド 名古屋ラウンド 最終合計
第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計
1位 木之前葵 愛知 1着40P 5着10P 50P 12着5P 6着20P 25P 1着40P 1着60P 100P 175P
2位 宮下瞳 愛知 6着5P 2着30P 35P 5着20P 7着10P 30P 7着5P 3着15P 20P 85P
3位 別府真衣 高知 3着15P 6着5P 20P 6着10P 11着5P 15P 3着15P 2着30P 45P 80P

レディスヴィクトリーラウンド2020

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高知競馬場佐賀競馬場、名古屋競馬場の3競馬場で2競走ずつ計6競走で行われ、各ラウンドごとでの順位を決定する。その順位を元にポイントを付け、合計ポイントで優勝を争う。

ラウンド 日付 競馬場
ばんえいエキシビション 2020年1月11日 帯広競馬場
第1戦 2020年2月4日 高知競馬場
第2戦 2020年2月22日 佐賀競馬場
第3戦 2020年3月12日 名古屋競馬場

出場騎手とポイント表

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順位 騎手名 所属 高知ラウンド 佐賀ラウンド 名古屋ラウンド エクストラポイント 最終合計
第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計 第1戦 第2戦 合計
1位 岩永千明 佐賀 5着10P 6着8P 18P 1着30P 4着12P 42P 2着20P 4着12P 32P 10P 102P
2位 中島良美 浦和       2着20P 2着20P 40P 9着2P 2着20P 22P 15P 77P
3位 ミカエル・ミシェル 川崎 11着1P 1着30P 31P 5着10P 8着4P 14P 1着30P 10着1P 31P 0P 76P
4位 宮下瞳 愛知 3着15P 2着20P 35P 4着12P 7着6P 18P 5着10P 6着8P 18P 0P 71P
5位 濱尚美 高知 8着4P 5着10P 14P 6着8P 1着30P 38P 10着1P 5着10P 11P 5P 68P
6位 木之前葵 愛知 6着8P 3着15P 23P 7着6P 6着8P 14P 8着4P 9着2P 6P 0P 43P
7位 関本玲花 岩手 7着6P 7着6P 12P 9着2P 3着15P 17P 7着6P 8着4P 10P 0P 39P

レディスヴィクトリーラウンド2021

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新型コロナウイルス感染拡大防止のため開催中止[1]

脚注

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  1. ^ a b お知らせ|地方競馬情報サイト”. 2021年1月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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