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レッド・ダート・ガール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『Red Dirt Girl』
エミルー・ハリススタジオ・アルバム
リリース
録音 March–April 2000, Clouet Street Studio, New Orleans
ジャンル カントリーフォーク, アメリカーナ
時間
レーベル ノンサッチ
プロデュース マルコム・バーン
エミルー・ハリス アルバム 年表
ウェスタン・ウォール:ザ・ツーソン・セッションズ
1999
レッド・ダート・ガール
2000
スタンブル・イントゥ・グレース
2003
テンプレートを表示
専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典評価
オールミュージック4/5stars[1]
オースチン・クロニクル3/5stars[2]
エンターテイメント・ウィークリーA[3]
ローリング・ストーン2.5/5stars[4]
The Rolling Stone Album Guide4/5stars[5]
スピン4/10[6]
ヴィレッジ・ヴォイスC[7]

レッド・ダート・ガール』(Red Dirt Girl) は、2000年にリリースされたエミルー・ハリスアルバムビルボードのカントリーアルバムチャートで3位に達し、2001年のグラミー賞のベスト・コンテンポラリー・フォーク・アルバムを受賞した。ハリスは他のソングライターの作品をカバーすることで知られていたが、12曲のうち11曲がハリスによって作曲または共同作曲されたため、このアルバムはハリスにとって大きな出発点となった。 このアルバム以前にはハリス作の曲が2曲以上収録されたアルバムは1969年の Gliding Bird と1985年の『サリー・ローズのバラード』の2枚だけだった。ハリスの次作 『スタンブル・イントゥ・グレース』でもハリスが曲を書いている。 アルバムにはハリスが父親を哀悼する歌を書くのをガイ・クラークが手伝った "Bang The Drum Slowly" が含まれている。

レガシー

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このアルバムは『死ぬ前に聴くべき1001枚のアルバム』に収録されている。[8]

トラックリスト

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全作詞・作曲: 特記あるものを除きエミルー・ハリス
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「The Pearl」特記あるものを除きエミルー・ハリス特記あるものを除きエミルー・ハリス
2.「Michelangelo」特記あるものを除きエミルー・ハリス特記あるものを除きエミルー・ハリス
3.「I Don't Wanna Talk About It Now」特記あるものを除きエミルー・ハリス特記あるものを除きエミルー・ハリス
4.「Tragedy」Emmylou Harris, Rodney CrowellEmmylou Harris, Rodney Crowell
5.「Red Dirt Girl」特記あるものを除きエミルー・ハリス特記あるものを除きエミルー・ハリス
6.「My Baby Needs A Shepherd」特記あるものを除きエミルー・ハリス特記あるものを除きエミルー・ハリス
7.「Bang The Drum Slowly」
8.「J'Ai Fait Tout」
  • Emmylou Harris
  • Jill Cunniff
  • Darryl Johnson
  • Emmylou Harris
  • Jill Cunniff
  • Darryl Johnson
9.One Big Love
10.「Hour Of Gold」特記あるものを除きエミルー・ハリス特記あるものを除きエミルー・ハリス
11.「My Antonia」特記あるものを除きエミルー・ハリス特記あるものを除きエミルー・ハリス
12.「Boy From Tupelo」特記あるものを除きエミルー・ハリス特記あるものを除きエミルー・ハリス
  • トラック情報とパーソネルクレジットはアルバムのライナーノートから取得した。

パーソネル

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1. "The Pearl"

  • エミルー・ハリス:アコースティックギター
  • マルコムバーン:ベース
  • イーサン・ジョンズ:エレクトリックギター
  • ダリル・ジョンソン:ドラム、ベース、パーカッション、ハーモニーボーカル
  • バディ・ミラー:エレクトリックギター

2. "Michelangelo"

  • エミルー・ハリス:アコースティックギター
  • マルコム・バーン:ベース、ドラムボックスプログラミング
  • イーサン・ジョンズ:エレクトリックギター

3. "I Don't Wanna Talk About It Now"

  • エミルー・ハリス:アコースティックギター
  • マルコムバーン:ピアノ、エレキギター、タンバリン
  • Jill Cunniff :エレクトリックギター、ベース、ハーモニーボーカル
  • イーサン・ジョンズ:ドラム
  • ダリル・ジョンソン:ベース、ハーモニーボーカル
  • ジュリー・ミラー :ハーモニー・ボーカル

4. "Tragedy"

  • エミルー・ハリス:バリトンエレクトリックギター
  • マルコム・バーン:ピアノ、12弦ギター、ベース、フェンダーロードス、ドラムボックスプログラミング
  • イーサン・ジョンズ:エレクトリックギター
  • ダリル・ジョンソン:コードベース
  • バディ・ミラー:ペダルスチール
  • Patti Scialfa:デュエットボーカル
  • ブルース・スプリングスティーン :ハーモニー・ボーカル

5. "Red Dirt Girl"

  • エミルー・ハリス:アコースティックギター
  • マルコム・バーン:ベース、エレキギター、ドラムボックスプログラミング
  • イーサン・ジョンズ:オムニコード
  • ダリル・ジョンソン:パーカッション、ベースペダル
  • バディ・ミラー:エレクトリックギター

6. "My Baby Needs A Shepherd"

  • エミルー・ハリス:アコースティックギター
  • マルコム・バーン:エレクトリックギター、パーカッション、ダルシマー、ドラムボックスプログラミング
  • イーサン・ジョンズ:バリトンエレクトリックギター、パーカッション
  • ルネ・コマン:ベース
  • パティ・グリフィン :ハーモニー・ボーカル
  • ダリル・ジョンソン:バリトンアコースティックギター、パーカッション

7. "Bang The Drum Slowly"

  • エミルー・ハリス:バリトンエレクトリックギター、アコースティックギター
  • マルコム・バーン:ピアノ、シンセベース、エレキギター
  • イーサン・ジョンズ:EBow
  • ダリル・ジョンソン:ベース。ハーモニーボーカル、パーカッション

8. "J'Ai Fait Tout"

  • マルコム・バーン:アコースティックギター、エレキギター
  • Jill Cunniff:ベース、ハーモニーボーカル、エレクトリックギター
  • イーサン・ジョンズ:ドラム
  • ダリル・ジョンソン:ベース、ハーモニー・ボーカル
  • ケイト・マクガーリグル :アコーディオン
  • ジム・ワッツ :フェンダー・ローズ

9. "One Big Love"

  • マルコム・バーン:ベース、12弦ギター、ドラムボックスプログラミング、ハーモニーボーカル
  • ジョン・デデリック:フェンダー・ローズ
  • イーサン・ジョンズ:エレクトリックギター、ドラム
  • バディ・ミラー:エレクトリックギター、マンドギター
  • ジュリー・ミラー:ハーモニー・ボーカル
  • ジル・カニフ:ハーモニー・ボーカル
  • カルロ・ヌッチオ:ドラム

10. "Hour Of Gold"

  • エミルー・ハリス:アコースティックギター
  • マルコム・バーン:フェンダーロードス、シンセ
  • パティ・グリフィン:ハーモニー・ボーカル
  • イーサン・ジョンズ:マンド・チェロ
  • ダリル・ジョンソン:ベース

11. "My Antonia"

  • エミルー・ハリス:バリトンエレクトリックギター
  • マルコム・バーン:ハーモニカ、アコースティックギター、オムニコールド、シンセベース
  • イーサン・ジョンズ:アコースティックギター、マンドチェロ
  • ダリル・ジョンソン:ベース、パーカッション
  • デイヴ・マシューズ:デュエットボーカル
  • バディ・ミラー:ペダルスチール、エレキギター

12. "Boy From Tupelo"

  • エミルー・ハリス:アコースティックギター
  • マルコム・バーン:ベース、パーカッション、ピアノ、エレキギター、ドラム
  • イーサン・ジョンズ:EBow、アコースティックギター
  • ケイト・マクギャリグル:ピアノ、ハーモニーボーカル
  • ジュリー・ミラー:ハーモニー・ボーカル

チャートでのパフォーマンス

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チャート(2000) 最高位
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ビルボード トップカントリーアルバム 5
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ビルボード Billboard 200 54
カナダの旗 カナダ RPM カントリーアルバム 3
カナダの旗 カナダ RPM トップアルバム 29

脚注

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  1. ^ Johnson, Zac. レッド・ダート・ガール - オールミュージック. 2006年4月2日閲覧。
  2. ^ Gray, Christopher (October 13, 2000). “Emmylou Harris Red Dirt Girl > Music Reviews”. The Austin Chronicle. http://www.austinchronicle.com/music/2000-10-13/78929/ 2011年5月18日閲覧。 
  3. ^ Johnson, Beth (September 15, 2000). “Music Review: 'Red Dirt Girl' Emmylou Harris”. Entertainment Weekly. http://www.ew.com/ew/article/0,,277513,00.html 2011年5月12日閲覧。 
  4. ^ Berger, Arion (September 28, 2000). “Emmylou Harris Red Dirt Girl > Album Review”. Rolling Stone (850): p. 54. オリジナルの2007年8月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20070807150901/http://www.rollingstone.com/artists/emmylouharris/albums/album/119307/review/5947007 2011年10月3日閲覧。 
  5. ^ Coleman, Mark; Kemp, Mark (2004). “Emmylou Harris” (英語). The New Rolling Stone Album Guide. Simon and Schuster. pp. 365–367. ISBN 9780743201698. https://archive.org/details/newrollingstonea00brac 
  6. ^ Smith, RJ (November 2000). “Emmylou Harris: Red Dirt Girl (Nonesuch)/Willie Nelson: Milk Cow Blues (Island)” (英語). Spin (SPIN Media LLC): 208. https://books.google.com/books?id=t_SxSP63d7cC 2018年7月14日閲覧。. 
  7. ^ Christgau, Robert (2000-11-28). “Turkey Shoot: Where the Action Isn't”. The Village Voice. http://robertchristgau.com/xg/cg/ts-00.php 2018年7月14日閲覧。. 
  8. ^ Robert Dimery; Michael Lydon (23 March 2010). 1001 Albums You Must Hear Before You Die: Revised and Updated Edition. Universe. ISBN 978-0-7893-2074-2