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レス・ザン・ゼロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レス・ザン・ゼロ
Less Than Zero
著者 ブレット・イーストン・エリス
訳者 中江昌彦
発行日 アメリカ合衆国の旗 1985年
日本の旗 1988年
発行元 アメリカ合衆国の旗 Simon & Schuster
日本の旗 中央公論社
ジャンル 風刺
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
形態 単行本
ページ数 208
次作 帝国のベッドルーム(Imperial Bedrooms
コード ISBN 978-0-14-008894-6
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レス・ザン・ゼロ』(Less Than Zero)は、1985年に出版されたブレット・イーストン・エリスの処女小説。ロサンゼルスを舞台に、上流社会に属する若者たちの退廃的な生活を衝撃的に描き、当時たいへんな話題となった。

1987年に映画化されているが、結末などは原作と異なっている。

あらすじ

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冬休みの休暇でロサンゼルスに帰省した主人公のクレイと彼を取り巻く人物のストーリー。

登場人物

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クレイ

物語の主人公でアメリカ東部の大学に通う青年。クリスマス休暇で故郷のロサンゼルスに帰省する。

ブレア

クレイの元彼女。南カリフォルニア大学に通っている。

ジュリアン

クレイの幼なじみ。ヘロイン中毒の男娼

トレント

クレイの友達のファッションモデル。UCLAに通っている。

リップ

クレイのドラッグディーラー。

ダニエル

クレイの同級生。脚本家志望。

キム

ブレアの友達。

フィン

ジュリアンのポン引き。

アラナ

ブレアの友達。中絶を行い、その後クレイのもとへ訪れる。

ミュリエル

拒食症の少女。

日本語訳

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続編

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本作の続編『帝国のベッドルーム(Imperial Bedrooms)』が2010年に出版された(日本では2014年に菅野楽章訳で河出書房新社より出版)。本作では大学生だった主人公のクレイは40代となって脚本家の仕事をしている設定で、本作のその他の登場人物も多くが再登場する。エリスは『帝国のベッドルーム』を映画『レス・ザン・ゼロ』と同じキャストで映画化したいと語っていたが、後に撤回している。

映画版

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レス・ザン・ゼロ
Less Than Zero
監督 マレク・カニエフスカ
脚本 ハーリー・ペイトン
原作 ブレット・イーストン・エリス
製作 ジョン・アヴネット
ジョーダン・カーナー
マーヴィン・ワース
出演者 アンドリュー・マッカーシー
ジェイミー・ガーツ
ロバート・ダウニー・Jr
ジェームズ・スペイダー
音楽 トーマス・ニューマン
撮影 エドワード・ラックマン
編集 ピーター・E・バーガー
マイケル・トロニック
製作会社 20世紀フォックス
配給 アメリカ合衆国の旗日本の旗 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1987年11月6日
日本の旗 1989年4月15日
上映時間 99分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗$12,396,383[1]
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あらすじ

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アメリカ東部の大学に通う青年クレイは、クリスマス休暇で故郷のロサンゼルスに帰省し、パーティーで親友のジュリアンや、恋人のブレアと再会するが、2人はコカインに手を出していた。特にジュリアンは深刻で、完全に中毒に陥ってしまったため家族から勘当され、麻薬の売人リップに莫大な借金を作ったため、男娼を強要させられているという有様であった。

そんなジュリアンをブレアは献身的に介抱し、クレイもブレアと協力してジュリアンを助け出そうとするが、ジュリアンはオーバードーズであっけなく死んでしまった(※なお原作ではジュリアンは死亡していない)。

休暇が終わり、クレイは同行を決意したブレアと共に東部に向かうのだった。

キャスト

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役名 俳優 日本語吹替
テレビ東京
クレイ アンドリュー・マッカーシー 宮本充
ブレア ジェイミー・ガーツ 井上喜久子
ジュリアン ロバート・ダウニー・Jr. 小野健一
リップ ジェームズ・スペイダー 中田和宏
Harold_Easton トニー・ビル
Benjamin_Wells ニコラス・プライア
トレント ブライアン・ウィマー
アラナ ニース・ハンター
ドナ・ミッチェル
マイケル・ボーウェン
サラ・バクストン
ケリー・ウルフ
マイケル・グリーン
  • ほかに、無名時代のブラッド・ピットがパーティーの客の1人として出演している(クレジットなし)。

スタッフ

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脚注

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外部リンク

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