レアル・マドリードC
レアル・マドリードC | |
---|---|
原語表記 | Real Madrid Club de Fútbol C |
愛称 | RMC |
創設年 | 1952年 |
所属ディビジョン | テルセーラ・フェデラシオン(5部) |
ホームタウン | マドリード州, マドリード |
ホームスタジアム | シウダ・レアル・マドリード内のグラウンド |
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
レアル・マドリード・クルブ・デ・フトボルC(Real Madrid Club de Fútbol C)は、スペインのマドリードに本拠地を置いているサッカーチーム。レアル・マドリードの第2リザーブチームにあたる。マドリード市北東部郊外のバルデベバス地区にあるシウダ・レアル・マドリードにあるグラウンドをホームスタジアムとし、プロ2年目の選手やフベニルの選手で構成されていたが、2015年6月、下部組織の縮小を理由にCチームの解体が決定した[1]。
2022年に同じマドリードに拠点を置くRSCインテルナシオナルを買収してCチームとして再始動した。
歴史
[編集]アフィシオナードス
[編集]レアル・マドリードのアマチュアチームとしてレアル・マドリード・アフィシオナードス(「アフィシオナード」はアマチュアの意味)が設立された。1960年代にはスペインアマチュアクラブ選手権で6連覇を果たし、この11年間で8回の優勝を果たした。1970-71シーズンにはアマチュア王者としてコパ・デル・ヘネラリシモ(現在のコパ・デル・レイ)に出場し、2回戦で敗れているが、1回戦で敗れたプルス・ウルトラ(上位チーム)よりも良い成績を残した。コパ・デル・レイへの出場は1986-87シーズンが最後となったが、この大会ではレアル・マドリード・カスティージャが1回戦で敗れたにもかかわらず、アフィシオナードスは5回戦まで勝ち上がった。国内リーグでは1981年にプレフェレンテ・カスティジャーナ(5部相当、州1部)からテルセーラ・ディビシオン(4部相当)に昇格した。1984-85シーズンにはテルセーラ・ディビシオンで優勝したが、プロモシオン・デ・アセンソ出場を放棄した。
レアル・マドリードC
[編集]スペインサッカー連盟(RFEF)がリザーブチームに関する規則を制定し、リザーブチームの名称はトップチームの名称と関連付けられることが求められたため、1990年に現行のレアル・マドリードCに名称変更された。1990-91シーズンには再びテルセーラ・ディビシオンで優勝したが、リギージャ・デ・アセンソでは準優勝に終わり、昇格を逃した。1992-93シーズン終了後にセグンダ・ディビシオンB(3部相当)に昇格した。1996-97シーズン終了後にはレアル・マドリード・カスティージャがセグンダ・ディビシオン(2部)からセグンダ・ディビシオンBに降格したため、レアル・マドリードCはテルセーラ・ディビシオンに強制降格となった。2005-06シーズン終了後には昇格プレーオフに出場し、CDギフエロとの対戦は2試合合計2-2(ホームで2-1、アウェーで0-1)の同点だったが、アウェーゴールルールが適用されてセグンダ・ディビシオンB昇格を逃した。2015年6月、下部組織の縮小を理由にCチームの解体が決定した。
再始動〜RSCインテルナシオナル買収
[編集]2022年1月、国際サッカー連盟(FIFA)は、各クラブの期限付き移籍の制限を発表、2022年7月から1クラブ当たり1シーズンにレンタルで放出する選手は最大8名、レンタルで獲得できる選手も最大8名を上限とし、さらに2024年までに順次人数を減らす方針を発表した。これを受けたレアル・マドリード上層部はフベニールA(U-18)からカスティージャへの昇格は叶わなかったものの、更なる成長に期待する選手の受け皿となるべきCチーム復活の方針を決定。同じマドリードに拠点を置くテルセーラ・フェデラシオン(5部)所属のRSCインテルナシオナル(R.S.C. Internacional F. C)を買収、2023-2024シーズンよりレアル・マドリードCとして再出発を果たした[2]。
タイトル
[編集]- 優勝 (5) : 1984–85, 1990–91, 1991–92, 1998–99, 2005–06
- 優勝 (1) : 1982–83
- 優勝 (8) : 1959–60, 1961–62, 1962–63, 1963–64, 1964–65, 1965–66, 1966–67, 1969–70
- コパ・デ・コムニダ[3]
アフィシオナードスとして
[編集]
|
|
- 8シーズン -プレフェレンテ(現5部相当)
- 9シーズン - テルセーラ・ディビシオン(現4部相当)
レアル・マドリードCとして
[編集]
|
|
- 6シーズン - セグンダ・ディビシオンB(現3部相当)
- 18シーズン - テルセーラ・ディビシオン(現4部相当)
歴代監督
[編集]- ホセ・アントニオ・グランデ 1989-96
- ミゲル・アンヘル・ポルトゥガル 1996-97 (?)
- パコ・エルナンデス 1996-97
- フアン・マルティン・デルガード 1997-99
- パコ・ブーヨ 1999-2000
- ホセ・アウレリオ・ガイ 2001-02
- ホセ・マヌエル・ディアス 2002-03
- パコ・ブーヨ 2003-04
- アブラアム・ガルシア 2004-07
- ホセ・マリア・サルメロン 2007-08
- アントニオ・ディアス・カルラビージャ 2008-09
- アルベルト・トリル 2009
- ホセ・マヌエル・ディアス 2009-13
- ホセ・アウレリオ・ガイ 2013-15
歴代所属選手
[編集]- 太字は、レアル・マドリードのトップチームでの出場経験がある選手。
GK
[編集]- フアンミ 1991-92
- ラウール・バルブエナ1994-95
- オリーベル 1995-97
- ホセ・マヌエル・ロカ 1996-97
- イケル・カシージャス 1998-99
- カルロス・サンチェス・ガルシア 1999-2000
DF
[編集]- ダビド・ベレンゲル 1992-93
- ロベルト・ロハス 1994-95
- ビセンテ・バルカルセ 1995-96
- マヌエル・テーナ 1997-98
- ルベン・プリード 1998-2000
- オスカル・ミニャンブレス 1999-2000
- フランシスコ・パボン 1999-2000
MF
[編集]- ラファエル・ベニテス
- アントニオ・ゴメス 1993-94
- ハイメ 1993-94
- グティ 1994-95
- フェルナンド・モラン 1994-95
- ビクトール・サンチェス 1994-95
- フェルナンド 1997-99
- フリオ・アルバレス 1998-1999
- フランシスコ・ソウサ 1998-99
- コロナ 1999-2000
- ルイス・ガルシア 2000-01
- バルド 2000-01
- ホセ・ルイス・カプデビラ 2000-01
- ホセ・カブレラ 2001-02
- マヌエル・テージョ 2003-04
- ルベン・デ・ラ・レー 2003-04
- ボルハ・バレーロ 2003-05
- ハビエル・バルボア 2004-05
- エステバン・グラネロ 2005-06
- フェラン 2005-06
- フアンミ・カジェホン 2005-07
- フアン・カルロス 2008-09
FW
[編集]
脚注
[編集]- ^ レアル・マドリー、下部組織スタッフの訴え空しくCチームを解体へ Goal.com、2015年5月30日
- ^ レアル中井卓大、トップ昇格は可能?困難? 8カテゴリーステップアップで高まる期待…“成功者”少数の厳しい現実も FOOTBALL ZONE、2022年9月29日
- ^ コパ・フェデラシオンの予備予選としての大会。
- ^ コパ・フェデラシオンでは予選でレアル・アビラCFに敗れた。
- ^ コパ・フェデラシオンでは2回戦でSSレジェスに敗れた。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Real Madrid C 公式サイト
- Futbolme チーム紹介
- Real Madrid フベニルA (U19) チーム紹介