ルポンドシエルビル
ルポンドシエルビル | |
---|---|
南側外観 (2022年2月) | |
情報 | |
旧名称 | 大林組本店 |
用途 | 店舗 |
旧用途 | 事務所 |
設計者 | 小田島平吉 |
施工 | 大林組 |
建築主 | 大林組 |
事業主体 | 大林組 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート |
所在地 | 大阪市中央区北浜東6-9 |
座標 | 北緯34度41分25.5秒 東経135度30分39.8秒 / 北緯34.690417度 東経135.511056度座標: 北緯34度41分25.5秒 東経135度30分39.8秒 / 北緯34.690417度 東経135.511056度 |
ルポンドシエルビル(るぽんどしえるびる)は、大阪府大阪市中央区北浜東に所在する歴史的建築物。大阪都市景観建築賞等を受賞。
当初
[編集]大川の南側に面し、天神橋のすぐ南側に位置する鉄筋コンクリート構造地上6階地下1階。1926年 (大正15年)、当初は大林組の本店ビルとして建築された。設計に際しては社内コンペを実施し、小田島平吉の設計によって、当時アメリカで流行していたスパニッシュ様式の案を採用[1]。スクラッチタイルとテラコッタのレリーフが特徴[2]。1972年 (昭和47年) に土佐堀通の向かい側に大阪大林ビル (現・北浜 NEXU BUILD)が建設されたため、ビルの機能は企業本社からテナントビルに変更された。1981年以降は改修時まで、辻学園調理・製菓専門学校の校舎として使用された[3]。
改修
[編集]老朽化したビルを取り壊して新しいビルに建て替える議論も行われたが、記念的な建造物として保存されることになり、2007年 (平成19年) に耐震補強などの改修工事。耐震壁を既存窓の内側に設けるなど多くの工夫が凝らされた。地下1階から2階には大林組の子会社が営むフレンチレストラン「ルポンドシエル」がある。かつて向かいの大阪大林ビルにあった店舗が移転したものであり、「ルポンドシエル」とは「天架ける橋」の意で天神橋に由来する[1]。3階には大林組の歴史を示す博物館、4階から6階には引き続き料理学校が配置されている。 第18回BELCA賞ロングライフ部門表彰[3]、大阪都市景観建築賞第29回特別賞をそれぞれ受賞し[2]、生きた建築ミュージアム・大阪セレクションに選定された[4]。
2022年8月1日、大林組はルポンドシエルを10月1日を以て現在地での営業を終了し、12月1日より日本生命淀屋橋ビル(2022年8月竣工)にて移転開業することを発表した。なお、同ビルには大林組大阪本店も2023年1月に移転した[5][6]。
現地情報
[編集]住所
[編集]- 大阪市中央区北浜東6-9
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “ルポンドシエルビル[大林組旧本店] ”. 大阪市. 2021年2月25日閲覧。
- ^ a b “作品詳細 ルポンドシエルビル/第29回特別賞 ”. 大阪都市景観建築賞運営委員会. 2021年2月25日閲覧。
- ^ a b “ルポンドシエルビル(大林組旧本店ビル)”. ロングライフビル推進協会. 2021年2月25日閲覧。
- ^ “生きた建築ミュージアム・大阪セレクション”. 大阪市. 2021年2月25日閲覧。
- ^ 『フレンチレストラン「ルポンドシエル」移転のお知らせ』(プレスリリース)株式会社大林組、2022年8月1日 。2022年9月24日閲覧。
- ^ 『大阪本店事務所の「日本生命淀屋橋ビル」移転のお知らせ』(プレスリリース)株式会社大林組、2022年8月1日 。2022年9月24日閲覧。