リタ・ジェプトゥー
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選手情報 | ||||
ラテン文字 | Rita Jeptoo | |||
国籍 | ケニア | |||
種目 | マラソン・長距離走 | |||
生年月日 | 1981年2月15日(43歳) | |||
自己ベスト | ||||
5000m | 15:56.90 ペルジーネ・ヴァルスガーナ 2002年 | |||
10000m | 33:23.04 ナイロビ 2005年 | |||
10km | 31:12 デブレツェン 2006年 | |||
20km | 1:03:47 デブレツェン 2006年 | |||
ハーフマラソン | 1:06:27 ラアス・アル=ハイマ 2013年 | |||
30km | 1:40:52 シカゴ 2013年 | |||
マラソン | 2:19:57 シカゴ 2013年 | |||
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リタ・ジェプトゥー (Rita Jeptoo, 1981年2月15日 - )はケニアのマラソンランナー。ボストンマラソンでは2014年に記録した2時間18分57秒のコースレコードを含め3回優勝し、またシカゴ、ストックホルム、ミラノの各マラソン大会で優勝した。
経歴
[編集]ジェプトゥーは初マラソンとなる2004年のストックホルムマラソンで優勝し[1]、その後のミラノマラソンでも連続優勝した[2]。2005年のトリノマラソンでは3位、2005年世界陸上マラソンでは2時間24分22秒の自己ベストで7位だった[3]。
2006年、ボストンマラソンにて土佐礼子、エレナ・プロコプツカらに競り勝ち2時間23分38秒で優勝し、パリハーフマラソンでも優勝した[4]。 2006年世界ロードランニング選手権(ハーフマラソン)では3位[5] 、同年のニューヨークシティマラソンでは4位だった。
2007年に連覇を目指したボストンマラソンでは4位で、「私は寒さで調子が悪かった。リズムに乗る事ができなかった。」と語った[6]。同年のリスボンハーフマラソンで優勝し、その後の2007年世界陸上マラソンでは個人7位で団体では優勝した。彼女は、オブドゥクロスカントリーレースでコースレコードで優勝、5万ドルの賞金を獲得して2007年を終えた[7]。
2008年には彼女はポルトガルハーフマラソンを勝った。2008年のシーズンはボストンで3位、ニューヨークで4位だった[8]。2008年末から2011年まで彼女は出産のため競技を休んだ[9]。
復帰レースとなった2011年ロッテルダムマラソンでは2時間28分09秒で5位だった[10]。フランクフルトマラソンでは5位ながら、2時間25分44秒を出した[11]。
2012年のボストンマラソンでは6位[12]、ビーチトゥビーコン10kmとファルマロードレースでは4位だった。しかし2012年シカゴマラソンで、アツェデ・バイッサとの接戦の末2着となったものの、2時間22分04秒の自己ベストを出した[13]。
2013年、RAKハーフマラソンでは66分27秒で3位だったが[14]、続くボストンマラソンを2時間26分25秒で[15]、シカゴマラソンを2時間19分57秒の自己ベストで連勝した[13]。
2014年ボストンマラソンでは2時間18分57秒の大会新記録で優勝、これはボストンマラソンにおいて3度目の優勝となった[16]。
2014年9月、競技外で受けたドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示した[17]。12月予備のB検体も陽性反応を示したことが明らかになった[18]。
私生活
[編集]彼女は中距離ランナーのNoah Busieneiと結婚している[19]。
主な成績
[編集]年 | 大会 | 会場 | 結果 | 種目 | 補足 |
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ケニア代表 | |||||
2004 | ストックホルムマラソン | スウェーデン ストックホルム | 1位 | マラソン | 2:35:14 |
ミラノマラソン | イタリア ミラノ | 1位 | マラソン | 2:28:11 | |
2005 | 世界陸上競技選手権大会 | フィンランド ヘルシンキ | 7位 | マラソン | 2:24:22 |
2006 | パリハーフマラソン | フランス パリ | 1位 | ハーフマラソン | 1:09:56 |
ボストンマラソン | アメリカ合衆国 ボストン | 1位 | マラソン | 2:23:38 | |
2007 | リスボンハーフマラソン | ポルトガル リスボン | 1位 | ハーフマラソン | 1:07:05 |
2013 | ボストンマラソン | アメリカ合衆国 ボストン | 1位 | マラソン | 2:26:25 |
シカゴマラソン | アメリカ合衆国 シカゴ | 1位 | マラソン | 2:19:57 | |
2014 | ボストンマラソン | アメリカ合衆国 | 1位 | マラソン | 2:18:57 (CR) |
脚注
[編集]- ^ Stockholm Marathon History 2004-2006 accessed August 10 2007
- ^ Milan City Marathon 2004 accessed August 10 2007
- ^ Turin Marathon History accessed August 10 2007
- ^ Paris Half Marathon - List of Winners
- ^ Athlete profile for Rita Jeptoo Sitienei
- ^ Runner's World article by Toby Tanser - Russian Woman wins Boston accessed August 10 2007
- ^ Hughes, Danny (2007-11-24). Jeptoo, Awash cruise to Obudu Mountain victories. IAAF. Retrieved on 2009-12-05.
- ^ Jeptoo Sitienei Rita. Marathon Info. Retrieved on 2011-04-16.
- ^ Mutuota, Mutwiri (2011-02-05). Mwangi and Lisoreng take Police XC titles. IAAF. Retrieved on 2011-04-16.
- ^ van Hemert, Wim (2011-04-10). Chebet impresses with 2:05:27 victory in Rotterdam. IAAF. Retrieved on 2011-04-16.
- ^ Butcher, Pat (2012-10-30). Kipsang tantalises with 2:03:42 World record assault in Frankfurt. IAAF. Retrieved on 2012-02-19.
- ^ Morse, Parker (2012-04-16). Korir and Cherop the best as warm weather slows Boston. IAAF. Retrieved on 2012-04-26.
- ^ a b Gugala, Jon (2012-10-07). Course record for Kebede, Baysa dethrones Shobukhova - Chicago Marathon report. IAAF. Retrieved on 2013-02-02.
- ^ Kabuu and Kipsang triumph in high-quality races at Ras al-Khaimah Half. IAAF (2013-02-15). Retrieved on 2013-03-02.
- ^ Desisa and Jeptoo will defend their Boston Marathon titles | iaaf.org
- ^ “男子はケフレジギ、女子はジェプトゥーが優勝 ボストン・マラソン”. AFP. (2014年4月22日). オリジナルの2014年4月23日時点におけるアーカイブ。 2014年4月23日閲覧。
- ^ “女子マラソンのリタ、ドーピング検査陽性”. nikkansports.com. (2011年11月1日)
- ^ “陸上=女子マラソンのジェプトゥー、Bサンプルも「陽性」”. Reuters. (2014年12月20日)
- ^ Boston Marathon Runner Profile - Rita Jeptoo accessed August 10 2007