リサ・バティアシュヴィリ
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リサ・バティアシュヴィリ (グルジア語: ლიზა ბათიაშვილი, Lisa Batiashvili、1979年 3月7日- ) は、ジョージア出身のヴァイオリニスト。夫はオーボエ奏者のフランソワ・ルルー。
経歴
[編集]ジョージアの首都トビリシに生まれ、1994年に一家でドイツのミュンヘンに移住する。ハンブルクでマルク・リュボツキーに、ミュンヘンでアナ・チュマチェンコにヴァイオリンを師事。1995年にはわずか16歳にしてシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールにおいて2位に入賞し脚光を浴びた。
2001年にBBCプロムスのコンサートに初出演して絶賛を浴びたほか、2007年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やニューヨーク・フィルハーモニックの演奏会にもデビュー。2003年にはシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭においてレナード・バーンスタイン賞を受賞。現在は世界各地で一流指揮者やオーケストラと共演を重ねており、日本ではNHK交響楽団と2004年1月(シャルル・デュトワ指揮)、2006年4月(シャルル・デュトワ指揮)、2009年1月(デイヴィッド・ジンマン指揮)、2011年12月(シャルル・デュトワ指揮)に共演している。
2001年にEMIよりCDデビュー(この時はエリザベス・バティアシュビリ-Elisabeth Batiashvili名義)。その後ソニー・クラシカルから2枚のCDをリリースし、2010年にはドイツ・グラモフォンへ移籍。この他、夫であるフランソワ・ルルーのCDにもヴァイオリニストとして参加している。
使用楽器
[編集]日本音楽財団貸与の1709年製ストラディヴァリウス「エングルマン」
ディスコグラフィー
[編集]CD
[編集]- ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番他(EMI、5740172)
- シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、リンドベルイ:ヴァイオリン協奏曲(2008年12月3日、Sony、SICC886)
- ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、ツィンツァーゼ:6つの小品(2008年12月3日、Sony、SICC887)
- ニコラ・パクリ:愛の協奏曲「春」(2009年10月24日、BIS、BIS1579)
- 『時の谺』ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番他(2011年2月23日、ドイツ・グラモフォン、UCCG1524) - 2011年度レコード・アカデミー大賞協奏曲部門受賞
- ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、クララ・シューマン:ピアノとヴァイオリンのための3つのロマンス(2013年1月、ドイツ・グラモフォン、UCCG1610)
- バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調他 (2014年8月、ドイツ・グラモフォン、UCCG1665)
- チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(2016年11月、ドイツ・グラモフォン、UCCG1754)
- プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番(2018年、ドイツ・グラモフォン、UCCG1790)
- シティ・ライツ(2020年6月、ドイツ・グラモフォン、UCCG40105)
- シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番、ショーソン:詩曲、フランク:ヴァイオリン・ソナタ(2020年8月、ドイツ・グラモフォン、UCCG45057)
DVD/Blu-ray
[編集]- 『ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2007』ブラームス:二重協奏曲(Euroarts、2055998、チェロはトルルス・モルク)
- 『ヴァルトビューネ2016~チェコ・ナイト』ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲(Euroarts、2061494)
- ブラームス:二重協奏曲(C Major、757204、チェロはゴーティエ・カプソン)