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ラクレソニエール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ラクレソニエール
ジェラール・オーギュスタン=ノルマンドの勝負服
欧字表記 La Cressonniere[1]
品種 サラブレッド
性別 牝[1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2013年4月5日（11歳）[1]
父 Le Havre[1]
母 アブソリュートレディ[1]
母の父 Galileo[1]
生国 フランスの旗 フランス
生産者 S.A. Franklin Finance[1]
馬主 Ecurie Antonio Caro & Gerard Augustin-Normand[1]
調教師 ジャン＝クロード・ルジェ（フランスの旗 フランス）
競走成績
生涯成績 8戦8勝[1]
獲得賞金 £746,710 [1]
勝ち鞍
GI プール・デッセ・デ・プーリッシュ 2016年
GI ディアヌ賞 2016年
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ラクレソニエール (La Cressonniere[1]) はフランス生産の競走馬、繁殖牝馬である。主な勝ち鞍は2016年のプール・デッセ・デ・プーリッシュ(G1)、ディアヌ賞(G1)。馬名の由来はフランス・リジューの南西部に所在する村（フランス語版）の短縮名から[2]。

戦績

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2013年4月5日に誕生。ジャン＝クロード・ルジェ厩舎から2歳7月にデビューし、リステッド競走2勝を含む4戦無敗で2歳シーズンを終える。しかし、重賞競走には出走しなかったことから、この時点ではさほど注目度は高くなかった[3]。

3歳初戦のリステッド競走を楽勝し、フランス牝馬クラシック戦線へ参戦。プール・デッセ・デ・プーリッシュ(仏1000ギニー)では重賞初出走のため4番人気に留まったが、ラスト1Fで突いて抜け出して優勝。鞍上のクリスチャン・デムーロにとってはフランスでの初GI制覇となった[4]。続くディアヌ賞(仏オークス)も快勝し、2013年に無敗で二冠を制した同父・同馬主・同厩舎のアヴニールセルタンに続く無敗の二冠牝馬となった[2]。

秋の最大目標である凱旋門賞に向けての前哨戦ノネット賞も快勝したが、本番へ向けての調教中に脊椎に問題を発症し、戦線離脱を余儀なくされた。翌2017年春の復帰が目指されていたが、故障が再発したことで同年4月に現役引退が発表された[3]。

競走成績

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以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。

出走日 競馬場 競走名 格 距離 着順 騎手 着差 1着（2着）馬
2015.07.25 クレールフォンテーヌ シルヴァーフロスト賞 芝7f 1着 G.ブノワ 1馬身1/4 （Virginie）
0000.09.20 クラオン LMプチパ賞 芝8f 1着 J.エイケム 5馬身 （Twinkly）
0000.10.22 ドーヴィル アイソノミー賞 L 芝8f 1着 C.スミヨン 3馬身1/2 （Notte Bianca）
0000.11.24 シャンティイ ヘロド賞 L 芝8f 1着 C.デムーロ 2馬身1/2 （Fourioso）
2016.03.20 サンクルー ラ・カマルゴ賞 L 芝8f 1着 C.デムーロ 2馬身1/2 （Qatar Power）
0000.05.15 ドーヴィル プール・デッセ・デ・プーリッシュ G1 芝8f 1着 C.デムーロ 1馬身 （Nathra）
0000.06.19 シャンティイ ディアヌ賞 G1 芝10.5f 1着 C.デムーロ 1/2馬身 （Left Hand）
0000.08.23 ドーヴィル ノネット賞 G2 芝10f 1着 C.デムーロ 2馬身 （Jemayel）

繁殖牝馬時代

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現役引退後は社台ファーム代表の吉田照哉によって購入された。初年度はフランスで繁殖生活を送り、2019年より北海道千歳市の社台ファームで繋養されている[5]。

生年 馬名 性 毛色 父 厩舎 馬主 戦績 供用
初仔 2018年 ウォータークレスト 牡 黒鹿毛 Shalaa 栗東・角居勝彦
→栗東・茶木太樹
→川崎・山崎尋美
→大井・遠藤茂
→盛岡・佐藤敏彦 		吉田千津
→（有）静内白井牧場 		30戦0勝 （引退）
2番仔 2019年 フライシュッツ 騸 黒鹿毛 Golden Horn 栗東・安田隆行
→名古屋・安部幸夫
→佐賀・山田徹 		（有）社台レースホース
→西村健 		40戦7勝 （現役）
3番仔 2020年 ルモンドブリエ 牡 黒鹿毛 エピファネイア 栗東・友道康夫 （有）社台レースホース 2戦1勝 （引退）
4番仔 2021年 ラセーヌシュメール 牝 青鹿毛 ロードカナロア 美浦・菊沢隆徳
→船橋・渡邊貴光 		6戦2勝 （現役）
5番仔 2022年 エーグルドール 牡 鹿毛 ブリックスアンドモルタル 栗東・橋口慎介 ライオンレースホース（株） （デビュー前）
5番仔 2023年 ラクレソニールの2023 牡 鹿毛 ロードカナロア （デビュー前）
6番仔 2024年 ラレクソニエールの2024 牝 鹿毛 ブリックスアンドモルタル
  • 2024年9月27日現在


血統表

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ラクレソニエールの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 ブラッシンググルーム系
 [§ 2]
父

Le Havre
2006 鹿毛
父の父
Noverre
1998 鹿毛 		Rahy Blushing Groom
Glorious Song
*ダンスールファビュルー Northern Dancer
Fabuleux Jane
父の母
Marie Rheinberg
2002 黒鹿毛 		Surako Königsstuhl
Surata
Marie d'Argonne Jefferson
Mohair
母

*アブソリュートレディ
Absolute Lady
2006 鹿毛 		Galileo
1998 鹿毛 		Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea Miswaki
Allegretta
母の母
Lil's Jessy
1998 鹿毛 		Kris Sharpen Up
Doubly Sure
Lobmille Mill Reef
Light o'Battle
母系(F-No.) 2号族(FN:2-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Northern Dancer4×4=15.63%、 [§ 4]
出典
  1. ^ ラクレソニエール(FR) 5代血統表. 2019年2月5日閲覧
  2. ^ ラクレソニエール(FR) 5代血統表. 2019年2月5日閲覧
  3. ^ ラクレソニエール(FR) 5代血統表. 2019年2月5日閲覧
  4. ^ ラクレソニエール(FR) 5代血統表. 2019年2月5日閲覧

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m La Cressonniere | Race Record & Form. Racing Post. 2019年2月5日閲覧
  2. ^ a b Poule d'Essai des Pouliches : La Cressonnière, 2 ans après Avenir Certain. France Sire(Mai 5, 2016). 2019年2月5日閲覧
  3. ^ a b 016年牝馬クラシック2勝のラクレソニエールが引退（フランス）. 公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナル(2017年4月27日付). 2019年2月5日閲覧
  4. ^ Sally Ann Grassick. A new star international rider - and the filly who has been his ‘Frankel’. Thoroughbred Racing Commentary(September 16, 2016). 2019年2月5日閲覧
  5. ^ 仏２冠牝馬ラクレソニエールを社台Ｆが購入　今春は現地で繁殖生活. スポーツニッポン(2017年5月8日付). 2019年2月5日閲覧
  6. ^ アブソリュートレディの2018. JBISサーチ（JBIS-Search）. 2019年2月5日閲覧

関連項目

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外部リンク

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