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ラウドヒル計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ラウドヒル計画(らうどひるけいかく)は、静岡市民文化会館が主催する市民参加型の舞台作品制作事業。

静岡市民文化会館を拠点に、静岡の人々による完全オリジナルの舞台作品を継続的に創作、発信してゆこうと立ち上げられた長期プロジェクト

総監督・プロデューサーは、コンドルズ勝山康晴

概要

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プロジェクト名の由来は、静岡ならではの舞台芸術文化を創造・発信するにあたり、静かな岡「サイレントヒル」ではなく、多くの市民が集い、文化を謳歌する賑やかな岡「ラウドヒル」を目指してゆくという思いから。

2013年から、徳川家康今川義元清水エスパルス竹取物語芙蓉部隊第五福竜丸事件など、静岡の地域性に強くこだわったテーマで舞台作品の制作、発信を続けている。

基本的な作品コンセプトを、「誰でも気軽に楽しめること」「観るとちょっぴり元気が出ること」としており、演劇の中にダンス殺陣等を取り入れたエンターテイメント性の高い作品を制作・発表し続けている。

2019年までに、市民70人以上が出演する大型公演4作を中心に、より少人数の出演でコンパクトにまとめたスピンオフ作品5作、ダンスを中心に構成した作品1作と、合計10作品を完全オリジナル脚本・構成で発表した。

これまでの大型公演の出演者は、作品毎に公募、オーディションで選考してきた。スピンオフ作品の制作にあたり、市民参画の活動でありながら、より完成度の高い作品内容を目指そうと、男性8人の選抜チーム「エイトビート」を結成。また、長期の演劇ワークショップでスキルアップした若手女性らのチーム「ハイポジション」も派生し、主演作を重ねている。

主な講師 総監督・プロデューサー 勝山康晴藤枝市出身、演出 河田園子伊東市出身であり、両者共に静岡県出身。 他スタッフとしては、脚本には元花組芝居の大野裕明が参加。ダンスシーン振付はCHAiroiPLINスズキ拓朗など。映像には奈良岡将英。イメージイラストはイラストレーターyazwoが担当している。

2018年度以降は、静岡市が推進する「まちは劇場」(ON STAGE SHIZUOKA)プロジェクトと連動。長期の演劇ワークショップ開催にあたり、年代を分けたクラス、障がいのある市民向けのクラス「シズオカノーボーダーズ」を設定し、舞台芸術分野で、文化創造のバリアフリーにも本格的に取りんでいる。2019年10月、11月には、各クラスそれぞれ、15分程度の短編作品を発表。 障がいのある参加者らは、健常の参加者らと合同チームを組み、ダンスコントなどを多彩に組み合わせた舞台スタイルで出演。 これは、彩の国さいたま芸術劇場を拠点に活動する障がい者ダンスチーム「ハンドルズ」の舞台スタイルを参考にしており、埼玉で同チームの指導にあたっている近藤良平コンドルズ)らが「ラウドヒル計画」の障がい者チームの指導も手掛けている。 シズオカノーボーダーズは「第13回地域再生大賞」で優秀賞を受賞した。

公演

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2013年

  • エスパルスオフィシャルダンスミュージカル『GO!!ALL』(7月6日〜7日)

2014年

  • エスパルスオフィシャルダンスミュージカル『GO!!ALL returns』(9月27日〜28日)

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

  • エイトビート STAGE3.01『Five Star』再演(3月28日)※新型コロナウイルスの影響により公演中止

2021年

2022年

2023年

2024年

  • エイトビート STAGE5.00『ROCK'N'ROLL STAR』(3月16〜17日)
  • 静岡市文化振興財団30周年記念 笑顔 デ カケル プロジェクト『TRUST!!』(11月3〜4日)
  • ハイポジション+ノーボーダーズ『TWINKLE』(12月22日)

出演

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ラジオ

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2014年

イベント

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2022年

  • 第4次静岡市総合計画策定に関わるシンポジウム(8月5日)(シズオカノーボーダーズ)

2023年

  • 静岡市 札の辻交差点 路上パフォーマンス(3月5日)(ハイポジション×エイトビート)
  • ラウドヒル計画×静岡市まちは劇場推進事業 「回遊縁戯 Triptych Theater 〜徳川家康編〜」(11月11日〜12日、18日〜19日)
  • 静岡駅ビル・パルシェ 徳川家康が広げる静岡の縁〜冬の陣〜 駅前パフォーマンス「TAKEアドベンチャー」(12月17日)

2024年

  • 静岡市歴史博物館グランドオープン1周年記念イベント「戦国ステージ」(1月13日〜14日)
  • 静岡市文化振興財団 設立30周年記念事業 笑顔 デ カケル プロジェクト「新文化島1.5」(2月18日)
  • 静岡・釜山 文化交流事業 ~朝鮮通信使がもたらした絆~(10月19日)(シズオカノーボーダーズ)
  • 産業フェアしずおか2024(11月23日〜24日)

エイトビート

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エイトビートは、「ラウドヒル計画」舞台作品の市民参加者から選抜された、男性8人で構成される演劇チーム。同計画において、最も完成度の高い作品制作に挑戦するためのチーム。 同チームは、静岡に実在した旧海軍航空隊「芙蓉部隊」や、戦後の核軍拡競争が生んだ悲劇「第五福竜丸事件」などに題材を取ったメッセージ性の強い作品に次々と挑戦している。

詳細は、エイトビート (演劇ユニット) に記載。

ハイポジション

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ハイポジションは、「ラウドヒル計画」の長期演劇ワークショップに参加した女性らで構成する演劇チーム。スピンオフ作品制作では、18歳〜30代の若手女性を対象として構成された。

外部イベント出演

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2018年

  • SBSラジオパーク(3月24日〜25日)

2019年

  • 静岡市 SDGsウィーク(1月3日~12日)
    • 新春!まちなかエコ祭(1月4日)
    • 静岡市×SDGs 小中高大ワークショップ(1月5日)
    • SDGs COLLECTION supported by TGCしずおか2020(1月12日)

2023年

脚注

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外部リンク

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