ラウテンヴェルク
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ラウテンヴェルクによる演奏の例 (バッハ: リュート組曲 (BWV 996) 第1楽章) | |
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ラウテンヴェルク(ドイツ語: Lautenwer[c]k, Lautenklavier)は、バロック時代に特有の鍵盤楽器。リュート・チェンバロという別名からも分かるように、本体の外見はチェンバロそのものだが、 通常のチェンバロで用いられる金属弦に代わってリュートで用いられるガット弦が張られており、チェンバロよりも柔らかな音色を持っている(また一説によると、リュートの本体に鍵盤を付け、それで弦を弾く楽器だったとも伝えられる)。
大バッハはこの楽器を好んでおり、遺産目録によると2台のラウテンヴェルクを所有していた。バッハのリュートのための組曲のうち組曲ホ短調BWV 996は、筆写譜によると、「ラウテンヴェルクで aufs Lautenwerck」演奏するために作曲されたらしい。
→詳細は「リュート組曲 ホ短調 § 編成について」を参照
当時の楽器で現存するものはなく、20世紀になって史料をもとに復元が試みられるようになった。ロバート・ヒルやミケーレ・バルキ(Michele Barchi)、シャールコジー・ゲルゲイらの古楽器奏者による音源が存在する。