ライヴ・アット・ニューポート'58
『ライヴ・アット・ニューポート'58』 | ||||
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ホレス・シルヴァー の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1958年7月6日 ニューポート・ジャズ・フェスティバル[3] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | マイケル・カスクーナ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ホレス・シルヴァー アルバム 年表 | ||||
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『ライヴ・アット・ニューポート'58』(Live at Newport '58)は、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト、ホレス・シルヴァーのライブ・アルバム。1958年に録音され、シルヴァーの没後の2008年に発売された。
背景
[編集]シルヴァーのライブ・アルバムとしては、生前に唯一公式発売された『ドゥーイン・ザ・シング』(1961年)に続く作品で、同作の録音よりも3年前の1958年のニューポート・ジャズ・フェスティバルにおけるライブ音源が収録されている[4]。新メンバーのルイ・スミスとジーン・テイラーを迎えた編成だが、スミスは短期間でシルヴァーのクインテットを脱退し、ブルー・ミッチェルが後任として加入した[4]。なお、この年のフェスティバルにおける映像は、後に映画『真夏の夜のジャズ』として公開されているが、シルヴァーの出番は映画版ではフィーチャーされていない[5]。
反響・評価
[編集]『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートでは9位に達した[6]。Jeff Tamarkinはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、全体像に関して「ジーン・テイラーとルイス・ヘイズは、堅実でありつつ先進的な、小編成のジャズ・グループとしては模範的な演奏をしている。そしてもちろん、シルヴァーは全編を通じて熟達している」、ルイ・スミスの演奏に関して「ソロは無駄がない一方で華があり、彼とジュニア・クックが一緒に演奏した際には、クールさと熱さという相反する要素が発散されている」と評している[4]。また、Claudrena N. HaroldはPopMattersにおいて10点満点中8点を付け「このライブでは、素晴らしい作曲、熱烈な演奏、グループの強力な相互作用といった、ホレス・シルヴァーがブルーノートに残してきた作品から期待できる、あらゆる要素が見出せる」と評している[1]。
収録曲
[編集]1.はMCで、2. - 5.はいずれもホレス・シルヴァー作曲。
- イントロダクションbyウィリス・コノーヴァー - "Introduction by Willis Conover" - 0:44
- ティッピン - "Tippin'" - 13:10
- ジ・アウトロー - "The Outlaw" - 11:47
- セニョール・ブルース - "Señor Blues" - 8:42
- クール・アイズ - "Cool Eyes" - 10:21
参加ミュージシャン
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c Harold, Claudrena N (2008年2月7日). “Horace Silver: Live at Newport '58”. PopMatters. 2025年2月20日閲覧。
- ^ “ホレス・シルヴァー/ライヴ・アット・ニューポート'58”. CDJournal. 音楽出版社. 2025年2月20日閲覧。
- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b c d Tamarkin, Jeff. “Live at Newport '58 - Horace Silver - Album”. AllMusic. 2025年2月20日閲覧。
- ^ 日本盤CD (TOCJ-66430)ライナーノーツ(田中伊佐資)
- ^ “Horace Silver - Awards”. 2015年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年2月20日閲覧。
外部リンク
[編集]- ライヴ・アット・ニューポート'58 - Discogs (発売一覧)