ヨハン・ザムエル・エンドラー
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ヨハン・ザムエル・エンドラー(Johann Samuel Endler, 1694年7月26日 - 1762年4月23日)は、ドイツの作曲家。
生涯
[編集]ザクセンのオルバーンハウ出身。1716年よりライプツィヒ大学に在籍した。1720年より音楽活動の記録が見え、ライプツィヒの新教会で教会音楽の指導に当たった。1722年にヘッセン=ダルムシュタット方伯エルンスト・ルートヴィヒの礼拝堂楽団にヴィオリスト・ヴァイオリニストとして採用され、1735年から1740年まで楽師長(コンツェルトマイスター)を務めた。1744年には副楽長となり、1760年に宮廷楽長のクリストフ・グラウプナーが死去すると、エンドラーが楽長に昇格した。2年後にダルムシュタットで死去。
音楽
[編集]作品は金管楽器やティンパニを加えた大規模な管弦楽曲が中心で、30のシンフォニアや7つの序曲などがある。他に教会カンタータや世俗カンタータなどの声楽曲、「チェンバロのためのパルティータ」などの器楽曲がある。
参考文献
[編集]- Joanna Cobb Biermann: Die Sinfonien des Darmstädter Kapellmeisters Johann Samuel Endler 1694 - 1762: ein Beitrag zur Geschichte der Sinfonie. Mainz: Schott, 1996. ISBN 978-3795713355
- Joanna Cobb Biermann: Endler, Johann Samuel. In: Die Musik in Geschichte und Gegenwart. Allgemeine Enzyklopädie der Musik. 2., neubearbeitete Ausgabe. Kassel 2001. Personenteil 6: E - Fra, Sp. 320-324.
- Noack, Elisabeth: „Musikgeschichte Darmstadts vom Mittelalter bis zur Goethezeit“, Beiträge zur Mittelrheinischen Musikgeschichte Nr. 8. Mainz 1967, S. 209 - 210 und S. 230.