ユー・アー・エヴリシング
表示
「ユー・アー・エヴリシング」 | ||||
---|---|---|---|---|
スタイリスティックス の シングル | ||||
初出アルバム『スタイリスティックス登場』 | ||||
B面 | カントリー・リヴィング | |||
リリース | ||||
規格 | 7インチ・シングル | |||
録音 | フィラデルフィア シグマ・サウンド・スタジオ | |||
ジャンル | フィラデルフィア・ソウル | |||
時間 | ||||
レーベル | アヴコ・レコード | |||
作詞・作曲 | トム・ベル、リンダ・クリード | |||
プロデュース | トム・ベル | |||
ゴールドディスク | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
スタイリスティックス シングル 年表 | ||||
| ||||
「ユー・アー・エヴリシング」(You Are Everything)は、アメリカ合衆国のボーカル・グループ、スタイリスティックスが1971年5月13日に発表した楽曲[4]。作詞・作曲は、前シングル「ストップ・ルック・リッスン」に引き続きトム・ベルとリンダ・クリードによる[5][6]。1974年には、ダイアナ・ロスとマーヴィン・ゲイのデュエットによるカヴァーがイギリスで大ヒットした。
オリジナル・ヴァージョン
[編集]アメリカの総合アルバム・チャートBillboard Hot 100では9位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートでは10位に達し[2]、1972年1月にはRIAAによって、グループ初となるゴールドディスクの認定を受けた[1]。本作は2005年公開のアメリカ映画『リンガー! 替え玉★選手権』のサウンドトラックで使用された[7]。
カヴァー
[編集]「ユー・アー・エヴリシング」 | |
---|---|
ダイアナ・ロス&マーヴィン・ゲイ の シングル | |
初出アルバム『ダイアナ&マーヴィン』 | |
B面 |
イン・ユア・ライフ(イギリス盤・ヨーロッパ盤) ラヴ・トゥインズ(日本盤) |
リリース | |
規格 | 7インチ・シングル |
録音 | カリフォルニア州ハリウッド モータウン・レコーディング・スタジオ |
ジャンル | ソウル |
時間 | |
レーベル | モータウン |
作詞・作曲 | トム・ベル、リンダ・クリード |
プロデュース | ハル・デイヴィス[8] |
チャート最高順位 | |
ダイアナ・ロス&マーヴィン・ゲイによるカヴァー
[編集]ダイアナ・ロスとマーヴィン・ゲイが1973年10月26日に発表したデュエット・アルバム『ダイアナ&マーヴィン』に収録された本作のカヴァーは、母国アメリカではシングル・カットされなかった[12]。一方、イギリスでは1974年3月23日付の全英シングルチャートで初登場25位となり[13]、最終的に12週にわたり全英トップ50入りして、最高5位を記録した[9]。また、オランダのシングル・チャートでは7週トップ30入りし、最高13位を記録した[10]。
その他
[編集]- バディ・マイルス・エクスプレス – アルバム『ブギー・ベア』(1973年)に収録[14]。
- オフコース - 1974年録音・発表のライヴ・アルバム『秋ゆく街で』において、「メドレー」の中の1曲として演奏。
- キャロリン・フランクリン – アルバム『イフ・ユー・ウォント・ミー』(1976年)に収録[14]。
- エロイーズ・ロウズ – アルバム『エロイーズ・ロウズ』(1980年)に収録[14]。
- デイヴィッド・サンボーン - アルバム『クローズ・アップ』(1988年)に収録[15]。
- Nayobe – アルバム『Promise Me』(1990年)に収録[14]。
- ロッド・スチュワート - アルバム『ヴァガボンド・ハート』(1991年)に収録[12]。
- キム・カーンズ - アルバム『愛のゴースト』(1991年)に収録[14]。
- デビッド・ハッセルホフ - アルバム『ユー・アー・ エヴィリシング』(1993年)に収録[14]。
- レジーナ・ベル - アルバム『フィリー』(1995年)に収録され、シングル・カットもされている[16][14]。
- コラージュ – アルバム『Viper's Freestyle Hit Parade, Vol. 6』(1995年)に収録[14]。
- ナインティーエイト・ディグリーズ – アルバム『ナインティーエイト・ディグリーズ』(1997年)に収録[14]。
- ティモシー・B・シュミット – アルバム『フィード・ザ・ファイア』(2001年)に収録[14]。
- 小柳ゆき - カヴァー・アルバム『KOYANAGI the DISCO』(2003年)に収録[17]。
- マイケル・マクドナルド - カヴァー・アルバム『モータウン』(2003年)に収録[18]。
- 佐藤竹善 - アコースティック・ライヴ・アルバム『introducing CROSS YOUR FINGERS』(2003年)に、akikoをゲストに迎えたカヴァーを収録[19]。
- ダリル・ホール&ジョン・オーツ - カヴァー・アルバム『アワ・カインド・オブ・ソウル』(2004年)に収録[20]。
- ヴァネッサ・ウィリアムス - アルバム『エヴァーラスティング・ラヴ』(2005年)に収録[21]。
- ヒューマン・ネイチャー – アルバム『リーチ・アウト:ザ・モータウン・レコード』(2005年)に収録[14]。
- ロザリンダ (Rosalinda) – アルバム『Feel The Love』(2000年)に収録[14]。
- ポール・スタンレーズ・ソウル・ステーション - アルバム『ナウ・アンド・ゼン』(2021年)に収録[22][14]。
サンプリング
[編集]- ステーシー・ラティソー - 1985年のアルバム『アイム・ノット・ザ・セイム・ガール』の収録曲「I Thought It Took A Little Time」で使用[23]。
- ポイズン・クラン - 1991年の曲「In My Nature」(1999年のベストアルバム『The Best of JT Money & Poison Clan』収録)で使用[23]。
- Rumpletilskinz - 1993年のアルバム『What is a Rumpletilskin?』の収録曲「Sweet Therapy」で使用[23]。
- ゲットー・マフィア - 1994年のアルバム『Draw the Line』の収録曲「Facts of Life」で使用。
- グランドプーバ - 1995年のアルバム『2000』の収録曲「I Like It (I Wanna Be Where You Are)」で使用[23]。
- ダ・ヤングスタズ - 1995年のアルバム『I'll Make U Famous』の収録曲「U R Everything」で使用[23]。
- Chino XL - 1996年のシングル「Kreep」(アルバム『Here to Save You All』収録)で使用。
- ジニュワイン - 1996年のアルバム『Ginuwine... the Bachelor』の収録曲「Lonely Daze」で使用[23]。
- カラー・ミー・バッド – 1996年のアルバム『Now & Forever』の収録曲「Someone’s Missing Love」で使用[23]。
- メアリー・J.ブライジ - 1997年のシングル「エヴリシング」(アルバム『シェア・マイ・ワールド』収録)で使用[24][25][26]。
- デボラ・コックス - 1997年のシングル「Things Just Ain’t the Same」(サウンドトラック『ランナウェイ』、『ワン・ウィッシュ』収録)で使用[23]。
- リル・シーズ - 1999年のアルバム『The Wonderful World of Cease A Leo』の収録曲「Everything」で使用[23]。
- Conejo - 1999年のアルバム『City of Angels』の収録曲「The Fallen Reign」で使用[23]。
- ジェニファー・ロペス - 2002年のアルバム『ディス・イズ・ミー…ゼン』の収録曲「ザ・ワン」で使用[27][23]。
- イェンス・レークマン - 2004年のEP『Rocky Dennis in Heaven』の曲「Rocky Dennis’ Farewell Song (to the Blind Girl)」(2005年のアルバム『Oh You're So Silent Jens』収録)で使用[23]。
- White Boy - 2004年のアルバム『No Gray Area』の収録曲「Its Alright」で使用。
- ニヴェア - 2005年のアルバム『Complicated』の収録曲「I Can’t Mess With You」で使用[23]。
- ラトーヤ・ラケット - 2006年のシングル「Torn」(アルバム『ラトーヤ』収録)で使用[23]。
- ミラ J - 2006年のアルバム『Split Personality』の収録曲「Complete」で使用[23]。
- クレイグ・デイヴィッド – 2007年のアルバム『トラスト・ミー』の収録曲「カインダ・ガール・フォー・ミー」で使用[28][23]。
- ジョー – 2007年のアルバム『Ain't Nothin' Like Me』の収録曲「Life Of The Party」で[23]。
- アッシャー feat. リル・ウェイン&ビヨンセ - 2008年のシングル「ラヴ・イン・ディス・クラブ・パートII」(アルバム『ヒア・アイ・スタンド』収録)で使用[29][23]。
- YU-A - 2009年のアルバム『You Are My Love』の収録曲「大好きだから」で使用[30]。
- チャイルディッシュ・ガンビーノ - 2010年のミックステープ『Culdesac』の収録曲「Put It In My Video」で使用[23]。
- Z・ロー - 2011年のアルバム『Meth』の収録曲「Happy Alone」で使用[23]。
- エコ・フレッシュ - 2013年のアルバム『Eksodus』の収録曲「Alte Zeit」で使用[23]。
- Saba - 2022年のアルバム『Few Good Things』の収録曲「Come My Way」で使用[23]。
脚注
[編集]- ^ a b “Gold & Platinum”. RIAA. 2022年3月13日閲覧。
- ^ a b “The Stylistics - Awards”. AllMusic. 2016年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月13日閲覧。
- ^ The Stylistics-You Are Everything(Billboard Database)
- ^ The Stylistics-You Are Everything(Genius)
- ^ “Linda Creed”. Songwriters Hall of Fame. 2022年3月13日閲覧。
- ^ The Very Best 2013
- ^ The Ringer (2005) - Soundtracks - IMDb
- ^ 『ダイアナ&マーヴィン』2001年リマスターCD (012 157 173-2)英文ブックレット内クレジット
- ^ a b Diana Ross | full Official Chart History | Official Charts Company
- ^ a b Diana Ross & Marvin Gaye - You Are Everything - dutchcharts.nl
- ^ 『オリコンチャート・ブック アーティスト編 昭和43年 - 昭和62年』(オリジナルコンフィデンス/1988年/ISBN 978-4871310215)p.190
- ^ a b Sexton, Paul (2020年10月30日). “'You Are Everything': The Stylistics Lead The Way For Diana And Marvin”. uDiscoverMusic. 2022年3月13日閲覧。
- ^ “Official Single Chart Top 50 17 March 1974 - 23 March 1974”. Official Charts Company. 2022年3月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m The Stylistics-You Are Everything「You Are Everything Covers」(Genius)
- ^ Close-Up | David Sanborn | AlMusic
- ^ “レジーナ・ベル/ユー・アー・エヴリシング (廃盤)”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年3月13日閲覧。
- ^ “小柳ゆき/KOYANAGI the DISCO”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年3月13日閲覧。
- ^ Motown - Michael McDonald | AllMusic
- ^ “佐藤竹善&フレンズ「introducing CROSS YOUR FINGERS」”. singliketalking.jp. 2022年3月13日閲覧。
- ^ Our Kind of Soul - Daryl Hall & John Oates | AllMusic
- ^ “ヴァネッサ・ウィリアムス/エヴァーラスティング・ラヴ”. CDJournal. 音楽出版社. 2022年3月13日閲覧。
- ^ “ポール・スタンレー率いるソウル・ステーション、初のアルバム『Now And Then』3月発売決定”. uDiscoverMusic (2021年1月15日). 2022年3月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v The Stylistics-You Are Everything「Songs That Sample You Are Everything」「Songs That Interpolate You Are Everything」(Genius)
- ^ Smith, Da'Shan (2022年1月11日). “Best Mary J. Blige Songs: 20 Essentials From The Queen Of Hip-Hop Soul”. uDiscoverMusic. 2022年3月13日閲覧。
- ^ バラッズ 2000
- ^ Sinclair, Tom. “This is Me...Then”. Entertainment Weekly. Meredith Corporation. 2022年3月13日閲覧。
- ^ Craig David-Kinda Girl For Me-Sample(Genius)
- ^ Grischow, Chad. “Usher - Here I Stand Review”. IGN. 2022年3月13日閲覧。
- ^ “YU-A、配信限定シングルを3ヶ月連続リリース”. BARKS. JAPAN MUSIC NETWORK (2009年7月29日). 2022年3月13日閲覧。
参考資料
[編集]- 『愛がすべて~ヴェリー・ベスト&モア』スタイリスティックス、ビクターエンタテインメント、2006年12月16日。VICP-63673。
- 『The Very Best Of The Stylistics』スタイリスティックス、Spectrum Audio・Universal Music、2013年2月18日。5342151。 輸入盤
- シェア・マイ・ワールド (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. ユニバーサル・ミュージック株式会社. 2015. UICY-77599。 - 限定盤
- バラッズ (ライナーノーツ). メアリー・J. ブライジ. ユニバーサル・ミュージック株式会社. 2000. UICC-1009。
外部リンク
[編集]- ユー・アー・エヴリシング - Discogs (発売一覧)
- The Stylistics-You Are Everything - Geniusの歌詞ページ
- Diana Ross & Marvin Gaye-You Are Everything - Geniusの歌詞ページ
- ユー・アー・エヴリシング - オールミュージック
- Lonely Daze - YouTube – ジニュワインによるサンプリング曲
- Mary J. Blige - Everything (Official Music Video) - YouTube – メアリー・J. ブライジによるサンプリング曲
- The One (Version 2) - YouTube – ジェニファー・ロペスによるサンプリング曲
- Craig David - Kinda Girl for Me (Official Audio) - YouTube – クレイグ・デイヴィッドによるサンプリング曲
- Love in This Club, Pt. II - YouTube – アッシャーによるサンプリング曲