コンテンツにスキップ

ユーリイ・オガネシアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ユーリイ・ツォラコヴィチ・オガネシアン
Юрий Цолакович Оганесян
State Prize of the Russian Federation
の授賞式にて(2010年)
生誕 Юрий Цолакович Оганесян
(1933-04-14) 1933年4月14日(91歳)
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシア社会主義連邦ソビエト共和国の旗 ロシア社会主義連邦ソビエト共和国アゾフ・黒海地方ロシア語版ロストフ・ナ・ドヌ[1]
国籍 ロシアの旗 ロシア
研究分野 原子核物理学
研究機関 フレロフ核反応研究室
出身校 モスクワ物理学・技術研究所
主な業績 周期表上で最も重い元素の共同発見
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

ユーリイ・ツォラコヴィチ・オガネシアン[2]: Юрий Цолакович Оганесян, アルメニア語: Յուրի Հովհաննիսյան; 英:Yuri Tsolakovich Oganessian1933年4月14日 - )は、ロシア原子核物理学者である。彼のチームは周期表上で最も原子量が大きい元素を発見している[3][4]ドゥブナ合同原子核研究所のフレロフ核反応研究室[注 1]リーダーである[2][5]

業績

[編集]

2009年、アメリカの科学者らによって、10年以上前にオガネシアンのチームがフレロビウムを発見していたことが確認された[6]。117番元素、「テネシン(Tennessine)」も彼の発見である。

2016年6月8日IUPAC は彼の栄誉を称えた「オガネソン (Oganesson)」が118番元素の名称案となっていることを発表し[7][8]、同年11月30日に正式に認められたため[9]シーボーギウムにおけるグレン・シーボーグ以来2人目の「存命中に元素に名付けられた人物」となった。2017年ロモノーソフ金メダル受賞。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ : Flerov Laboratory of Nuclear Reactions(略称:FLNR)

出典

[編集]
  1. ^ Оганесян Юрий Цолакович”. Российская академия наук. 2016年7月4日閲覧。
  2. ^ a b 超重元素の“離れ小島”を探す」『日経サイエンス』2000年5月号、日経サイエンス社、2016年6月8日閲覧 
  3. ^ “Faces and Places”. CERN Courier (CERN). (April 2, 2001). ISSN 0304-288X. OCLC 2445796. http://cerncourier.com/cws/article/cern/28416 
  4. ^ Flerov Lab”. Oganessian Home Page. 2007年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月10日閲覧。
  5. ^ FIND FLNR PEOPLE”. FLNR. JINR. 2016年6月10日閲覧。
  6. ^ Element 114 confirmed”. Royal Society of Chemistry (30 September 2009). 19 November 2011閲覧。
  7. ^ "IUPAC is naming the four new elements nihonium, moscovium, tennessine, and oganesson" (PDF) (Press release). IUPAC. 8 June 2016. 2016年6月8日閲覧
  8. ^ IUPAC is naming the four new elements nihonium, moscovium, tennessine, and oganesson”. IUPAC (8 June 2016). 2016年6月8日閲覧。
  9. ^ "IUPAC Announces the Names of the Elements 113, 115, 117, and 118" (Press release). IUPAC. 30 November 2016. 2016年11月30日閲覧

外部リンク

[編集]