ユメザメ
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ユメザメ | |||||||||||||||||||||
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Dr. Tony Aylingによる模写
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Centroscymnus owstoni Garman, 1906 | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Roughskin dogfish |
ユメザメ(夢鮫、英: en:Roughskin dogfish、学名: Centroscymnus owstonii)は、オンデンザメ科に属するサメの一種。水深400-1500メートルに生息する深海魚である[2]。
特徴
[編集]分布
[編集]太平洋西部や南東部、大西洋で見られる[2]。日本では千葉県小湊[3]、相模湾、駿河湾、土佐湾、沖縄諸島などに生息している[2]。大陸斜面や海山の水深400-1500メートルに生息する[2]。
形態
[編集]全身が黒く鱗で覆われている[2]。
生態
[編集]生殖は卵黄依存性で[注釈 1]、出生時は全長30cm程度である[2]。一度に生まれる数は約35尾[2]。成長するとオスは70センチメートル、メスは1メートル程度になる[2]。最大1.2メートルほどと言われる[2]。
時に性別で分かれた群れを作ることが分かっているが、行動や生態に関しては未知の部分が多い[2]。
人間との関わり
[編集]巨大な肝臓とそこから採取できる肝油のため漁獲の対象となるが、低水温となる深海では成長が遅いため、絶滅のおそれがあるとされる[2]。他にも肉は魚肉練り製品の原料として使われる[3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ Finucci, B. & Kyne, P.M. (2018). “Centroscymnus owstonii”. IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T41749A68615392. doi:10.2305/IUCN.UK.2018-2.RLTS.T41749A68615392.en 2023年9月25日閲覧。.
- ^ a b c d e f g h i j k l 仲谷 2011, p. 118.
- ^ a b “ユメザメ”. コトバンク. 朝日新聞社、VOYAGE GROUP. 2017年9月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月25日閲覧。
- ^ 仲谷 2011, p. 124.
参考文献
[編集]- 仲谷一宏『サメ: 海の王者たち』(初)ブックマン社、2011年9月1日。ISBN 978-4-89308-753-9。 NCID BB06880349。