ユビナガコウモリ
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ユビナガコウモリ | |||||||||||||||||||||||||||
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ユビナガコウモリ
Miniopterus fuliginosus | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Miniopterus fuliginosus (Hodgson,1835) | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ユビナガコウモリ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Eastern Bent-winged Bat |
ユビナガコウモリ(Miniopterus fuliginosus)は、コウモリ目(翼手目)ヒナコウモリ科ユビナガコウモリ属に分類されるコウモリの一種。Miniopterus schreibersi の亜種 M. s. fuliginosus とすることもある。
分布
[編集]アフガニスタンからインド、中国、朝鮮半島、日本(本州、四国、九州、対馬、佐渡島)に分布する[1]。
特徴
[編集]前腕長45 - 51 mm、頭胴長59 - 69 mm、尾長51 - 57 mm、体重10 - 17 g[1]。
昼間は洞窟に潜んでいる[2]。日没になると、河川・森林で昆虫を捕食して飛び回る[1]。一晩にユスリカやカなどの虫を数百匹食べるといわれる[3]。7月上旬頃に出産する[2]。繁殖は特定の洞窟で行われる。
日本には1万頭以上の群れが生息する洞窟が各地に存在し、日本における本種の個体数は約20万頭と推測される[4]。
脚注
[編集]- ^ a b c 阿部永・石井信夫・伊藤徹魯・金子之史・前田喜四雄・三浦慎悟・米田政明『日本の哺乳類 改訂版』東海大学出版会、2005年7月20日。ISBN 4-486-01690-4。
- ^ a b 小宮輝之『フィールドベスト図鑑 日本の哺乳類』学習研究社、2002年3月29日。ISBN 4-05-401374-0。
- ^ “ユビナガコウモリ1万匹 洞窟で出産、子育て 白浜沿岸”. 紀伊民報. (2014年8月5日) 2014年8月6日閲覧。
- ^ 前田喜四雄「日本列島におけるユビナガコウモリの個体数推定」(PDF)『奈良教育大学附属自然環境教育センター紀要』第10巻、2009年、31-37頁、2011年9月20日閲覧。
関連項目
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