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ヤンキー・スタジアム

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ヤンキースタジアムから転送)
ヤンキー・スタジアム
Yankee Stadium

2022年のスタジアム
ヤンキー・スタジアムの位置(ニューヨーク内)
ヤンキー・スタジアム
施設データ
所在地 E. 161 St. & River Ave.
Bronx, New York
座標 北緯40度49分46.72秒 西経73度55分34.38秒 / 北緯40.8296444度 西経73.9262167度 / 40.8296444; -73.9262167座標: 北緯40度49分46.72秒 西経73度55分34.38秒 / 北緯40.8296444度 西経73.9262167度 / 40.8296444; -73.9262167
起工 2006年8月16日
開場 2009年4月16日
所有者 ニューヨーク・ヤンキース
グラウンド
ダグアウト ホーム - 一塁側
アウェー - 三塁側
建設費 15億ドル[1]
設計者 POPULOUS[2]
使用チーム • 開催試合
MLB / ニューヨーク・ヤンキース(2009年 -)
MLS / ニューヨーク・シティFC(2015年 -)
収容人員
50,287人(座席数)、54251人(立ち見込み)
グラウンドデータ
球場規模 左翼 - 318ft(約96.9m)
左中間 - 382ft(約116.4m)
左中間最深部 - 399ft(約122m)
中堅 - 408ft(約124.4m)
右中間 - 385ft(約117.3m)
右翼 - 314ft(約95.7m)
フェンス -

ヤンキー・スタジアム: Yankee Stadium)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨークブロンクス区にある野球場。サッカー、アメリカンフットボールなどにも使用され、MLBニューヨーク・ヤンキースMLS(メジャーリーグサッカー)ニューヨーク・シティFCの本拠地。

概要

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1923年から使用されていた旧ヤンキー・スタジアムが老朽化、2001年12月にニューヨーク市のルドルフ・ジュリアーニ市長ニューヨーク・ヤンキースニューヨーク・メッツの両チームにそれぞれ8億ドルの球場を建設することに暫定的に合意[3]

2002年マイケル・ブルームバーグがニューヨーク市長に就任するとこの計画は一時凍結となったが[3]、新スタジアムを建設することが決まり、ベーブ・ルースの58回忌である2006年8月16日に起工式が行われた[4]。建設費は15億ドルであった[1]

2009年のレギュラーシーズン前の4月3日にシカゴ・カブスとのオープン戦が行われ、ヤンキースが勝利。4月16日のクリーブランド・インディアンス戦で公式戦初開催。

建設費が15億ドル掛かったことでチケット料金が高騰し、1席平均70ドル(開場当時の為替相場で約7000円)もすることが物議を醸した。

2010年6月5日にはプロボクシングWBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチユーリ・フォアマンVSミゲール・コットが開かれた。現在のヤンキースタジアムではもちろん初めてであるが、旧スタジアムを含めると1976年9月のモハメド・アリVSケン・ノートン以来34年ぶりとなる。

また、同年11月20日にはカレッジフットボールの試合、アーミーノートルダム大学戦が行われ、ノートルダム大学が27-3でアーミーを破った。12月30日にもカレッジフットボールの試合が開催された。その後もMLB, MLSのオフシーズンにはカレッジフットボールの試合が行われている。

2012年、2013年の夏には、サッカーのプレシーズンマッチや国際親善試合も開催された。

2014年1月26日旧スタジアムも含めて初めてNHL(北米プロアイスホッケー)の試合が開催された[5]

2015年からは、MLS(メジャーリーグサッカー)ニューヨーク・シティFCが、専用スタジアム建設までの暫定ホームスタジアムとして使用している[6]。ライトスタンドがメインスタンドとなり、レフトスタンドがホーム側、1塁側がアウェイ側である。

高額な値段の内野最前列周辺にボックスシートも有る[7]

アメリカンリーグで唯一、収容人員が5万人を超える球場でもある[8]

センター後方には球団の名選手を顕彰するモニュメントパークがある[9]

1990年代までは付近の治安はとても酷く、同球場正面の店は「天国に一番近いマクドナルド」と恐れられていて、その近くには初代開場時から存在するバー「Yankee Tavern」がある[10]

フィールドの特徴

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外野フェンスが左右非対称な形状をしており、右翼側が狭くなっているため、旧スタジアム時代から左打者に有利なことで知られてきた。

2009年に新スタジアムが開場すると、一試合平均4本以上の本塁打が飛び交っており、大リーグの全本拠地球場の中でも一試合辺りの本塁打数が著しく多い球場となった。また、その本塁打の大半がライトスタンドに入っており、左打者に対して極端に有利な球場とみなされている。2009年以降、ヤンキースのホームでの本塁打量産率はロードの約1.5倍になっている。米気象会社であるAccuWeatherは、「新スタジアムでの本塁打約20パーセントが、旧スタジアムでは本塁打になっていない」と分析している。

その原因として、旧スタジアム時代には存在していた右中間の平均的な膨らみが削られたことや、立地の関係でかつては右翼から本塁に向かって吹いていた緩やかな向かい風が、現在では本塁から右翼上空へと客席から吹き抜ける追い風となっているため、打球が伸びるようになったことなどが指摘されている。他球場では平凡な右飛となるであろう打球がそのままスタンドインするといった光景が頻繁に見られる。それに対応して右投手にとっては極めて不利な球場になった[11]

この本塁打の乱発現象に対し、「ゲームが大味になるからつまらない、何とかしろ」「新球場は欠陥球場」などの批判的な声も上がっており、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMや米国の気象会社が原因究明に乗り出すこととなった[12][13]

脚注

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  1. ^ a b Blum, Ron (April 16, 2009). “New $1.5 billion Yankee Stadium formally opens”. YahooSports.com. Associated Press. http://sports.yahoo.com/mlb/news?slug=ap-newyankeestadiumopens 2009年5月23日閲覧。 
  2. ^ Yankee Stadium Populus.com
  3. ^ a b New Yankee stadium” (英語). Ballparks by Munsey and Suppes. 2009年4月25日閲覧。
  4. ^ Photo Gallery of Groundbreaking Gallery 1” (英語). MLB.com. 2009年4月25日閲覧。
  5. ^ 米野球「聖地」、初のアイスホッケー公式戦”. 読売新聞 (2014年1月27日). 2014年2月8日閲覧。
  6. ^ ヤンキースタジアムで野球の前にサッカーが開幕!? 4万3000人が熱狂 Baseball King 2015年3月16日閲覧
  7. ^ 『2017年MLB選手名鑑 全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社〈スラッガー〉、19頁
  8. ^ 『2013年MLB選手名鑑 全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社〈スラッガー〉、19頁
  9. ^ 『2019年MLB選手名鑑 全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社〈スラッガー〉、17頁
  10. ^ 『2016年MLB選手名鑑 全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社〈スラッガー〉、19頁
  11. ^ ヤンキース、本塁打急増の秘密。~暴かれた新球場のカラクリ~
  12. ^ 新ヤンキースタジアムは欠陥球場? 米気象会社が本塁打量産の謎を分析
  13. ^ なんと351本ペース!本塁打多発にヤ軍GM「調べる」[リンク切れ]

関連項目

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外部リンク

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前本拠地:
ヤンキー・スタジアム
1923 - 2008
ニューヨーク・ヤンキースの本拠地
2009 - 現在
次本拠地:

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