ヤロミル・イレシュ
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ヤロミル・イレシュ(Jaromil Jireš、1935年12月10日 ブラチスラヴァ - 2001年10月24日 プラハ)は、チェコの映画監督であり、「チェコ・ヌーヴェルヴァーグ」の映画作家として知られる。
来歴・人物
[編集]1935年12月10日、チェコスロヴァキア、現在のスロヴァキアの首都ブラチスラヴァに生まれる。プラハ芸術アカデミー映画学部監督科に入学、習作短篇をつくる。バランドフ撮影所に入り、1963年、27歳のとき、『Krik』で長編映画監督としてデビューする。
1965年、イジー・メンツェル、エヴァルト・ショルム、ヴェラ・ヒティロヴァ、ヤン・ニェメツという若手監督によるオムニバス映画『海底の真珠 Perličky na dně』に参加。
ミラン・クンデラの小説『冗談 The Joke』を翻案した同名の映画(1968年)や、ヴィーチェスラフ・ネズヴァル(Vítězslav Nezval)の小説を翻案した映画『闇のバイブル 聖少女の詩』(1970年)を撮った。後者は、ゴシックスタイルで描かれた、若い女性の性のめざめについてのシュルレアリスム映画である。
2001年10月24日、チェコの首都プラハで死去。65歳没。
おもなフィルモグラフィー
[編集]- Horecka 1958年 ※デビュー短篇(FAMU製作)
- Krik 1963年 ※デビュー長篇、第17回カンヌ国際映画祭コンペティション出品
- ロマンス Romance 1965年
- 海底の真珠 Perličky na dně オムニバスの一篇
- 参加監督イジー・メンツェル、エヴァルト・ショルム、ヴェラ・ヒティロヴァ、ヤン・ニェメツ
- 冗談 The Joke 1968年 原作ミラン・クンデラ
- 闇のバイブル 聖少女の詩 Valerie a týden divu 1970年
- マルシカの金曜日 ...a pozdravuji vlastovky 1972年 ※ロカルノ国際映画祭スペシャルメンション受賞
- エスケープ・ホーム Úteky domu 1980年
- Neúplné zatmení 1982年 ※第33回ベルリン国際映画祭コンペティション出品
- 白いたてがみのライオン Lev s bílou hrívou 1986年
外部リンク
[編集]- Jaromil Jireš - IMDb
- Extensive Biography