ヤコとポコ
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本作は『もっと!』(秋田書店)にて2012年準備号から2014年AUTUMNにて連載され、同誌休刊後は『eleganceイブ』(同社刊)にて2015年2月号から2022年7月号[1]にて連載された。
スピンオフ作品として同社のWEBコミック誌『Championタップ!』に連載されている『おしえて。ポコ先生』がある[2]。
内容
[編集]本作は漫画家ヤコと、アシスタントを務める猫型ロボット・ポコの暮らしを描く。
本作の舞台は通信革命によってインターネットと携帯電話が廃止された一方、ロボット工学が発展した世界である[3]。ポコもそのようなロボットであり、『ドラえもん』と符合するところもあるが、「てきとうモード」に設定されているため、小学生程度の能力しかない[3]。一方、3巻では「かみさまモード」と呼ばれる違法なロボットの存在が言及されている[3]。
評価
[編集]伊藤和弘は朝日新聞のウェブサイト「好書好日」の連載コラムの中で、本作から、太い線と低い頭身といったデザインや、ファンシーな遊園地を思わせる生物モチーフの街並みなど、全編に不思議なノスタルジーを感じたという。また、3か月に1回(季刊ペース)という連載ペースの遅さも作品世界に相応しく、ゆるいながらも細部まで丁寧に作られていると評価している[3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ "水沢悦子「ヤコとポコ」完結、新連載は川口まどかが描く"普通じゃない日常コメディ"". コミックナタリー. ナターシャ. 2022年5月26日. 2024年8月24日閲覧。
- ^ "水沢悦子「ヤコとポコ」3巻発売で序盤をWebに掲載、特典やプレゼントも". コミックナタリー. ナターシャ. 2016年9月8日. 2024年8月24日閲覧。
- ^ a b c d 伊藤和弘 (2020年2月28日). "インターネットが消えた"優しい世界"で 水沢悦子「ヤコとポコ」(第111回)". 好書好日. 2024年8月24日閲覧。