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モンタナ州全州選挙区

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モンタナ州全州選挙区(モンタナしゅうせんしゅうせんきょく、英語: Montana's at-large congressional district)は、アメリカ合衆国連邦下院選挙区。定数1人の小選挙区制1889年3月4日に設置され、1919年3月4日に廃止された。その後、1993年1月3日に再設置され、2020年国勢調査の結果により再廃止された。

概要

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モンタナ州全州選挙区

1889年にモンタナ州が州に昇格して以降、州全体を区域としたモンタナ州全州選挙区が設置され、1913年に定数が2人に増加し、選挙の上位2名が議席を獲得するようになった。1919年、西部の第1選挙区と東部の第2選挙区の地理的な選挙区が2つ設置された。その後、1990年の国政調査の結果を受け、モンタナ州に配分される下院議席が1となったため、2つの選挙区が廃止され、定数1の全州選挙区が再設置された。

2011年時点で、最も人口が多く[1]、かつアラスカ州についで2番目に面積の広い下院選挙区であった。1996年選挙以来、共和党候補が一貫して当選していた。

2020年国勢調査の結果を受け、2022年の中間選挙から西部の第1選挙区と東部の第2選挙区に再分割され、全州選挙区は廃止された[2]

区域

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モンタナ州 - 全域

データ

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  • 人口(2019年) - 1,068,778人[3]
  • 分布(2010年) - 都市人口: 55.89%/ 農村人口: 44.11%[4]
  • 世帯収入の中央値(2019年) - 57,153ドル[3]
  • 民族構成 - 白人(89.4%)、アメリカ先住民/アラスカ先住民(6.3%)[5]

大統領選挙結果

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2020年現在、モンタナ州には3人の選挙人が配分されている。2024年大統領選挙以降、選挙人が1人増えて4人となる予定である。

選挙人数の変動
1892年 - 1908年 1912年 - 1988年 1992年 - 2020年 2024年 -
3 4 3 4

大統領選挙結果

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勝利候補 敗北候補
2000年 ジョージ・W・ブッシュ(58%) アル・ゴア (33%)
2004年 ジョージ・W・ブッシュ (59%) ジョン・ケリー (38%)
2008年 ジョン・マケイン (50%) バラク・オバマ (47%)
2012年 ミット・ロムニー (55%) バラク・オバマ (41%)
2016年 ドナルド・トランプ (56%) ヒラリー・クリントン (35%)
2020年 ドナルド・トランプ (57%) ジョー・バイデン (41%)

脚注

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  1. ^ Congressional Apportionment: 2010 Census Briefs”. census.gov. United States Census Bureau (November 2011). February 2, 2014閲覧。
  2. ^ Merica, Dan; Stark, Liz (April 26, 2021). “Census Bureau announces 331 million people in US, Texas will add two congressional seats”. CNN. https://www.cnn.com/2021/04/26/politics/us-census-2020-results/index.html April 26, 2021閲覧。 
  3. ^ a b Center for New Media & Promotion (CNMP), US Census Bureau. “My Congressional District” (英語). www.census.gov. 2021年4月2日閲覧。
  4. ^ Congressional Districts”. proximityone.com. October 9, 2020閲覧。
  5. ^ 2010 Census: Montana Profile” (pdf). U.S. CENSUS BUREAU. 2021年4月2日閲覧。

参考文献

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関連項目

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