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メジャードタイム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メジャードタイム
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2020年2月4日
死没 2025年1月25日(5歳没)
Frankel
Minidress
母の父 Street Cry
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 Godolphin
馬主 Godolphin
調教師 Charlie Appleby(イギリスの旗 イギリス)
競走成績
生涯成績 11戦7勝
WBRR M115 / 2023年[1]
I118 - L118 - M118 / 2024年[2]
勝ち鞍
G1 ジェベルハッタ 2024年
G1 マンハッタンステークス 2024年
G2 アルラシディヤ 2023年・2024年
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メジャードタイム(Measured Time)は、イギリス競走馬。主な勝ち鞍は、2024年のジェベルハッタマンハッタンステークス

戦績

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2023年(3歳時)

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2023年2月1日にケンプトン競馬場で行われた未勝利戦にてデビュー勝ちを収める[3]。そこから2連勝の後、リステッド競走に出走するも2着に敗れた。休養を経て挑んだドバイのG2アルラシディヤで重賞初制覇を飾ってシーズンを終えた。

2024年(4歳時)

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1月26日にメイダン競馬場で行われたG1ジェベルハッタで始動。レースでは残り200mで先頭に立つと後続勢の追撃を抑えて勝利、G1初制覇を飾った[4]。続いてドバイターフに出走し、最後の直線で内を突いて先頭に立とうとしたが後続勢に交わされ4着に敗れた。次走はアメリカ合衆国へ遠征し、マンハッタンステークスに出走。レースでは3コーナーで早々と先頭に立つと、そのまま突き放して2馬身差で勝利した[5]。陣営はこの勝利によってBCターフを視野に入れた距離延長を敢行し、次走をソードダンサーステークスに定めた。しかし、レースではファーブリッジの逃げ粘りに屈して2着に敗れ、休養に入ることとなった[6]。休養明けで挑んだアルラシディヤでは、レース開始から先頭に立って逃げると、最後の直線ではそのまま後続勢を突き放して7馬身差で圧勝、同レース連覇を達成した。なお、このレースの勝ち時計は2014年にジャスタウェイドバイデューティーフリーで記録したコースレコードを更新するものであった[7]

2025年(5歳時)

前年と同じくジェベルハッタで始動。同レースには香港最強馬のロマンチックウォリアーも出走を表明しており、一騎打ちの様相を呈していた。レースでは、序盤から後続勢を引き離す大逃げに打って出た。しかし、最後の直線でロマンチックウォリアーに交わされると徐々に失速し、ゴール板手前で騎手もろとも崩れ落ちた。レース後、ゴドルフィンの公式サイトにて予後不良となったことが発表された[8]

競走成績

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出走日 競馬場 競走名 着順 騎手 距離 タイム 着差 1着(2着)馬
2023.2.1 ケンプトン 未勝利戦 1着 D.プロバード AW1800m 1.39.14 4馬身 (Wonder Legend)
2023.8.9 ケンプトン 一般戦 1着 W.ビュイック 芝1800m 1.44.04 1 3/4馬身 (Botanical)
2023.8.25 ニューマーケット ハンデ戦 1着 W.ビュイック 芝2000m 2.05.92 5馬身 (Burglar)
2023.11.6 ケンプトン フラッドリットS L 2着 W.ビュイック AW2413m   - 2 1/4馬身 Lion's Pride
2023.12.22 メイダン アルラシディヤ G2 1着 W.ビュイック 芝1800m 1.46.97 0.51秒 (Erzindjan)
2024.1.26 メイダン ジェベルハッタ G1 1着 W.ビュイック 芝1800m 1.47.89 0.28秒 (Ottman Fleet)
2024.3.30 メイダン ドバイターフ G1 4着 W.ビュイック 芝1800m 1.46.10 0.19秒 Facteur Cheval
2024.6.8 サラトガ マンハッタンS G1 1着 W.ビュイック 芝1911m 1.51.94 0.34秒 (Nation's Pride)
2024.8.24 サラトガ ソードダンサーS G1 2着 W.ビュイック 芝2400m 2.29.67 0.16秒 Far Bridge
2024.12.20 メイダン アルラシディヤ G2 1着 W.ビュイック 芝1800m R 1.45.11 1.09秒 (Cairo)
2025.1.25 メイダン ジェベルハッタ G1 中止 W.ビュイック 芝1800m   - - Romantic warrior

血統表

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メジャードタイム血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サドラーズウェルズ系
[§ 2]

Frankel
2008年 鹿毛
父の父
Galileo
1998年 鹿毛
Sadler's Wells
1981年
Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban sea
1989年
Miswaki
Allegretta
父の母
Kind
2001年 鹿毛
Danehill
1986年
Danzig
Razyana
Rainbow Lake
1990年
rainbow Quest
Rockfest

Minidress
2001年 黒鹿毛
Street Cry
1998年 黒鹿毛
Machiavellian
1987年
Mr. Prospector
Coup de Folie
Helen Street Troy
Waterway
母の母
Short Skirt
2003年 黒鹿毛
Diktat
1995年
Warning
Arvola
Much Too Risky
1982年
Bustino
Short Rations
母系(F-No.) 8号族(FN:8) [§ 3]
5代内の近親交配 Sadler's Wells3×5=15.63%、Northern Dancer4×5=9.38%、Mr. Prospector5×4=9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ https://db.netkeiba.com/horse/ped/000a01fcda/ 2024年12月21日閲覧。
  2. ^ https://db.netkeiba.com/horse/ped/000a01fcda/ 2024年12月21日閲覧。
  3. ^ https://db.netkeiba.com/horse/ped/000a01fcda/ 2024年12月21日閲覧。
  4. ^ https://db.netkeiba.com/horse/ped/000a01fcda/ 2024年12月21日閲覧。

脚注

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  1. ^ The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2023”. 国際競馬統括機関連盟. 2025年1月22日閲覧。
  2. ^ The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2024”. 国際競馬統括機関連盟. 2025年1月22日閲覧。
  3. ^ Full Result 6.30 Kempton (AW) | 1 February 2023 | Racing Post”. www.racingpost.com. 2024年12月21日閲覧。
  4. ^ ドバイG1ジェベルハッタは新星メジャードタイムが制覇、次走はドバイターフ | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年12月21日閲覧。
  5. ^ メジャードタイムが米G1マンハッタンSを快勝、今後はBCターフも視野に | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年12月21日閲覧。
  6. ^ 米G1ソードダンサーS、ファーブリッジがスローペースに持ち込み逃げ切り | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年12月21日閲覧。
  7. ^ メジャードタイムがドバイG2アルラシディヤを連覇、コースレコードで楽勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. JRA-VAN Ver.World - 海外競馬. 2024年12月21日閲覧。
  8. ^ Fatal injury to Measured Time casts shadow over G1 Jebel Hatta | Godolphin” (英語). www.godolphin.com. 2025年1月25日閲覧。

外部リンク

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