ミンガス (チャールズ・ミンガスのアルバム)
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『ミンガス』 | ||||
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チャールズ・ミンガス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1960年10月20日(#1, #2)、1960年11月11日(#3) ニューヨーク ノラ・ペントハウス・サウンド・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | キャンディド・レコード | |||
プロデュース | ナット・ヘントフ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャールズ・ミンガス アルバム 年表 | ||||
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『ミンガス』(Mingus)は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、チャールズ・ミンガスが1960年に録音し、1961年にキャンディド・レコードから発表したスタジオ・アルバム。
解説
[編集]「MDM」はセロニアス・モンクの「ストレート・ノー・チェイサー」、デューク・エリントンの「メイン・ステム」、それにミンガス自身の曲「51番街のブルース」のテーマが織り込まれており、タイトルは「Monk Duke & Me」の略である[2]。「ロック・エム・アップ」は、元々は「Hellview of Bellevue」というタイトルで、ミンガスがカウンセリング目的でベルビュー病院を訪れたところ、そのまま強制入院となり、友人たちの助けにより退院できた経験が元になっている[3]。10月20日のレコーディング・セッションでは、アルバム『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』の録音も同時進行で行われ、「ストーミー・ウェザー」は同アルバムと同じくミンガス、エリック・ドルフィー、テッド・カーソン、ダニー・リッチモンドによる演奏だが、「MDM」は、さらに6人のプレイヤーを加えた大編成となっている[1]。
Stacia Proefrockはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「『ミンガス Ah Um』など同時代の作品ほどの高みに達していないとはいえ、ますます冒険的になっていったチャールズ・ミンガスの曲作りを、優れたミュージシャン達が補完した様が記録されている」と評している[2]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はチャールズ・ミンガス作。
- MDM - "MDM" - 20:01
- ストーミー・ウェザー - "Stormy Weather" (Harold Arlen, Ted Koehler) - 13:35
- ロック・エム・アップ - "Lock 'Em Up" - 6:46
参加ミュージシャン
[編集]- チャールズ・ミンガス - ベース
- エリック・ドルフィー - アルト・サクソフォーン (全曲)、バスクラリネット (on #1)
- チャールズ・マクファーソン - アルト・サクソフォーン (on #1, #3)
- ブッカー・アーヴィン - テナー・サクソフォーン (on #1, #3)
- テッド・カーソン - トランペット
- ロニー・ヒリヤー - トランペット (on #1, #3)
- ジミー・ネッパー、ブリット・ウッドマン - トロンボーン (on #1)
- ニコ・ブニック - ピアノ (on #1)
- ポール・ブレイ - ピアノ (on #3)
- ダニー・リッチモンド - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b “Charles Mingus Discography”. Jazz Discography Project. 2023年8月17日閲覧。
- ^ a b Proefrock, Stacia. “Charles Mingus - Mingus! Album Reviews, Songs & More”. AllMusic. 2023年8月17日閲覧。
- ^ オリジナルLPライナーノーツ(ナット・ヘントフ)