ミラクルジャグラー
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ミラクルジャグラーは、2011年11月に北電子が発売した5号機のパチスロ機。保安通信協会(保通協)における型式名は「ミラクルジャグラーK」。本項では後継機である「スーパーミラクルジャグラー」についても記載する。
概要
[編集]ボーナスのみでコインを稼ぐAタイプに相当する。ジャグラーシリーズの5号機としては本作が第10作目に当たる。過去のジャグラーシリーズから種々の要素を組み込んでおり、プレミア演出の総数はシリーズ最多となっている。
ボーナスの獲得枚数は、ビッグボーナスで純増312枚(345枚を超える払い出しで終了)、レギュラーボーナスで104枚(105枚を超える払い出しで終了)となっている。通常時は1-3枚がけ、ボーナスゲームは2枚がけとなっている。なお天井は搭載されていない。
特筆すべきは設定によるレギュラーボーナスの確率である。これまでのジャグラーシリーズは高設定ほどボーナス確率も高くなっているのだが、ミラクルジャグラーだけは設定5が最も高く、順に4→6→3→2→1の順に低くなっている。またビッグとレギュラーを合わせた合成確率だと、設定5と設定6は同率となっている。そのため、高設定を狙う立ち回りの際はこれまでのジャグラーとは違う点に注意する必要がある。
ボーナス確率については後述する。
主なプレミア演出
[編集]プレミア演出はBIG成立の1/8で発生する。つまり発生した時点でビッグボーナスが確定する。
- 7揃いテンパイでテンパイ音なし。
- 通常時の7絵柄がライン上にテンパイすると鳴るはずの音が鳴らない。
- BAR揃いテンパイでテンパイ音あり。
- 通常時のBAR絵柄はテンパイしても鳴らないはずのテンパイ音が鳴る。
- オールガコッ
- レバーを叩く際、および停止ボタンを都度押す際に、GOGO!ランプが点灯すると同時に生じる「ガコッ」という音が発生する。
- 筐体左上のピエロランプ点灯
- GOGO!ランプが点灯した次のゲームにレバーを叩いた直後にピエロランプが点灯することがある。
- パネル消灯
- クラシックジャグラーで搭載されていたものと同じく、レバーオンでGOGOランプ点灯と共にパネルが消灯する。
- 流星フラッシュ
- 第3停止直後、リール右上から左下へとフラッシュしていき、最終的にはGOGO!ランプが点灯する。
- Vフラッシュ
- これも第3停止直後、リールのイルミネーションがめまぐるしく変わった後でアルファベットのV字の形にフラッシュする。
- 第3ボタン押しっぱなし→台枠ランプなど作動
- 第3ボタンを押してリールを停止させた後、暫くボタンを離さないで押しっぱなしの状態にしていると、台枠外側のサイドランプなどが動作する。
- 逆回転
- レバーを叩いた直後、全リールが逆回転する。しばらくすると普通の回転に戻り、GOGO!ランプが高速でフラッシュする。
- フリーズ
- レバーオンからフリーズするロングタイプと、第1-第3ボタンを押してもリールが動いたままになるショートタイプが存在する。マイジャグラーに搭載されていた機能だが、本機はフリーズが解除される際に「ボタンを押してください」、「リールを止めてください」、「告知ランプが点灯します」と音声で案内される。
- 中段チェリー
- 厳密には演出ではなく、小役重複BIG確定役の紹介となる。過去のシリーズでは制御により中段チェリーが止まらないものも存在したが、本機は3枚がけ順押しの場合に限り左リール中段にチェリーが出現することがある。通常時に中段チェリーが停止した場合はチェリー重複でのビッグボーナスが確定する。
ボーナス中の音楽
[編集]ボーナス後5G以内にビッグボーナスが成立すれば、ボーナス中のBGMが「新世界」、「威風堂々」、「天国と地獄」のいずれかに変化する。なお前述の逆回転プレミアが発生した場合は、逆回転中から「新世界」が演奏される。
ボーナス確率
[編集]BIGは7絵柄揃い、REGは7・7・BARの1種類ずつ。
確率と機械割はいずれもメーカー発表値。
設定 | BIG確率 | REG確率 | 合成確率 | 機械割 |
---|---|---|---|---|
1 | 1/292.6 | 1/468.1 | 1/180.1 | 95.7% |
2 | 1/282.5 | 1/431.2 | 1/170.7 | 97.5% |
3 | 1/273.1 | 1/399.6 | 1/162.2 | 99.0% |
4 | 1/268.6 | 1/341.3 | 1/150.3 | 101.2% |
5 | 1/256.0 | 1/309.1 | 1/140.0 | 103.9% |
6 | 1/230.8 | 1/356.2 | 1/140.0 | 107.9% |
スーパーミラクルジャグラー
[編集]2017年6月から稼動を開始した後継機。形式名は「スーパーミラクルジャグラー/KU」。ボーナスの確率が前作より上昇している。なお、前作では設定5と6が合成確率は同じだったが、本作では他のシリーズ同様6の方が少し合成確率が高くなっている。また、前作同様レギュラーの確率が設定5で一番高くなっている。
(確率と機械割はいずれもメーカー公式HPで発表のもの)
設定 | BIG確率 | REG確率 | 合成確率 | 機械割 |
---|---|---|---|---|
1 | 1/282.5 | 1/468.1 | 1/176.2 | 96.0% |
2 | 1/273.1 | 1/431.2 | 1/167.2 | 97.8% |
3 | 1/268.6 | 1/372.4 | 1/156.0 | 99.5% |
4 | 1/256.0 | 1/341.3 | 1/146.3 | 102.0% |
5 | 1/251.1 | 1/304.8 | 1/137.7 | 104.5% |
6 | 1/230.8 | 1/332.7 | 1/136.2 | 108.1% |
プレミア演出(スーパーミラクルジャグラー)
[編集]前作の物に加え、以下の演出が追加された。
- リール高速回転
- ゲーム開始後、リールが通常以上の速度で高速回転し、その後一旦7が揃ってランプが点灯した後、通常回転に戻る。前作のプレミアムBGMだった「天国と地獄」は本演出時発生時のみのプレミアムBGMに変更。
- ベコたんフリーズ
- ゲーム開始後、リプレイが揃った時の音が牛の鳴き声になりリールが再回転、7が揃い「ガコッ」音と共にランプが点灯、その後通常回転に戻る。
- リールロック
- 開始時、一旦リールが少しだけ上に上がってから通常回転する。
- 流星フラッシュ
- これは前作にもあった演出だが、新たに上部の流れ星ランプに光が集まった後にリールに光が流れる演出が追加されている。
- 炎
- リール停止毎に上部の流れ星ランプに炎が走る。
- リールびっくん
- 一瞬リールが停止した後再び回転する。
また、ボーナス5ゲーム以内にビッグを引いた場合のプレミアムBGMは「きらきら星変奏曲」「ワルキューレの騎行」「カノン」の3曲に変更された。