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マービン・ウィリアムズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マービン・ウィリアムズ
Marvin Williams
アトランタ・ホークス時代のウィリアムズ(左)
引退
ポジション SF/PF
基本情報
愛称 Starvin Marvin
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1986-06-19) 1986年6月19日(38歳)
出身地 ワシントン州ブレマートン
身長(現役時) 203cm (6 ft 8 in)
体重(現役時) 107kg (236 lb)
ウィングスパン(現役時) 212cm  (6 ft 12 in)
キャリア情報
出身 ノースカロライナ大学
ドラフト 2005年 2位
選手経歴
2005-2012
2012-2014
2014-2020
2020
アトランタ・ホークス
ユタ・ジャズ
シャーロット・ホーネッツ
ミルウォーキー・バックス
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

マービン・ゲイ・ウィリアムズ・ジュニアMarvin Gaye Williams, Jr.1986年6月19日 - )はアメリカ合衆国ワシントン州ブレマートン出身の元プロバスケットボール選手。ポジションはフォワード。203cm、107kg。現役時代はNBAアトランタ・ホークスシャーロット・ホーネッツなどに長く在籍した。

経歴

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学生時代

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高校時代28.7得点15.5リバウンド5ブロック5アシストの成績でマクドナルドとパレード誌選出のオールアメリカンチームに選ばれたウィリアムズはブレマートン高校卒業後、奨学金を得てノースカロライナ大学に進学。大学では控え選手にまわったため2004-05シーズンの個人成績は11.3得点6.6リバウンドと決して高いものではなかったが、インサイドでの強さに加えフリースロースリーポーインシュートでも高い成功率を残すなどマルチな才能を随所で発揮し、アトランティック・コースト・カンファレンスの新人王を獲得。NCAAトーナメントで勝ち進んだノースカロライナ大は決勝でイリノイ大学と対戦。試合終盤70対70の膠着状態が続いた場面でウィリアムズは均衡を破る重要なチップインを決め、同校のトーナメント優勝に大きく貢献した。

NBA時代

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大学に1年間だけ在籍した後、2005年のNBAドラフトアーリーエントリーし、アンドリュー・ボーガットに次ぐ全体2位という高順位指名を受けてアトランタ・ホークスに入団した。本来のポジションはスモールフォワードだがホークスではチームメイトにジョシュ・スミスが居たため、パワーフォワードにコンバートされた。1年目の2005-06シーズンアル・ハリントンの控えとして平均8.5得点4.8リバウンドで、オールルーキーチーム(2nd)に選出された。2年目の2006-07シーズンは左手の骨折で開幕に間に合わなかったが、12月には復帰し、以降先発に定着した。

2007-08シーズンには14.8得点5.7リバウンドまで成績を伸ばし、ホークスの9シーズンぶりのプレーオフ進出に貢献している。2008年1月25日のシアトル・スーパーソニックス戦で自己最多の33得点を記録した[1]。1シーズンで1000得点を超えたのはこのシーズンが唯一であった。

2009-10シーズン開幕前の2009年8月、ホークスと5年3750万ドルで再契約した[2]

2011-12シーズン開幕前の2012年7月11日、デビン・ハリスとのトレードでユタ・ジャズに移籍した[3]

2014-15シーズン開幕前の2014年7月、シャーロット・ホーネッツと2年1400万ドルの契約を結んだ。

2016-17シーズン開幕前の2016年7月、ホーネッツと4年5450万ドルで再契約した[4]

2019-20シーズン開幕前の2019年6月に自身の1年1500万ドルの契約オプションを行使したが、2020年2月に解雇された。その後ミルウォーキー・バックスと契約し、プレーオフにも出場した。このシーズンを最後に引退を表明した。

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2005–06 ATL 79 7 24.7 .443 .245 .747 4.8 .8 .6 .3 1.1 8.5
2006–07 64 63 34.0 .433 .244 .815 5.3 1.9 .8 .5 2.0 13.1
2007–08 80 80 34.6 .462 .100 .822 5.7 1.7 1.0 .4 1.6 14.8
2008–09 61 59 34.3 .458 .355 .806 6.3 1.3 .9 .6 1.1 13.9
2009–10 81 81 30.5 .455 .303 .819 5.1 1.1 .8 .6 .9 10.1
2010–11 65 52 28.7 .458 .336 .845 4.8 1.4 .5 .4 1.0 10.4
2011–12 57 37 26.3 .432 .389 .788 5.2 1.2 .8 .3 .7 10.2
2012–13 UTA 73 51 23.7 .423 .325 .778 3.6 1.1 .5 .5 .8 7.2
2013–14 66 50 25.4 .439 .359 .781 5.1 1.2 .8 .5 .8 9.1
2014–15 CHA 78 37 26.1 .424 .358 .713 4.9 1.3 .9 .5 .8 7.4
2015–16 81 81 28.9 .452 .402 .833 6.4 1.4 .7 1.0 .8 11.7
2016–17 76 76 30.2 .422 .350 .873 6.6 1.4 .8 .7 .8 11.2
2017–18 78 78 25.7 .458 .413 .829 4.7 1.2 .7 .5 .8 9.5
2018–19 75 75 28.4 .422 .366 .767 5.4 1.2 .9 .8 .6 10.1
2019–20 41 1 19.7 .448 .376 .860 2.7 1.0 .6 .5 .6 6.7
MIL 17 0 18.9 .439 .308 .857 4.4 1.1 .6 .5 .5 4.0
2019-20計 58 1 19.5 .446 .359 .860 3.2 1.0 .6 .5 .6 5.9
通算:15年 1072 828 28.1 .443 .361 .808 5.2 1.3 .8 .5 1.0 10.2
  • 2011-12シーズンは66試合、2019-20シーズンは73試合で打ち切り

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2008 ATL 7 7 28.4 .414 --- .889 4.0 .7 .3 .4 1.9 11.4
2009 6 3 16.2 .345 .167 .692 1.5 1.0 .8 .3 1.0 5.0
2010 11 11 31.4 .392 .500 .906 5.7 .7 .5 .5 .5 8.4
2011 12 3 18.0 .393 .273 .769 2.3 .5 .8 .6 1.0 4.8
2012 6 3 24.2 .356 .500 .778 5.5 .8 .5 .3 .5 7.8
2016 CHA 7 7 32.6 .275 .353 .500 6.9 .9 .9 .4 .3 5.1
2020 MIL 10 0 17.9 .447 .435 1.000 4.8 .9 .5 .3 .3 5.5
出場:7回 59 34 23.9 .378 .387 .836 4.3 .8 .6 .4 .7 6.7

脚注

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  1. ^ Marvin Williams scores 33 and Hawks send Sonics to 13th consecutive loss”. ESPN (2008年1月26日). 2021年6月12日閲覧。
  2. ^ Atlanta Hawks reach five-year deal with Marvin Williams”. ESPN (2009年8月7日). 2021年6月12日閲覧。
  3. ^ TWO MAJOR TRANSACTIONS SIGNIFICANTLY RESHAPE HAWKS FUTURE”. nba.com (2012年7月11日). 2013年2月9日閲覧。
  4. ^ Marvin Williams, Charlotte Hornets agree to new four-year, $54.5M contract”. ESPN (2016年7月3日). 2021年6月12日閲覧。

外部リンク

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