マーク・プライス
2016年のプライス | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1964年2月15日(60歳) |
出身地 | オクラホマ州バートレスビル |
身長 | 183cm (6 ft 0 in) |
体重 | 81kg (179 lb) |
キャリア情報 | |
出身 | ジョージア工科大学 |
NBAドラフト | 1986年 / 1巡目 / 全体25位[1] |
ダラス・マーベリックスから指名 | |
プロ選手期間 | 1986年–1998年 |
ポジション | PG |
背番号歴 | 25, 15, 5 |
永久欠番 | キャバリアーズ 25 |
指導者期間 | 1998–現在 |
選手経歴 | |
1986-1995 1995-1996 1996-1997 1997-1998 |
クリーブランド・キャバリアーズ ワシントン・ブレッツ ゴールデンステート・ウォリアーズ オーランド・マジック |
指導者経歴 | |
1998-1999 1999-2000 2000-2001 2006 2007-2008 2008-2010 2010-2011 2011-2012 2013-2015 2015-2017 2018-2019 |
ダルース高等学校(AC) ジョージア工科大学(AC) ホワイトフィールドアカデミー サウス・ドラゴンズ デンバー・ナゲッツ(AC) アトランタ・ホークス(AC) ゴールデンステート・ウォリアーズ(AC) オーランド・マジック(AC) CHA・ボブキャッツ/ホーネッツ(AC) ノースカロライナ大学シャーロット校 デンバー・ナゲッツ(AC) |
受賞歴 | |
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Stats Basketball-Reference.com | |
ウィリアム・マーク・プライス(William Mark Price、1964年2月15日 - )は、アメリカ合衆国の元バスケットボール選手、指導者。NBAでは12年間、クリーブランド・キャバリアーズ、ワシントン・ブレッツ、ゴールデンステート・ウォリアーズ、オーランド・マジックでプレイした。ポジションはポイントガード。1980年代後半から1990年代にかけて、リーグを代表するシューターの1人として知られる。実弟のブレント・プライスも元NBA選手で、ワシントン・ブレッツでは1シーズン共にプレーした。
経歴
[編集]選手時代
[編集]オクラホマ州出身。ジョージア工科大学卒業後、1986年のNBAドラフトで2巡目全体25位でダラス・マーベリックスに指名された。身長6フィートだった彼は評論家に小さすぎるし、遅すぎてNBAでは使いものにならないのではないかと酷評された。ドラフト当日にキャバリアーズにトレードされた彼はチーム史上ベストのポイントガードとなり、リーグを代表するシューターとしても名を広めた。キャリア通算でフリースロー成功率90.4%は2024年現在NBA史上3位である。[1]また、3ポイントシュートの通算成功率も40%を超えた。[2]1988-89年シーズンに彼は3ポイントシュート40%以上、シュート成功率50%以上、フリースロー成功率90%以上であった。シーズン通してこの条件を満たしたのは現在まで見てもわずか9人しかいない[3]。プライスはNBAオールスターゲームに4回出場し、3ポイントシュートコンテストで2回優勝、1992-93年シーズンはオールNBAファーストチームにも選ばれた。
1994年に行われたバスケットボール世界選手権ではドリームチームIIの一員に選ばれて金メダルを獲得している。[4]
1995年にブレッツに移籍した頃から左足等の故障に悩まされ、1シーズンプレイした後、ウォリアーズに移籍、その後マジックに移籍した後1998年に引退した。現役引退後すぐに、キャブスで彼の背番号25は永久欠番となった。
オクラホマ州Enidにあるバスケットボールアリーナは彼の名前を取ってマーク・プライスアリーナと名付けられた。[5]
コーチ
[編集]2006年3月、オーストラリアリーグに2006-2007年シーズンから新加入するサウス・ドラゴンズのヘッドコーチとして招かれたため、家族と共にメルボルンに移り住んだ。2006年10月23日に彼は辞任して、チームキャプテンのシェーン・ヒールがヘッドコーチを兼任することとなった。このチームでの彼の成績は開幕戦からの5連敗と勝利なしに終わった。[6]
デンバー・ナゲッツ、アトランタ・ホークス、ゴールデンステート・ウォリアーズ、オーランド・マジックのアシスタントコーチを経て、2013年からシャーロット・ホーネッツのスティーブ・クリフォードヘッドコーチのもとでアシスタントコーチを務めていた[7]。2015年3月、ノースカロライナ大学シャーロット校のシャーロット・フォーティーナイナーズのヘッドコーチに就任した[8]。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
リーグリーダー |
NBA
[編集]レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1986–87 | CLE | 67 | 0 | 18.2 | .408 | .329 | .833 | 1.7 | 3.0 | .6 | .1 | 6.9 |
1987–88 | 80 | 79 | 32.8 | .506 | .486 | .877 | 2.3 | 6.0 | 1.2 | .2 | 16.0 | |
1988–89 | 75 | 74 | 36.4 | .526 | .441 | .901 | 3.0 | 8.4 | 1.5 | .1 | 18.9 | |
1989–90 | 73 | 73 | 37.1 | .459 | .406 | .888 | 3.4 | 9.1 | 1.6 | .1 | 19.6 | |
1990–91 | 16 | 16 | 35.7 | .497 | .340 | .952 | 2.8 | 10.4 | 2.6 | .1 | 16.9 | |
1991–92 | 72 | 72 | 29.7 | .488 | .387 | .947* | 2.4 | 7.4 | 1.3 | .2 | 17.3 | |
1992–93 | 75 | 74 | 31.7 | .484 | .416 | .948* | 2.7 | 8.0 | 1.2 | .1 | 18.2 | |
1993–94 | 76 | 73 | 31.4 | .478 | .397 | .888 | 3.0 | 7.8 | 1.4 | .1 | 17.3 | |
1994–95 | 48 | 34 | 28.6 | .413 | .407 | .914 | 2.3 | 7.0 | .7 | .1 | 15.8 | |
1995–96 | WSB | 7 | 1 | 18.1 | .300 | .333 | 1.000 | 1.0 | 2.6 | .9 | .0 | 8.0 |
1996–97 | GSW | 70 | 49 | 26.8 | .447 | .396 | .906* | 2.6 | 4.9 | 1.0 | .0 | 11.3 |
1997–98 | ORL | 63 | 33 | 22.7 | .431 | .335 | .845 | 2.0 | 4.7 | .8 | .1 | 9.5 |
通算 | 722 | 578 | 29.9 | .472 | .402 | .904 | 2.6 | 6.7 | 1.2 | .1 | 15.2 | |
オールスター | 4 | 0 | 20.0 | .514 | .474 | .900 | 1.5 | 3.3 | 1.3 | .3 | 13.5 |
プレーオフ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1988 | CLE | 5 | 5 | 41.0 | .567 | .417 | .960 | 3.6 | 7.6 | .6 | .0 | 21.0 |
1989 | 4 | 4 | 39.5 | .386 | .375 | .933 | 3.3 | 5.5 | .8 | .0 | 16.0 | |
1990 | 5 | 5 | 38.4 | .525 | .353 | 1.000 | 2.8 | 8.8 | 1.8 | .2 | 20.0 | |
1992 | 17 | 17 | 35.5 | .496 | .362 | .904 | 2.5 | 7.5 | 1.4 | .2 | 19.2 | |
1993 | 9 | 9 | 32.0 | .443 | .308 | .958 | 2.1 | 6.1 | 1.7 | .0 | 13.0 | |
1994 | 3 | 3 | 34.0 | .349 | .222 | .929 | 2.0 | 4.7 | 1.3 | .0 | 15.0 | |
1995 | 4 | 4 | 35.8 | .300 | .235 | .970 | 3.0 | 6.5 | 1.5 | .0 | 15.0 | |
通算 | 47 | 47 | 36.0 | .464 | .337 | .944 | 2.6 | 7.0 | 1.4 | .1 | 17.4 |
その他
[編集]- プライスがつけた背番号25はジョージア工科大学でも永久欠番となっている。
- 弟と共にクリスチャンである。
脚注
[編集]- ^ NBA通算フリースロー成功率上位30傑
- ^ NBA通算3ポイントシュート成功率上位30傑
- ^ ナッシュは、2005-06年シーズンに、ノビツキーは2006-2007年シーズンにマーク。
- ^ ドリームチームII Archived 2007年11月26日, at the Wayback Machine.
- ^ GREATER ENID CHAMBER OF COMMERCE Archived 2007年9月27日, at the Wayback Machine.
- ^ http://tvnz.co.nz/view/page/536641/867420
- ^ Bobcats name Patrick Ewing, Bob Beyer, Stephen Silas, Bob Weiss, Mark Price as assistant coaches
- ^ “Former NBA star Mark Price named Charlotte 49ers new coach”. NBA.com (2015年3月26日). 2015年3月28日閲覧。