マンダジ
マンダジ | |
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皿に盛りつけられたマンダジ | |
別名 | スワヒリパン、スワヒリココナッツドーナツ、ボフロット、パフパフ、マハムリ(マムリ)(ココナッツミルクを加えて調理された場合) [1] |
発祥地 | タンザニア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ[1] |
地域 | アフリカ大湖沼 |
提供時温度 | 温めて、または、室温で |
主な材料 | 水、砂糖、穀粉、酵母、乳(マハムリ(マムリ)の場合はココナッツミルク) |
派生料理 | ココナッツミルク、ピーナッツ、アーモンドなど、様々な食材をトッピング |
マンダジ(スワヒリ語: Mandazi, Maandazi)は、スワヒリ海岸地域が発祥の揚げパンの一種である。ガーナやナイジェリアなどの西アフリカ諸国では、ボフロット(bofrot)やパフパフとも呼ばれている。ケニアとタンザニアの海岸地域に住んでいるスワヒリ族の主要料理の一つである[2]。この料理は、作るのが簡単であり、他の料理やディップと一緒に食べたり、そのまま軽食として食べたりすることができ、また、保存や再加熱をして食べることができるため、この地域で人気がある[3][4]。
特徴
[編集]マンダジはドーナツに似ており、少し甘めの味付けであるが、一般的にはアメリカで一般的なスタイルのドーナツよりも甘さが控えめで、グレーズやアイシングをかけずに食べるのが一般的である[5]。 調理の際にサモサのように三角形にすることが多いが、円形や楕円形にすることもある[6]。 調理するとふわふわとした食感になる。また、具材を変えることで味の違いを楽しむことができる。
調理
[編集]マンダジは、生地に油脂を塗ってさっと焼いて作られる。 マンダジの材料としては、水、砂糖、穀粉、酵母、乳などが一般的であり、また、甘みを出すためにココナッツミルクを加えることもある[7]。ココナッツミルクを加えた場合には、マンダジは一般的にマハムリまたはマムリと呼ばれる[8]。 また、ピーナッツやアーモンドなどを使うことで、違った味わいを楽しむことができる。調理した後は、温かいままでも、冷ましてからでも食べることができる。
アフリカ大湖沼地域ではいろいろなものと一緒に食べられるので人気があり、朝や前日の夜に作って朝食と一緒に食べ、夜に再加熱して夕食にするのが一般的である。[3]
マンダジは、お茶や新鮮なフルーツジュースと一緒に食べたり、そのままおやつとして食べたりするのが一般的である。ディップには、フルーツフレーバーのものが多く用いられ、様々な味を加えることができる[9] 。また、マンダジは食後のデザートとしても食べられ、甘みを加えるために粉糖やシナモンシュガーを添えて食べることが多い[4]。
脚注
[編集]- ^ a b “Mandazi Doughnuts”. Atlas Obscura. 2021年7月5日閲覧。
- ^ “MANDAZI : SWAHILI buzarelististBUNS”. COOKS.COM. 2021年7月5日閲覧。
- ^ a b Peck, Richard. “Swahili Recipes”. Lewis & Clark. 2010年2月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月5日閲覧。
- ^ a b “Kenyan Cookbook”. Expanding Opportunities. 2009年6月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月5日閲覧。
- ^ “Mandazi Recipe”. SparkRecipes. 2021年7月5日閲覧。
- ^ Kende, Eva. “Recipes (Mandazi)”. Canadian eAuthors. 2009年12月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月5日閲覧。
- ^ “Jinsi ya Kupika Maandazi ya Nazi”. Active Chef Issa Kapande. 2021年7月5日閲覧。
- ^ Solomon Katz, ed. East Africa. Encyclopedia of Food & Culture. 1. ゲイル. オリジナルの2009-02-14時点におけるアーカイブ。 2021年7月5日閲覧。
- ^ “Sample Menu”. Kitoweo. 2010年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月5日閲覧。