マンキエ・エクレオ諸島
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マンキエ・エクレオ諸島(マンキエ・エクレオしょとう)は、マンキエ諸島とエクレオ諸島の2つの諸島の総称である。チャンネル諸島近くにある諸島で、現在はイギリスのジャージー管轄下にある。領有権を戻って国際紛争が起きていた歴史がある(「歴史」節参照)。
歴史
[編集]→詳細は「マンキエ・エクレオ事件」を参照
イギリスは本諸島をノルマンディー公ウィリアムによる1066年のイングランド征服に基づく領域権原を主張、一方フランスはフランス王による1204年のノルマンディー征服に基づく領域権原を主張し、国際紛争となっていた[1]。
1951年、双方は国際司法裁判所(ICJ)に判断を委ねた。結果マンキエ・エクレオ諸島がイギリスに帰属することが正式に認められた[2]。
これによって英国旗(ユニオンジャック)が諸島に掲げられた。1998年、フォークランド紛争に対する抗議として「パタゴニア王」の代理を名乗ったフランス人たちが諸島に上陸、英国旗を不法に撤去した[3][4]。英国旗は翌日再掲された[5]。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 中村(2009)、133-134頁。
- ^ 中村(2009)、133頁。
- ^ “Les Minquiers (GH): 2007”. Cambridge University Wireless Society (2007年). 2018年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月17日閲覧。
- ^ Bicudo de Castro, Vicente; Fleury, Christian; Johnson, Henry (2023). “Micronational claims and sovereignty in the Minquiers and Écréhous”. Small States & Territories 6 (1): 35-48 .
- ^ “Husband and wife interrupt day trip to reconquer Channel isle for Britain”. The Independent (1 September 1998). 2022年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。16 February 2022閲覧。
参考文献
[編集]- 中野徹也「竹島の帰属に関する一考察」『關西大學法學論集』第60巻第5号、關西大學法學會、2011年、1011-1132頁、ISSN 0437648X。