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マザール

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イスラム教スンニ派初代イマームアリー・イブン・アビー・ターリブを祭るブルーモスク(アフカニスタンのマザール・イ・シャリーフ

マザールアラビア語: مَزَار‎、英語: Mazar)は、マルカド(مَرْقَد、marqad)などとも呼ばれるのは、世界のいくつかの場所にあるイスラム教霊廟や祠のことで[1]、一般的には聖人や著名な宗教指導者のものである。中世のアラビア語の書物では、同じ概念を表す言葉としてマシャド(مَشْد、 mašhad )またはマカーム(maqām)という言葉も使われることがある[2]

語源

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マザール Mazār 、複数形mazārāt(مَزَارَات)は、ziyāra(زيارة、「訪問」を意味する)に関連している。 訪問する場所と時間を指す。アラビア語を起源とし、ペルシア語ヒンディー語ウルドゥー語・中国語(中国語: 麻扎)にも借用されている[3]。また、Mašhad, 複数形mašāhid(مشاهد) は、šahīd(شهيد, 「殉教者」の意) という単語に関連している。神の大義のために命を捧げた殉教者の安息の地を指す。

主な例

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マザールはアジアアフリカを主体に、世界の各地のイスラム教世界に広がっている。[4]

参照項目

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脚注

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外部リンク

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