ポール・ペリュー (第10代エクスマス子爵)
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第10代エクスマス子爵・第9代オリアス侯爵ポール・エドワード・ペリュー(英: Paul Edward Pellew, 10th Viscount Exmouth, IX marqués de Olías、1940年12月8日 - )は、イギリスの貴族。1999年以降はスペイン貴族としてオリアス侯爵位も帯びる。
経歴
[編集]第9代エクスマス子爵と第8代オリアス女侯爵マリア・ド・ウルキホ(VIII marquesa de Olías Maria de Urquijo、初代アムリオ侯爵の長女)との息子として生まれた[1][2]。カトリック系私立校ダウンサイド校に学んだ[1]。1970年に父の死去に伴って、エクスマス子爵位を継承するとともに貴族院議員に列した[2]。ただし、処女演説を行ったのは就任25年後の1995年にしてようやくであり、観光業における札束報道主義に関する演説を行った[3]。1999年にスペイン政府より母の帯びていたオリアス侯爵位[注釈 1]の継承を許された[4]。そのため、エクスマス子爵家当主がスペイン貴族を兼ねることとなった。2021年現在も彼が子爵家の現当主である。
家族
[編集]1964年12月10日にマリア・ガライ(Maria Garay、レカーレド・ド・ガライの娘)と結婚して一子をもうけたが、1974年に離婚した[2]。
- パトリシア・ソフィア・ペリュー(1966年4月14日 - )
1975年12月15日にローズマリー・スクーンズ(Rosemary Scoones、1941年 - )と結婚して双子をもうけたが、2000年に離婚した[2]。
- エドワード・フランシス・ペリュー(1978年10月30日 - )- 爵位の法定推定相続人。
- アレクサンダー・ポール・ペリュー(1978年10月30日 - )
2002年にサラ・エドガー(Sarah Edgar)と結婚した[2][5]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ オリアス侯爵(西: Marquesado de Olías)は、1625年創設のスペイン貴族爵位。フランシスコ・デ・オロスコ=リベラが叙位されたことに始まる。
出典
[編集]- ^ a b Mosley, Charles, ed (2003). Burke's Peerage, Baronetage & Knighthood. 1 (107 ed.). Burke's Peerage & Gentry. p. 1365. ISBN 0-9711966-2-1
- ^ a b c d e Heraldic Media Limited. “Exmouth, Viscount (UK, 1816)” (英語). www.cracroftspeerage.co.uk. Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2021年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月11日閲覧。
- ^ Cheque-book Journalism (Hansard, 20 December 1995)
- ^ Antonio Luque García (2005) (Spanish). Grandezas de España y títulos nobiliarios. Ministerio de Justicia. p. 258. ISBN 978-84-7787-825-4 9 April 2017閲覧。
- ^ Kay, Richard. “Lord with no fixed abode...”. Mail Online. 2021年2月11日閲覧。
外部リンク
[編集]- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by the Viscount Exmouth
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