ボートピア釧路
ボートピア釧路 | |
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基本情報 | |
所在地 | 北海道白糠郡白糠町恋問4丁目2-1 |
座標 | 北緯42度59分47.0秒 東経144度13分00.5秒 / 北緯42.996389度 東経144.216806度座標: 北緯42度59分47.0秒 東経144度13分00.5秒 / 北緯42.996389度 東経144.216806度 |
開設日 | 1994年4月23日[1] |
閉場日 | 1999年6月23日[1] |
施設設置者 | 株式会社ヤマクラ[1][2] |
管理施行者 | 宮島競艇施行組合(宮島競艇場)[3] |
発売窓口 | 17[3] |
払戻窓口 | 4[3] |
最寄駅 | JR根室本線庶路駅・大楽毛駅 |
ボートピア釧路(ボートピアくしろ)は、宮島競艇施行組合が北海道白糠郡白糠町に設置していた競艇場外発売場[1]。
概要
[編集]1989年5月に東京の経営コンサルタント会社が白糠町に競艇・競輪場外発売場の新設を打診[4]、その後白糠町の千葉清町長(当時)が場外発売場の積極的誘致の意向を示した[5]。モーターボート競争法施行規則改正に伴う場外売場の制度化をきっかけに1989年時点では白糠のほか札幌市・名寄市・東神楽町・美幌町・音更町で舟券売場の計画が存在していた[6]。
1991年6月には千葉町長が宮島競艇場の場外発売場の設置を表明[7]、1992年には白糠町長選にて場外発売場の建設が争点となるも賛成派の千葉が再選[8]、1993年7月に着工し[9]、1994年4月22日に竣工[10]、北海道初の競艇場外発売場として23日に開業[3]。宮島競艇施行組合が運営し[10]、宮島競艇場のレース映像をデジタル圧縮して衛星通信を用いて伝送し地上回線よりも安価にレース映像の配信を行い[11]、同競艇場の年間180日間のレースを発売した[10]。
当初は1日あたりの目標として売上1900万円・入場者770人と見込んだものの初年度の1日平均売上535万円・来場者263人をピークに低迷し約18億円の累計赤字を抱え[2]、競馬・競輪など競合するギャンブル施設が多く発展性が薄いことや、設置後もギャンブル施設を理由にした反対が根強かったとして、宮島競艇施行組合が1999年4月に撤退の方針を決定[12]、6月18日-23日開催の一節を最後に[2]、6月23日をもって閉鎖[1][2]。開業から5年2ヶ月の短期間で競艇場外発売場としては全国初の撤退に至った[2]。その後所有会社が町税を滞納したため、2001年に白糠町が土地建物を差し押さえている[13]。
2024年9月9日、白糠町は定例町議会において旧ボートピア釧路の建物所有者となっている法人代表と連絡が取れず、撤去や活用のめどが立っていないことを明らかにした[14]。同法人の町税滞納額は1998年度から2020年度までで1億1900万円となっている[14]。
施設
[編集]施設は総工費26億円を投じ敷地面積15,817平米・鉄筋コンクリート平屋建て一部2階建て[10]・延床面積2000平米とし[15]、館内には160インチの16面マルチビジョンや2連テレビ12基を設け[3]、帯広市の不動産会社「ヤマクラ」から賃貸していた[2]。
関連番組
[編集]- FMくしろの夕方帯番組「夕焼けストリート」にて、ボートピア釧路提供のコーナーが放送されていた[16]。
アクセス
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e 全施協50周年記念誌 ボートピア開設年月日一覧 - 全国モーターボート競走施行者協議会(日本財団図書館)
- ^ a b c d e f 「ボートピア釧路」が閉鎖 150人、最後のレース楽しむ 競艇ファンから惜しむ声 - 釧路新聞1999年6月24日
- ^ a b c d e ボートピア釧路初日売上529万円 道内初に「競馬の要領」も - 釧路新聞1994年4月24日
- ^ 「白糠に舟券、車券売場を」東京の会社が打診-北海道新聞1989年5月20日朝刊
- ^ 千葉白糠町長が誘致に積極姿勢 舟券、車券売り場問題 - 北海道新聞1989年5月27日朝刊
- ^ 「競艇」過疎地を狙い撃ち 怖い?おいしい?ギャンブルでマチおこし レース場や場外券売り場道内で次々7ヵ所浮上 - 北海道新聞1989年6月20日夕刊
- ^ 白糠の舟券売り場誘致問題 町長、設置を表明 町計画の観光施設そばに - 北海道新聞1991年6月7日朝刊
- ^ '92ニュースそれから… 3 車券・舟券売り場選挙 敵に補助金やれぬ - 北海道新聞1992年12月20日朝刊
- ^ 安全祈りくわ入れ ボートピア釧路 白糠町長ら50人が出席 - 北海道新聞1993年9月10日朝刊道東版
- ^ a b c d ボートピア釧路きょうオープン 関係者ら出席 竣工式と落成祝賀会 - 釧路新聞1994年4月23日
- ^ 月刊放送ジャーナル1994年6月号(放送ジャーナル社)
- ^ 白糠舟券売り場撤退 売上不振、6月末で - 北海道新聞1999年4月2日朝刊29面
- ^ ボートピア町が公売 3回目見積額2574万円 白糠 - 北海道新聞2015年1月16日朝刊27面釧路・根室版
- ^ a b “白糠の旧「ボートピア」町が所有者と連絡取れず 税滞納1億円超”. 北海道新聞 (2024年9月9日). 2024年9月10日閲覧。
- ^ 舟券売り場オープン 本道初ファン400人が歓声白糠町 - 北海道新聞1994年4月23日夕刊
- ^ 第22回日刊スポーツ栄光楯争奪レース ボートピア釧路 - 釧路新聞1995年12月27日
- ^ 次は…太平洋炭砿 長期存続願い込め くしろバスが停留所名変更 - 北海道新聞1999年12月14日夕刊釧路版
- ^ WATERFRONT GAMEいま、ボートが爽快でモーレツ 7/14(金)・15(土)・16(日)・17(月)7/14(金)〜17(月)まで開催! 場外舟券発売場ボートピア釧路 - 釧路新聞1995年7月13日