ボスコ=シーザー
ボスコ=シーザー Bosco-Caesar | |||||||||||
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ボスコ=シーザー(2012年) | |||||||||||
本名 |
ボスコ・マルティス(Bosco Martis) シーザー・ゴンサルヴェス(Caesar Gonsalves) | ||||||||||
職業 | 振付師 | ||||||||||
ジャンル | ヒンディー語映画 | ||||||||||
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ボスコ=シーザー(Bosco-Caesar)は、インドの振付師デュオ。ボスコ・マルティス(Bosco Martis、1974年11月27日[1] - )とシーザー・ゴンサルヴェス(Caesar Gonsalves、1973年2月23日[2] - )の活動名であり、これまでに75本以上の映画で200曲以上の振り付けを手掛け[3]、『人生は二度とない』の「セニョリータ」では国家映画賞 振付賞[4][5]、フィルムフェア賞 振付賞を受賞している[6]。また、インド(ムンバイ、コルカタ)とカナダ(オンタリオ州)でダンス会社ボスコ=シーザー・ダンス・カンパニーを経営している[7]。
生い立ち
[編集]ボスコ・マルティスとシーザー・ゴンサルヴェスはムンバイで幼少期を過ごし、共にジュフーのセント・ジョゼフ校に進学してフットボール部に所属していた。ボスコはシーザーのダンス技術に衝撃を受け、独学でダンスを学ぶようになり、2人は1990年にミティバーイー・カレッジを卒業した[1][2]。
キャリア
[編集]2人は振付師ロリポップとファラー・カーンの下でバックダンサーとしてキャリアを始め、1994年に振付師として独立してシャーンとサーガリカのライブステージの振り付けを手掛けた。その後、ラーゲーシュワーリーの楽曲「Oye Shava」のミュージックビデオの振り付けを手掛けた際、撮影現場で出会ったプララド・カッカルからサチン・テンドルカールが出演するテレビコマーシャルの振り付けを依頼され、これが縁となり2000年にヴィドゥ・ヴィノード・チョープラーの『アルターフ 復讐の名のもとに』に振付師として起用された[3]。テレビ番組『Fame Gurukul』『Chak Dhoom Dhoom』『So You Think You Can Dance』『Dance India Dance』では審査員として出演している[8]。
2016年にデュオとしての活動を停止(個々に振付師として活動するが、「ボスコ=シーザー」の芸名は維持することで合意)することを発表し、ボスコは映画監督の道に進み、シーザーはダンス・ワークショップを主催することになった[9]。2019年にニテーシュ・ティワーリーの『きっと、またあえる』でデュオとしての活動を再開した[10]。
フィルモグラフィー
[編集]振付
[編集]- アルターフ 復讐の名のもとに(2000年)
- Sur – The Melody of Life(2002年)
- Kuch Naa Kaho(2003年)
- ムンナー兄貴、医者になる(2003年)
- Lakshya(2004年)
- Swades(2004年)
- Musafir(2004年)
- Bunty Aur Babli(2005年)
- Bluffmaster!(2005年)
- Super(2005年)
- Fight Club: Members Only(2006年)
- Taxi No. 9211(2006年)
- ジャブ・ウィー・メット(2007年)
- Salaam-e-Ishq(2007年)
- Partner(2007年)
- Viyyalavari Kayyalu(2007年)
- Love Aaj Kal(2009年)
- きっと、うまくいく(2009年)
- Theeradha Vilaiyattu Pillai(2010年)
- Orange(2010年)
- We Are Family(2010年)
- Lafangey Parindey(2010年)
- Dum Maaro Dum(2011年)
- Force(2011年)
- 人生は二度とない(2011年)
- Mere Brother Ki Dulhan(2011年)
- Always Kabhi Kabhi(2011年)
- ロックスター(2011年)
- Desi Boyz(2011年)
- Khokababu(2012年)
- ゴールド・プレイヤーズ(2012年)
- Ek Main Aur Ekk Tu(2012年)
- スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!(2012年)
- エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ(2012年)
- Matru Ki Bijlee Ka Mandola(2013年)
- ラーンジャナー(2013年)
- カクテル 友情のトライアングル(2013年)
- うそつきは警官の始まり(2013年)
- Besharam(2013年)
- “ロミオ”・ラージクマール(2013年)
- Jackpot(2013年)
- Hasee Toh Phasee(2014年)
- Gunday(2014年)
- ヒーローはつらいよ(2014年)
- クイーン 旅立つわたしのハネムーン(2014年)
- Bhoothnath Returns(2014年)
- Holiday: A Soldier Is Never Off Duty(2014年)
- Daawat-e-Ishq(2014年)
- バンバン!(2014年)
- Ungli(2014年)
- PK(2014年)
- Shamitabh(2015年)
- Shaandaar(2015年)
- 鼓動を高鳴らせ(2015年)
- 恋愛被害者の会2(2015年)
- Royal(2015年)
- Tamasha(2015年)
- Srimanthudu(2015年)
- Loveshhuda(2016年)
- Fitoor(2016年)
- キ&カ 彼女と彼(2016年)
- Baaghi(2016年)
- パンジャブ・ハイ(2016年)
- Dishoom(2016年)
- Happy Bhag Jayegi(2016年)
- フライング・ジャット(2016年)
- Baar Baar Dekho(2016年)
- Devi(2016年)
- Rock On 2(2016年)
- ダンガル きっと、つよくなる(2016年)
- Dhruva(2016年)
- ライース(2017年)
- 弁護士ジョリー2〜真実を白日のもとに(2017年)
- Machine(2017年)
- バドリナートの花嫁(2017年)
- A Gentleman(2017年)
- バレーリーのバルフィ(2017年)
- 私たちの予感(2017年)
- Lucknow Central(2017年)
- Judwaa 2(2017年)
- 平方メートルの恋(2018年)
- SKTKS〜お見合い大作戦〜(2018年)
- Veerey Ki Wedding(2018年)
- Gold(2018年)
- ロボット2.0(2018年)
- Rajaratha(2018年)
- Zero(2018年)
- De De Pyaar De(2019年)
- きっと、またあえる(2019年)
- WAR ウォー!!(2019年)
- Tanhaji(2020年)
- Chhalaang(2020年)
- Koi Jaane Na(2021年)
- Jersey(2022年)
- Bhool Bhulaiyaa 2(2022年)
- Jugjugg Jeeyo(2022年)
- Doctor G(2022年)
- An Action Hero(2022年)
- PATHAAN/パターン(2023年)
- Shehzada(2023年)
- Tu Jhoothi Main Makkaar(2023年)
- Satyaprem Ki Katha(2023年)
- Fighter(2024年)
- Bade Miyan Chote Miyan(2024年)
- Indian 2(2024年)
監督
[編集]- Rocket Gang(ボスコ・マルティス、2022年)
受賞歴
[編集]年 | 部門 | 作品 | 結果 | 出典 |
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国家映画賞 | ||||
2012年 | 振付賞 |
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受賞 | [4] |
フィルムフェア賞 | ||||
2010年 | 振付賞 |
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受賞 | [6] |
2012年 |
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2013年 |
| |||
2015年 |
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ノミネート | ||
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2020年 |
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| ||||
2023年 |
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| ||||
2024年 |
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国際インド映画アカデミー賞 | ||||
2010年 | 振付賞 |
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受賞 | [11] |
2011年 |
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[12] | ||
2021年 |
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[13] | ||
2023年 |
|
[14] | ||
2024年 |
|
[15] | ||
ジー・シネ・アワード | ||||
2005年 | 振付賞 |
|
ノミネート | |
2014年 |
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2017年 |
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受賞 | ||
2019年 |
|
ノミネート | ||
2020年 |
|
[16] | ||
|
受賞 | |||
2023年 |
|
[17] | ||
2024年 |
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[18] | ||
スター・スクリーン・アワード | ||||
2005年 | 振付賞 |
|
ノミネート | |
2010年 |
|
受賞 | ||
2015年 |
|
ノミネート | [19] | |
2019年 |
|
受賞 | [20] | |
スターダスト・アワード | ||||
2017年 | 振付賞 |
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受賞 | [21] |
製作者組合映画賞 | ||||
2012年 | 振付賞 |
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受賞 | [22] |
|
ノミネート | |||
2013年 |
|
[23] | ||
2014年 |
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[24][25] |
出典
[編集]- ^ a b “Bosco Martis”. NetTV4u. 26 February 2021閲覧。
- ^ a b “Caesar Gonsalves”. NetTV4u. 26 February 2021閲覧。
- ^ a b “Dancing with the stars”. Filmfare (7 May 2012). 28 February 2013閲覧。
- ^ a b “59th National Film Awards for the Year 2011 Announced”. Press Information Bureau (PIB), India. 2024年4月18日閲覧。
- ^ “Deepika Padukone at Bosco-Caesar success bash”. DNA. (17 March 2012) 28 February 2013閲覧。
- ^ a b “ALL FILMFARE AWARDS WINNERS”. Filmfare. 2024年2月11日閲覧。
- ^ “Salt Lake: Bosco-Caesar duo open dance company to spot talent and mint money”. The Economic Times. (4 September 2012) 28 February 2013閲覧。
- ^ “Talking point: with bosco-caesar”. The Indian Express. (3 May 2010) 28 February 2013閲覧。
- ^ “Bosco-Caesar not together anymore!”. DNA India (Mumabai: Diligent Media Corporation Ltd.). (1 March 2016) 26 February 2021閲覧。
- ^ Lohana, Avinash (16 February 2019). “Bosco-Caesar reunite after three years for Sushant Singh Rajput, Shraddha Kapoor's Chhichhore”. Mumbai Mirror (Mumbai: Bennett Coleman & Co. Ltd.) 26 February 2021閲覧。
- ^ “IIFA AWARDS 2010 WINNERS”. India Times. 2023年4月28日閲覧。
- ^ “IIFA AWARDS 2011 WINNERS”. India Times. 2023年4月28日閲覧。
- ^ “21st IIFA Awards (2021)”. Bollywood Product. 2023年4月28日閲覧。
- ^ “All the winners at the IIFA Awards 2023 in Abu Dhabi”. The National News (2023年5月27日). 2023年5月28日閲覧。
- ^ “IIFA Rocks 2024 winners list: Karan Aujla takes Trendsetter Award, Sandeep Reddy Vanga bags Editing Award”. The News Mill (2024年9月30日). 2024年10月2日閲覧。
- ^ “ZCA 2020”. Zee Cine Awards. 2023年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月25日閲覧。
- ^ “Zee Cine Awards 2023: Check Full list of Winners, Best Film, Best Actor, Actress, Songs and more”. ZEE BUSINESS (2023年3月18日). 2023年4月24日閲覧。
- ^ “ZCA 2024 Winners”. Zee Cine Awards. 2024年4月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月17日閲覧。
- ^ “Nominations for 21st Annual Life OK Screen Awards”. Bollywood Hungama (10 January 2015). 30 July 2021閲覧。
- ^ “Screen Awards 2019 full winners list”. India Today (9 December 2019). 16 February 2020閲覧。
- ^ “Stardust Awards 2017: Complete List of Winners”. NDTV (2017年1月9日). 2024年4月18日閲覧。
- ^ “7th Apsara Awards Winners”. Producers Guild Film Awards. 11 November 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。16 December 2012閲覧。
- ^ “Star Guild Awards - Winners”. starguildawards.org. 30 September 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月18日閲覧。
- ^ Hungama, Bollywood (15 January 2014). “Nominations for 9th Renault Star Guild Awards – Bollywood Hungama”. Bollywood Hungama. 17 January 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月7日閲覧。
- ^ “List of winners of Star Guild Awards 2014”. 17 January 2014. http://www.indicine.com/.+17 January 2014閲覧。