ホルヘ・ポランコ

ホルヘ・ポランコ
*Jorge Polanco*
シアトル・マリナーズ #7
	ミネソタ・ツインズ時代; (2017年5月22日)
基本情報
国籍	ドミニカ共和国
出身地	サン・ペドロ・デ・マコリス州サンペドロ・デ・マコリス
生年月日	1993年7月5日（31歳）
身長; 体重	5' 11" ＝約180.3 cm; 208 lb ＝約94.3 kg
選手情報
投球・打席	右投両打
ポジション	遊撃手、二塁手
プロ入り	2009年インターナショナルFA
初出場	2014年6月26日
年俸	$7,000,000 (2025年)
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ミネソタ・ツインズ (2014 - 2023); シアトル・マリナーズ (2024 - );
	この表について

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓（父方の姓）はパチェコ、第二姓（母方の姓）はポランコです。

ホルヘ・ルイス・パチェコ・ポランコ（Jorge Luis Pacheco Polanco, 1993年 7月5日 - ）は、ドミニカ共和国サン・ペドロ・デ・マコリス州サンペドロ・デ・マコリス出身のプロ野球選手（内野手）。右投両打。MLBのシアトル・マリナーズ所属。

経歴

プロ入りとツインズ時代

2009年、17歳になったばかりの7月6日にミネソタ・ツインズと契約してプロ入り。

2010年に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ツインズでプロデビューし、18試合に出場した。7月からルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズでプレー。34試合に出場して打率.223、1本塁打、12打点、2盗塁を記録した。

2011年はルーキー級ガルフ・コーストリーグでプレーし、51試合に出場して打率.250、1本塁打、16打点、6盗塁を記録した。

2012年はアパラチアンリーグのルーキー級エリザベストン・ツインズ（英語版）でプレーし、51試合に出場して打率.318、5本塁打、27打点、6盗塁を記録した。

2013年はA級シーダーラピッズ・カーネルズでプレーし、115試合に出場して打率.308、5本塁打、78打点、4盗塁を記録した。オフの11月20日にツインズとメジャーリーグ契約を結び^[1]、40人枠入りした。

2014年はA+級フォートマイヤーズ・ミラクルで開幕を迎え、72試合に出場。打率.289、5本塁打、35打点を記録した。6月26日にメジャーへ初昇格し^[2]、同日のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦で弱冠20歳でメジャーデビュー。9回裏に代打として出場し、四球だった^[3]。6月27日のテキサス・レンジャーズ戦で、9回表にホアキム・ソリアからメジャー初安打となる2点三塁打を放った^[4]。主に代打として4試合に出場し、打率は.400だったが、トレバー・プルーフとエドゥアルド・ヌニェスが故障から復帰したため、6月30日にA+級フォートマイヤーズへ降格した^[5]。メジャーでは5試合だけの出場だったが、記録した2安打はいずれも長打（二塁打と三塁打）だった。

2015年もメジャーでは4試合の出場に留まった。

2016年はエドゥアルド・エスコバーの控えとして遊撃手で起用される機会が大幅に増え、69試合に出場。打撃面では打率.282。4本塁打、27打点、4盗塁という成績を残した。

2017年6月、祖父が亡くなったことによって「死別リスト」に登録され、7試合に欠場した^[6]。この年は133試合に出場して打率.256、13本塁打、74打点、13盗塁を記録した。

2018年3月18日に禁止薬物のスタノゾロールが検出されて薬物規定違反で80試合の出場停止となった^[7]。出場停止明けの7月からほぼ全試合となる77試合に出場し、打率.288・6本塁打・42打点・OPS.773を記録した。

2019年2月15日、ツインズと5年2575万ドルで契約延長した。オプションとして2024年はポランコ側、2025年は球団側が選択権を持つ。球団からは同時に外野手のマックス・ケプラーとの5年の契約延長も発表された^[8]。4月5日の敵地でのフィラデルフィア・フィリーズ戦でサイクル安打を達成した。ツインズではフランチャイズ史上15度目。1961年に本拠地をミネソタに移してからは11度目となった。また、この日ポランコは5打数5安打1打点を記録。1試合5安打はポランコ自身のキャリアでも最多で、サイクルヒットとともに5安打を記録したのは1929年のジョー・クローニン以来、フランチャイズ史上2度目の快挙となった^[9]。この年は153試合に出場し、打率.295・22本塁打・79打点・OPS.841などの自己最高の成績で、MVP投票では19位だった^[10]。オフの11月に右足首の関節鏡視下手術を受けた^[11]。

2020年は新型コロナウイルスの影響による60試合の短縮シーズンで、55試合に出場し、打率.258・4本塁打・19打点・OPS.658など、自身最低水準の成績に終わった。オフの10月に再度右足首の手術を受けた^[12]。

2021年はFAでアンドレルトン・シモンズが加入したことにより二塁手としての出場が多くなった。

マリナーズ時代

2024年1月29日にアンソニー・デスクラファニー、ジャスティン・トーパ、ゲイブリエル・ゴンザレス、ダレン・ボウエン、金銭とのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した^[13]。10月10日に左膝の膝蓋骨腱を痛め、手術を受けた^[14]。オフに球団から2025年の契約オプションを破棄され、FAとなった^[15]。

2025年2月3日にマリナーズと700万ドルの単年契約を結んだ^[16]。2026年の契約は600万ドルの選手オプションとなり、破棄された場合は75万ドルが支払われる^[16]。

人物

愛称はチュロ (chulo)^[17]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2014	MIN	5	8	6	2	2	1	1	0	5	3	0	0	0	0	2	0	0	2	0	.333	.500	.833	1.333
2015		4	12	10	1	3	0	0	0	3	1	1	0	0	0	2	0	0	1	0	.300	.417	.300	.717
2016		69	270	245	24	69	15	4	4	104	27	4	3	2	3	17	0	3	46	3	.282	.332	.424	.757
2017		133	544	488	60	125	30	3	13	200	74	13	5	7	6	41	1	2	78	7	.256	.313	.410	.723
2018		77	333	302	38	87	18	3	6	129	42	7	7	3	1	25	0	2	62	5	.288	.345	.427	.773
2019		153	704	631	107	186	40	7	22	306	79	4	3	2	7	60	2	4	116	11	.295	.356	.485	.841
2020		55	226	209	22	54	8	0	4	74	19	4	2	2	1	13	0	1	35	7	.258	.304	.354	.658
2021		152	644	588	97	158	35	2	33	296	98	11	6	0	6	45	0	5	118	4	.269	.323	.503	.826
2022		104	445	375	54	88	16	0	16	152	56	3	3	0	4	64	1	2	95	4	.235	.346	.405	.751
2023		80	343	302	38	77	18	0	14	137	48	4	0	0	3	36	0	2	88	2	.255	.335	.454	.789
2024	SEA	118	469	417	43	89	11	0	16	148	45	4	2	0	2	46	3	4	137	16	.213	.296	.355	.651
MLB：11年		950	3998	3573	486	938	192	20	128	1554	492	55	31	16	33	351	7	25	778	59	.263	.330	.435	.765

2024年度シーズン終了時

MLBポストシーズン打撃成績

年度	球団	シリ｜ズ	試合	打席	打数	得点	安打	本塁打	塁打	打点	盗塁	犠打	四球	死球	三振	打率	出塁率	長打率
2017	MIN	ALWC	1	5	4	2	1	0	1	0	0	0	1	0	2	.250	.400	.250
2019		ALDS	3	14	11	1	3	1	6	2	1	0	2	1	1	.273	.329	.545
2020		ALWC	2	8	7	0	1	0	1	0	0	0	1	0	2	.143	.250	.143
2023		ALWC	2	8	7	0	2	0	2	0	1	0	1	0	3	.286	.375	.286
2023		ALDS	4	18	14	2	2	1	5	3	0	1	3	0	5	.143	.294	.357
出場：5回			12	53	43	5	9	2	15	5	2	1	8	1	13	.209	.346	.349

2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度	球団	二塁（2B）						三塁（3B）						遊撃（SS）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2014	MIN	-						-						4	3	6	0	3	1.000
2015		-						-						4	3	12	2	2	.822
2016		5	9	14	1	3	.958	9	2	17	3	2	.864	47	50	128	11	26	.942
2017		-						-						130	154	335	18	70	.964
2018		-						-						76	90	172	13	42	.953
2019		-						-						142	141	343	22	57	.957
2020		-						-						53	49	117	2	17	.988
2021		120	164	294	12	70	.974	-						39	24	67	5	11	.948
2022		97	167	215	8	55	.979	-						6	1	8	0	0	1.000
2023		58	70	134	5	22	.976	15	3	23	1	1	.963	-
2024	SEA	112	138	222	7	45	.981	-						-
MLB		392	548	879	33	195	.977	24	5	40	4	3	.918	501	515	1188	73	228	.959

2024年度シーズン終了時

記録

MLBオールスターゲーム選出：1回（2019年）
サイクル安打：1回（2019年4月5日）
左右打席本塁打：1回（2017年8月29日）

背番号

11（2014年 - 2023年）
7（2024年）

脚注

^ “Twins add four players to Major League roster”. MLB.com Twins Press Release (November 20, 2013). July 17, 2014閲覧。
^ “Twins recall infielder Jorge Polanco”. MLB.com Twins Press Release (June 26, 2014). July 17, 2014閲覧。
^ “Scores for Jun 26, 2014”. ESPN MLB (June 26, 2014). July 17, 2014閲覧。
^ “Scores for Jun 27, 2014”. ESPN MLB (June 27, 2014). July 17, 2014閲覧。
^ “Twins reinstate Plouffe from dl, return Nunez from rehab and reinstate from dl”. MLB.com Twins Press Release (June 30, 2014). July 17, 2014閲覧。
^ “Twins reinstate Jorge Polanco from bereavement list” (2017年6月13日). 2021年5月22日閲覧。
^ Daniel Kramer (2018年3月18日). “Polanco suspended 80 games for PEDs” (英語). MLB.com. 2018年3月19日閲覧。
^ “ツインズ、生え抜きの主力ケプラーらと契約延長”. 日刊スポーツ (2019年2月16日). 2021年5月22日閲覧。
^ “ツインズ、ポランコが今季MLB初サイクル安打快挙達成&5安打はフランチャイズ史上2人目”. ベースボールチャンネル(BaseBall Channel). 2019年6月18日閲覧。
^ “2019 Awards Voting”. Baseball-Reference.com. 2021年5月22日閲覧。
^ “ポランコが手術、春季キャンプまでに回復の見込み”. 日刊スポーツ (2019年11月29日). 2021年5月22日閲覧。
^ “Jorge Polanco has second right ankle surgery” (英語). MLB.com (2020年10月13日). 2021年5月22日閲覧。
^ “Twins acquire Anthony DeSclafani and Justin Topa from Seattle in exchange for Jorge Polanco” (英語). MLB.com. 2024年1月31日閲覧。
^ “Sources: M's Polanco undergoes knee surgery” (英語). ESPN.com (2024年10月10日). 2024年11月4日閲覧。
^ “Mariners Decline Option On Jorge Polanco; Luis Urias Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors (2024年11月1日). 2024年11月4日閲覧。
^ ^a ^b “Mariners Re-Sign Jorge Polanco” (英語). MLB Trade Rumors (2025年2月3日). 2025年2月4日閲覧。
^ Twins Players Weekend nicknames explained MLB.com （英語） (2017年8月24日) 2017年8月30日閲覧

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Jorge Polanco stats MiLB.com （英語）
ホルヘ・ポランコ (@Jorge_Polanco1) - X（旧Twitter）
ホルヘ・ポランコ (@jorge_polanco05) - Instagram

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[1] “Twins add four players to Major League roster”. MLB.com Twins Press Release (November 20, 2013). July 17, 2014閲覧。

[2] “Twins recall infielder Jorge Polanco”. MLB.com Twins Press Release (June 26, 2014). July 17, 2014閲覧。

[3] “Scores for Jun 26, 2014”. ESPN MLB (June 26, 2014). July 17, 2014閲覧。

[4] “Scores for Jun 27, 2014”. ESPN MLB (June 27, 2014). July 17, 2014閲覧。

[5] “Twins reinstate Plouffe from dl, return Nunez from rehab and reinstate from dl”. MLB.com Twins Press Release (June 30, 2014). July 17, 2014閲覧。

[6] “Twins reinstate Jorge Polanco from bereavement list” (2017年6月13日). 2021年5月22日閲覧。

[7] Daniel Kramer (2018年3月18日). “Polanco suspended 80 games for PEDs” (英語). MLB.com. 2018年3月19日閲覧。

[8] “ツインズ、生え抜きの主力ケプラーらと契約延長”. 日刊スポーツ (2019年2月16日). 2021年5月22日閲覧。

[9] “ツインズ、ポランコが今季MLB初サイクル安打快挙達成&5安打はフランチャイズ史上2人目”. ベースボールチャンネル(BaseBall Channel). 2019年6月18日閲覧。

[10] “2019 Awards Voting”. Baseball-Reference.com. 2021年5月22日閲覧。

[11] “ポランコが手術、春季キャンプまでに回復の見込み”. 日刊スポーツ (2019年11月29日). 2021年5月22日閲覧。

[12] “Jorge Polanco has second right ankle surgery” (英語). MLB.com (2020年10月13日). 2021年5月22日閲覧。

[13] “Twins acquire Anthony DeSclafani and Justin Topa from Seattle in exchange for Jorge Polanco” (英語). MLB.com. 2024年1月31日閲覧。

[14] “Sources: M's Polanco undergoes knee surgery” (英語). ESPN.com (2024年10月10日). 2024年11月4日閲覧。

[15] “Mariners Decline Option On Jorge Polanco; Luis Urias Elects Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors (2024年11月1日). 2024年11月4日閲覧。

[:0-16] “Mariners Re-Sign Jorge Polanco” (英語). MLB Trade Rumors (2025年2月3日). 2025年2月4日閲覧。

[17] Twins Players Weekend nicknames explained MLB.com （英語） (2017年8月24日) 2017年8月30日閲覧

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

[15]

[16]

[17]

表話編歴シアトル・マリナーズロースター
投手	83 エドワード・バザード 67 コディ・ボルトン（英語版） 47 マット・ブラッシュ 62 ブラス・カスタノ（英語版） 58 ルイス・カスティーヨ 65 ヘイゲン・ダナー 36 ローガン・ギルバート 26 エマーソン・ハンコック 68 ジョージ・カービー 35 ウィル・クライン（英語版） 37 ジャクソン・カワー（故障者リスト） 64 ケイシー・レグミナ（英語版） 81 セス・マルティネス（英語版） 50 ブライス・ミラー 75 アンドレス・ムニョス 48 グレゴリー・サントス 60 テイラー・ソーセド 52 コリン・スナイダー 55 ゲイブ・スパイアー 59 トロイ・テイラー 46 トレント・ソーントン 54 カルロス・バルガス 22 ブライアン・ウー
捕手	12 ブレイク・ハント（英語版） 29 カル・ローリー
内野手	1 ライアン・ブリス 3 J.P.クロフォード 27 タイラー・ロックリア 21 マイルズ・マストロブオーニ（英語版） 25 ディラン・ムーア 7 ホルヘ・ポランコ 76 レオ・リーバス 30 オースティン・シェントン 39 ドノバン・ソラーノ
外野手	56 ランディ・アロサレーナ 8 ドミニク・キャンゾーン 17 ミッチ・ハニガー 20 ルーク・ラリー 10 ビクター・ロブレス 44 フリオ・ロドリゲス
指名打者	18 ミッチ・ガーバー
監督・コーチ	6 ダン・ウィルソン（監督） 14 マニー・アクタ（ベンチコーチ） 33 ケビン・サイツァー（打撃コーチ） 70 ボビー・マガヤネス（英語版）（打撃コーチ補佐） 11 エドガー・マルティネス（打撃ストラテジスト） 32 ピート・ウッドワース（投手コーチ） 80 ダニー・ファーカー（投手コーチ補佐兼投球ストラテジスト） 53 エリック・ヤング・ジュニア（一塁コーチ） 45 クリストファー・ネグロン（三塁コーチ） 57 トニー・アーネリック（英語版）（ブルペンコーチ） 40 トレント・ブランク（英語版）（コーチ兼投手戦略ディレクター） 16 ペリー・ヒル（英語版）（内野守備コーチ） 97 ルイス・ボイド（フィールドコーディネイター） 66 フレミング・バエズ（ブルペン捕手） 95 ジャスティン・ノバック（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2025年3月2日更新

経歴