ホスフィラン
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ホスフィラン | |
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Phosphirane | |
別称 Phosphacyclopropane Phosphiran | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 6569-82-0 |
ChemSpider | 10451470 |
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特性 | |
化学式 | C2H5P |
モル質量 | 60.03 g mol−1 |
外観 | 無色気体 |
融点 |
−121 °C, 152 K, -186 °F |
沸点 |
36.5 °C, 310 K, 98 °F [1] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ホスフィラン(Phosphirane)は、有機リン化合物の1つで、化学式はC2H4PHである。無色の気体で商業的な価値はない。最も単純な環式飽和有機リン化合物であり、関連化合物のプロトタイプとして、研究上での興味は持たれている。ホスフィランは、1,2-ジクロロエタンとホスフィンの共役塩基を反応させることで初めて得られた。1つ以上の水素原子が有機置換基で置換されたホスフィラン類は、より一般的に用いられている。
出典
[編集]- ^ Wagner, Ross I.; Freeman, LeVern D.; Goldwhite, H.; Rowsell, D. G. (March 1967). “Phosphiran”. Journal of the American Chemical Society 89 (5): 1102–1104. doi:10.1021/ja00981a013.
- Quin, L. D. (2000). A Guide to Organophosphorus Chemistry. Wiley-Interscience. ISBN 0-471-31824-8