ヘンリー・リー・ギクラス
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ヘンリー・リー・ギクラス(Henry Lee Giclas、1910年12月9日 – 2007年4月2日)はアメリカ合衆国の天文学者である。
アリゾナ州フラッグスタッフ出身。南カリフォルニア大学やアリゾナ大学で天文学を学び、ローウェル天文台で働いてブリンクコンパレータを活用した。ギクラスが撮影した写真は冥王星の軌道決定に貢献したほか、ギクラス自身も周期彗星84P/ギクラス彗星を初めとする多くの彗星、アポロ群の(2201) オルヤトやアモール群の(2061) アンサを含む17個の小惑星を発見した。オルヤトはオリオン座χ南流星群の母天体であると考えられている。
1979年にローウェル天文台からは公式に引退したものの、その後も関わりを維持し続けた。2007年にフラッグスタッフで没した。小惑星(1741)ギクラス[1]、冥王星のクレーター[2]に命名されている。
脚注
[編集]- ^ “(1741) Giclas = 1953 UY = 1953 VH1 = 1953 XN = 1960 BC = 1963 YD”. MPC. 2021年7月12日閲覧。
- ^ PLUTO – Giclas, WGPSN