ヘミレ
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ヘミレ(Haemire)は大韓民国が開発した遠隔操作無人探査機(ROV)。
大韓民国海洋水産部と韓国海洋研究院の共同で2001年より開発が行なわれ、2006年3月に進水。海洋部によって世界で4番目に6,000メートルの深海まで潜水できる無人潜水艇の開発技術保有国になったと発表された[1]。
全長3.3メートル、全幅1.8メートル、全高2.2メートル[2]、総重量3,700キログラム[3]。プラスマイナス5メートルの誤差範囲内で目標を追跡できる位置追跡装置(USBL)と2本の油圧式ロボットアームを備え、6機の電動推進器により最高速度1.5ノットでの運用が可能[1][3]。
2006年4月23日から26日に実施された第1次性能検査で、耐圧容器漏水、推進機モーターコントロールアンプコネクター部分漏水、絶縁油漏油による圧力部蒸気異常が発生し、深度1,065メートルで試験中止となったが、同年11月6日に西太平洋のフィリピン海において水深5,775メートルの海底で2時間55分の深海撮影と性能確認試験に成功[4]。
2007年11月には日本海の対馬海盆で初の海底探査を行ない[5]、2010年4月には天安沈没事件で海没した残骸回収のために投入された[6]。
脚注
[編集]- ^ a b “海底6km探査の無人潜水艇、世界で4番目に独自開発”. 東亜日報 (2006年5月3日). 2011年12月26日閲覧。
- ^ “국내 최초 심해 잠수정 - 해미래국내 최초 심해 잠수정 - 해미래(国内初の深海潜水艇ヘミレ)”. ハンギョレ (2005年4月4日). 2011年12月26日閲覧。
- ^ a b “심해 누빌 무인잠수정(深海ヌヴィールの無人潜水艇)”. 国民日報クッキーニュース. 2011年12月26日閲覧。
- ^ “무인잠수정 ‘해미래’ 해저 5775m 성능시험 성공(無人潜水艇"ヘミレ"海底5775mの性能試験に成功)”. ネイバー (2006年11月9日). 2011年12月26日閲覧。
- ^ “韓国が開発した無人潜水艇、東海で初の探査活動”. KBS WORLD (2007年11月9日). 2012年12月27日閲覧。
- ^ “軍、爆発物残骸収拾に「ロボットアーム」投入”. 中央日報 (2010年4月15日). 2012年12月27日閲覧。