プロジェクト‐ノート:学校/小中学校記事における特筆性
小中学校記事における特筆性
[編集]「Wikipedia:削除依頼/長野県内の小中学校記事」は結局存続となったわけですが、存続者の中でも、特筆性があることが明示されたことによる存続ではなく、どの程度の言及があれば特筆性があると判断してよいか判らず、現時点では一時存続としておくという意見もそれなりにあったと思います。学校記事の編集にほとんど関わっていない私が取り纏めるのはどうかと思うので節を立てるまでに留めますが、先の削除依頼を受けて、どのような言及があれば特筆性のある学校足り得るのかを考えていく必要があるかなと思います。いくつか考えるべきかもしれない観点を記します。
- 「Wikipedia:特筆性 (組織)」の教育機関
- ベースはこの辺になりそうに思います。これをベースに、学校の特性に合わせたものとなるのではないかと考えます。
- 特筆性のある題材であるかどうかの程度
- 先の削除依頼で例示すれば、青木村立青木小学校における茶道室が設けられていることは、第三者言及が存在するとしても多分些細なことと判断されるのだろうと思います。じゃあどのような言及があれば特筆性があると見なせるのでしょう?その目安が判らない限りは、どのような言及がある情報源を探してくれば良いか(というと、最初から情報源を付けて投稿しろと言われるので言い換えると、どのような言及がある情報源を付けて初版投稿すれば削除依頼に提出されるおそれがなくなるか)も判りません。その、程度のほどについて考える必要があろうと思います。
- 「Wikipedia‐ノート:削除依頼/長野県内の小中学校記事」に挙がっているような、スポーツなどにおいて全国レベルの上位成績を保持するなどの言及は、一つの指標かなと思います。全国レベルとするか、都道府県レベルとするか、もう少し下のレベル(長野県で言えば東信地方における受賞など)とするか、あるいは下位レベルのものでもある程度の回数によっては「トップは取れなくても必ず上位に食い込んでくる」というものを特筆性のあるものと見なすか、などの観点があろうと思います。
- 前節に挙がっている、事件類についても検討が必要かなと思います。学校の関与性などに関わらず、事件が起これば大概の場合全国紙という第三者によって言及されるわけです。≪学校の関与性≫なども含め、どのような題材が特筆性のある事柄であると見なせるかについて考える必要があると思います。
- 小学校と中学校は分けるべきでしょうか?公立校と私立校は分けるべきでしょうか?一貫校とその他についてはどうでしょう?
- 後、他の特筆性の議論でもそうですが「このような題材があれば特筆性がある」「このような題材をいくら積み上げても特筆性があるとは言えない」の間の中間にあたる題材があるはずです。そこを突き詰めるとどこまでも時間が掛かるだろうと思います。「このような題材があれば特筆性がある」「このような題材をいくら積み上げても特筆性があるとは言えない」の2点について大雑把に決めていくのがいいと個人的には思いますが、最終的には取り纏めを行っていただく方に委ねます。
- 第三者性
- 先の削除依頼に挙げたことではありますが、特筆性の担保となる基本は第三者言及であろうと思います。で、自治体や地域新聞など地域密着型の情報源による言及の第三者性をどう見るかという点について考える必要があると思います。いや、個々に判断するべきで、一律で何かを決められる性質のものではないという考えもあるかもしれません。そういう考えも含めて、どう見るかを考える必要があると思います。
ざっと思うところは上記のようなところですが、ご意見および取り纏めのほど、宜しくお願い致します。--NISYAN 2011年1月30日 (日) 10:44 (UTC)
- コメント まず比較的基準を明確にしやすい部活動からコメントしますと全国大会に団体競技で出場した場合には特筆性があると言えるように思います。関東大会、四国大会、九州大会などでの上位成績も優秀だと思いますが第三者出典による検証がしにくい大会が多いと思います。畳のある教室はそれほど多くないのではと思いますが地域社会(老人や社会福祉施設など)との交流は多くの学校で行われているものではありそうです。人口の少ない自治体における学校は大きな意味を地域に対して持っていると見られ、例えば平成の大合併以降、合併前の町村時代にはあった学校が統廃合により旧自治体区分内には無くなるケースもあります。こうした自治体ではスクールバスを導入しているケース(すでに導入済の学校もあると思いますが。)もあるようです。学校記事として独立記事として十分な内容量のある記事が書けない場合でも自治体記事または自治体立の学校一覧などを作成、各自治体記事の教育に関する節に加筆なども考えられます。歴史ある学校と違い人口増加地域などの新設校だとなかなか書ける内容がない場合も地域内での子ども数の増加としてニュータウンや大規模マンションなどの建設によるケースなどはそうした資料も探せるのではと思います。中高一貫校、小中一貫校などは特筆ある教育を行っているケースが多いと思われます。国立や私立校に関しては通例特徴的なものがあるケースが多いと考えられ、十分な記述がなせない状態であれば学校法人記事や高校も存在するケースではそちらにまとめて記述することも可能かなと思います。--Tiyoringo 2011年1月30日 (日) 16:11 (UTC)
- ありがとうございます。スクールバスについて。名松線の伊勢奥津駅側、平成21年台風第18号の影響で運休となっている区間の学校では、合併や台風の被害を受ける前から村営スクールバスが走っていたかと(参考)。山間部の多い日本ではそういう場所は他にもあるように思います。--NISYAN 2011年1月31日 (月) 01:23 (UTC)
- (コメント)学校記事において特筆性を論ずることは否定しませんが、公立学校については先の削除依頼でも指摘されたように自治体史・郷土史などからの出典が望めることや「当該地域における教育」という視点からすると、「全部立項(自治体記事への記載や統合・リダイレクト設置も含む)」を目指す方がいいのではとすら感じます。そもそも「プロジェクト:学校」ではその対象を「学校教育法第1条に規定のある、いわゆる1条学校」としている訳ですし。もちろん異論はあると思いますけどね。--KAMUI 2011年1月31日 (月) 11:24 (UTC)
- (コメント)それも一つの選択肢であり、ここでの話において否定していないつもりです。おそらく「言及の題材」「第三者性」の条件をどちらも緩く考えれば、ほぼほぼ全ての公立学校に対して何らかの言及は期待できるわけで、そこは一般企業とは異なる点であろうと思います。リダイレクトとする場合、一覧記事においてリンクをどうするか(どのリンクを辿っても同じ自治体記事に誘導されるのでは、読者は失望してしまうでしょう)というのを考えないといけないかもしれません。--NISYAN 2011年2月1日 (火) 00:37 (UTC)
コメントあまり大した加筆ではないとはいえども[1]・[2]など学校記事への加筆をいくつか試みた経験から、逆に個別の学校記事を無制限・無秩序に立項することには否定的な見解を持つに至っています。
ほとんどの学校では、個別記事で特筆性を示そうと思えば、沿革を文章で書き込むことで郷土史や地域教育史を浮かび上がらせる方向での加筆がほぼ唯一となるでしょう。一部の学校については小中一貫校・小規模特認校・校舎が文化財に指定されている・校内に史跡があるなどの場合もあるでしょうが、いずれにしても特筆性は学校そのものにあるというよりも、学校教育の切り口からみた地域史や自治体の施策の一部という面の方が強いといえます。学校の分離新設や統廃合など地域の歴史全般に関わるような内容や、自治体として地域の学校で一斉に実施している施策なども多くあり、学校の単独記事に細切れに書くよりは地域の教育の概況や地域史として、どこかしかるべきところにまとめて記述したほうがわかりやすい場合が多いといえます。
現状、住所録やクラブ活動一覧・学校行事一覧・周辺施設一覧などのリストを並べれば記事になるというような風潮もありますが、そんな内容をいくら並べても特筆性は疑問です。Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは名鑑ではありませんにも抵触します。
自治体史や学校沿革史などの郷土史資料に学校の言及があるといっても、個別の学校ごとに資料をみると資料の多い学校と少ない学校の差があり、どう調べても学校名と所在地・その他リスト以上のことは書けない学校も多くあります。それでも「郷土史に記載があるからすべての学校に特筆性がある」「全部立項すべき」というのは、実態を無視して抽象的な一般論に矮小化しているだけで非現実的な主張になってしまうのではないかと感じます。
住所録や学校案内レベルでしかない記事は削除やしかるべき場所への統合・リダイレクト化などを積極的に検討するべきですし、極端な場合学校の単独記事立項は原則禁止でもやむを得ないかと考えます。自治体記事や地域記事の「教育」の節で、もしくは「○○市の教育」といった形の記事を作って、地域の教育の概況や歴史などを総合的に書くのを基本として、単独記事立項はあくまでも例外扱いとする方が現実的ではないかと感じています。方向性のイメージとしては枚方市#教育や住之江区#教育あたりが参考になるかと存じます。--Schokolan 2011年2月6日 (日) 20:32 (UTC)