プロジェクト‐ノート:フィクション/登場人物と設定の記述
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登場人物節から端役の声優情報の記載を原則禁止するという提案
[編集]表題の通り、端役の声優情報の記載を原則禁止すること(具体的には、その旨を明記すること)を提案します。
これだけだと反対だと思う方が少なくないと想定していますが、例えば提案が「端役の記載を原則禁止する」ならば反対は少ないと思います。というより、これは現状ですでにそうなっているものであり、本項やあるいはプロジェクト:漫画/過剰な内容の整理などで既に規定されているルールです。今回の提案はむしろそれが守られていない現状を是正するためのものとお考えください。今回、あえて、このような提案をするに至ったのは、そうした端役の記載無用という現状のルールを踏まえてのものであり、声優情報を載せたいがために端役を記載する、あるいはそれに言及する、という本末転倒な例が多々見られるからです。
具体的には、例えば長く活動されている方なら経験されたことがあると思うのですが、端役なのになぜか記述されているキャラクターの内、他の同程度の端役は記述がされていない、下手をすれば、それより重要なキャラクターも記載されていないという不可思議な状態のものがたまにあります。これは大概、声優情報が関わっており、つまり、声があるキャラを書いていて、アニメ化で省かれたなど、声優が無いキャラは記載しなかったというパターンだったりします。また、単に登場人物一覧にその端役を記載する事例だけの話ではなく、既存の登場人物の説明文内に不要な言及がなされることを含みます。
具体例として、例えば『BLACK LAGOON』の景山という人物の説明は現時点で以下のようになっています。
- 景山(かげやま)
- 声 - 中田譲治
- 旭日重工株式会社資材部部長。
- ビジネスマンとして怜悧冷徹な人物。会社が密かに行っていた非合法ビジネスのデータが奪われた一件(ロックが誘拐された一件)に対して、副社長(声 - 土師孝也)、専務(声 - 秋元羊介)ら会社上層部から対応を全権委任される。解決のためにロックを切り捨てることを決め、傭兵派遣会社E.O.社にデータの破壊を依頼する。
- 切れ者で手回しも速く、E.O.社が失敗に終わるも次善の策として黒幕であるバラライカと既に通じており、彼らに貸しを作ることで問題自体は解決する。ロックを連れ立って日本に帰ろうとするが、拒絶され、その意思を尊重する。
- アニメでは、妻(声 - 池本小百合)、長男(声 - 奈良徹)、次女(声 - 森永理科)ら家族が劇中に登場している。
しかし、これは以下で十分です。
- 景山(かげやま)
- 声 - 中田譲治
- 旭日重工株式会社資材部部長。
- ビジネスマンとして怜悧冷徹な人物。会社が密かに行っていた非合法ビジネスのデータが奪われた一件(ロックが誘拐された一件)に対して、会社上層部から対応を全権委任される。解決のためにロックを切り捨てることを決め、傭兵派遣会社E.O.社にデータの破壊を依頼する。
- 切れ者で手回しも速く、E.O.社が失敗に終わるも次善の策として黒幕であるバラライカと既に通じており、彼らに貸しを作ることで問題自体は解決する。ロックを連れ立って日本に帰ろうとするが、拒絶され、その意思を尊重する。
これは明らかに声優情報を記載したいがために冗長な文章になっているわけです。しかも、これは下記のように「プロジェクト:漫画/過剰な内容の整理」で明白に否定されている形です(特に第1項)。
登場人物
- Aというキャラクターの説明を書く時、「AはBの勧めでサッカーを始め、B、C、らと共に上達していく」という文章は、「(サッカーを勧めたのが)Bである」ということそのものが後々のストーリー展開に大きな影響を与える場合以外は、「Aは友人の勧めでサッカーを始め、仲間たちと共に上達していく」というように修正してください。
- 重要でない登場人物の説明は除去してください。
- 全体のストーリーに関わらないような些細な記述や、「○○話には××し、○○話には××した」といった時系列に沿った記述は除去してください。
- 記述は、なるべく簡潔になるように推敲して下さい。上記の数値は内容過剰かどうかを判断するための一つの目安ではありますが、「ここまでなら冗長であっても記述してよい」と言う事を示す物ではありません。
つまり、理想的とされる「Aは友人の勧めでサッカーを始め、仲間たちと共に上達していく」だった記述を、端役の声優情報を載せたいがために、「AはB(声-〇〇〇〇)の勧めでサッカーを始め、B、C(声-△△△△)、D(声-□□□□)らと共に上達していく」にしてしまうというような、あべこべな状態を生じさせてしまっているわけです。
ただ、誤解なきように補足すれば、別に記事から一切の端役の声優情報を無くせというものでありません。例えば、登場人物節ではなく、アニメ節の方でキャスト情報をまとめ、そこに記載するのであれば、さしあたっては問題ないでしょう(もちろん、キャスト情報だって端役なんかイラネという意見もあるでしょうけど)。あくまで今回の問題提起の起点は、端役の声優情報を記載したいがために、登場人物欄のスタイルに関するプロジェクト:フィクションやプロジェクト:漫画などのルールに反した形になっていることを是正する点にあります。--EULE(会話) 2024年1月3日 (水) 02:32 (UTC)
- 典型的な発想はいいけど運用が難しいタイプに見えます。まず確実に「端役」でもめます。端役でないものを端役扱いしたがる方は少なからずいますし、その多くは単純に1ランク下に見る傾向があります(例:「メイン→レギュラー、レギュラー→サブキャラクター、サブキャラクター→端役、端役→エキストラ、エキストラ→眼中にない」)。また、この方向性ですと声優はだめでも舞台や実写ならいいだろうとなるでしょうが、舞台や実写がありなら声優もありにしないのは苦しいです。別の観点として、この形式は端役でなくても問題がありそうで、「(サッカーを勧めたのが)Bである」の場合であっても「(サッカーを勧めたのが)B(声-□□□□)である」となれば冗長でしょう。ですが、キャラクターではなく一般的な作品紹介ですと役の後に括弧書きで演者を追加するのは少なからず見られる形式ですから、単純に踏襲してしまうことも考えられます。これらの点を考えると「キャラクターの説明を書く時には、説明文中に他のキャラクターの声優や俳優といった演者を記載しないでください」ぐらいに単純化する方が運用しやすいと思われます。--Open-box(会話) 2024年1月5日 (金) 01:18 (UTC)
- 本文の中で、キャスト情報は重要な情報ではないですね。そもそも第三者視点の出典が付いてない時点で論外です。配役についての一覧みたいのはあってもよいかもしれませんが、それも出典があってこそなので。
- サブカル系は出典なく記述されまくるので触ってませんが、ウィキペディアは情報を無差別に収集する場ではありませんの「フィクション作品におけるあらすじのみの解説 」の「このような記事では、その作品の現実世界における位置づけ(制作の経緯、後世への影響、批評家の反応、出典を明示した文学的分析など)とともに、作品のあらすじ、登場人物、設定について適度に簡潔な解説が記述されるべきです。」とあります。既存のルールで解決できるのではないでしょうか?--Tekeonin(会話) 2024年1月5日 (金) 03:08 (UTC)
- 返信 (Open-box氏宛) コメントありがとうございます。声優以外の件は失念しておりました。端役の閾値の話は現実論としては杞憂であると私は考えますが、運用面を考えれば、ご提示いただいた文案は確かに良いものですので、その線で進めさせていただきたいです。
- 返信 (Tekeonin氏宛) コメントありがとうございます。おっしゃる通り、今回の提案は現状でも自明なことであり、今回の提案で何か新しいルールを追加や変更するというようなものではありません。しかし、というか、「だからこそ」、オウム返しのようになってしまって恐縮ですが、「既存のルールで解決でき」ていないので、今回、このような提案をしているという次第です。
- これは蛇足ですが、氏は「サブカル系」だけを念頭に思われているようですが、実際のところ、これはサブカルに限らない話でして(あくまでフィクション全体)、実写映画、特に吹き替えのある洋画などでもよく見られるものです。特に吹き替えのキャスト情報なんて端役まで書かれている上に出典もないのがほとんどであり。その昔、『ジョーズ』なんか、GA選考中で指摘があって除去した出典がない吹き替えキャスト情報が即座に差し戻されたりとかね(苦笑)。--EULE(会話) 2024年1月5日 (金) 04:34 (UTC)
- コメント Open-boxさんの文案が単純明快で分かりやすく運用もしやすそうなので、私もその線で進められるのが良いと思います。--えのきだたもつ(会話) 2024年1月5日 (金) 05:35 (UTC)
コメントありがとうございました。ここまでの議論を踏まえて、Open-box氏の文案をベースに、「作品記事内で求められる記述」節の第2パラグラフを以下のように変更することを提案します(太字は今回の主の変更箇所)。
登場人物や設定節を設ける場合には肥大化しないように注意を払ってください。箇条書きを用いて作中要素の解説をするような記述はあくまで内容解説の補足であり、必ずしも書かなければいけないものではありません。設定や作中での活躍は細部に至るまで記述せず、「作品における位置づけ」に絞って記述する必要があります。また、制作コンセプトや外部での人気などの二次情報も詳細は専用のセクションや単独記事で書くのがよいでしょう。
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登場人物や設定節を設ける場合には肥大化しないように注意を払ってください。箇条書きを用いて作中要素の解説をするような記述はあくまで内容解説の補足であり、必ずしも書かなければいけないものではありません。設定や作中での活躍は細部に至るまで記述せず、「作品における位置づけ」に絞って記述する必要があります。また、その説明文中で他のキャラクターの声優や俳優といった演者を記載する必要もありません。他にも制作コンセプトや外部での人気などの二次情報も詳細は専用のセクションや単独記事で書くのがよいでしょう。
このまま異論がなければこの文案を反映したいと思います。引き続きよろしくお願い致します。--EULE(会話) 2024年1月8日 (月) 01:28 (UTC)
(追伸)同時に各フィクション分野(漫画・アニメ・特撮・コンピュータゲーム)の「過剰な内容の整理」の手引きにも反映しようと考えますが、現状、車輪の再生産をしているように感じられました。プロジェクト:フィクション/過剰な内容の整理を、既存のプロジェクト:漫画/過剰な内容の整理とプロジェクト:アニメ/過剰な内容の整理をベースに新規作成し、その分野固有の事柄についてはプロジェクト:コンピュータゲーム/過剰な内容の整理やプロジェクト:特撮/過剰な内容の整理などで言及させる形に整理したいと思いますが、これは今回の議論とは直接関係ありませんので、別途発議いたします。--EULE(会話) 2024年1月8日 (月) 01:28 (UTC)
- コメント 今回の提案は、たとえば横山光輝の漫画『三国志』の「登場人物」に、ゲーム『三国志大戦』の担当声優が記載されているようなケースも含むのでしょうか。--ねこざめ(会話) 2024年1月9日 (火) 17:21 (UTC)
- 返信 ねこざめ氏が挙げられたケースは今回は入らない想定です。先に挙げた『BLACK LAGOON』の景山の例で言えば「中田譲治」に相当する部分は完全にノータッチです。今回はあくまで文中の他キャラクターの演者情報だとお考えください。
- ただ、個人的な見解として、その記事主題である作品を翻案化した作品ではないもの(本質的に別作品)の演者情報は原則不要だと考えます。すなわちその例であれば『三国志大戦』は横山光輝の『三国志』を翻案化した作品ではないから、少なくとも横山三国志の登場人物欄に『三国志大戦』の演者情報は不要でしょう。これは極端な例なら『アルプスの少女ハイジ』の登場人物欄に「家庭教師のトライ」などのCMの声優を載せてるようなものです。最近は、ソシャゲのゲスト出演(タイアップ)で無分別に演者情報が載せられている例が多いかなと思うところです。いずれにせよ、今回の提案とは異なる観点の話なので、ルール化するのであれば、別議論として行う形になるかと思います。--EULE(会話) 2024年1月10日 (水) 09:13 (UTC)
- 返信 お返事ありがとうございます。上述の件、了解しました。マンガやアニメの「登場人物」節はなんか不自然な記述が多いなとは感じていました。今回の提案が少しでも改善につながればよいですね。--ねこざめ(会話) 2024年1月10日 (水) 17:44 (UTC)
- すいません、よく理解できていないので質問します。プロジェクト:フィクションで決まったことは小説や舞台、映画とかドラマにも影響を及ぼすという理解なのですが、たとえば現在『ブリジャートン家』には以下のような記述があります。これもダメということでしょうか?アルビオン・フィンチは全くの脇役です。
- フィリッパ・フェザリントン(シーズン1~)
- 演 - ハリエット・ケインズ(英語版)(清水理沙)
- フェザリントン家の次女。社交界デビュー後、アルビオン・フィンチと恋仲になり、シーズン2では婚約している。
大河小説や大家族が出てくるドラマなどではこういう形で登場人物紹介に親族関係が書かれていることが多く、こういう感じの説明もかなりあるかと思います。--さえぼー(会話) 2024年1月12日 (金) 11:18 (UTC)
- コメント “また、その説明文中で他のキャラクターの声優や俳優といった演者を記載する必要もありません”というのは、上の例を元にすると、「アルビオン・フィンチ(演:ナントカ・カントカ、声:ダレ・ソレ)と恋仲になり、」のように、「登場人物」節の説明文中で他のキャラクターの「声優や俳優といった演者」を記載するような記述を想定しているのではないかと思うのですが、その理解で合っているかはわかりません。--ねこざめ(会話) 2024年1月12日 (金) 20:53 (UTC)
- 返信 (さえぼー氏宛) 既にねこざめ氏が回答している通りですが、今回の提案の対象になるのは、その例で言えばアルビオン・フィンチの「演者情報」になります。(それが説明上必要なら)フィンチ自体に触れることは問題ありません。
- 補足すればあくまで登場人物欄の話なので、あらすじで演者情報を付記する場合も対象外ですし、キャスト情報節のようなところで端役の演者を記述することも対象外です。--EULE(会話) 2024年1月13日 (土) 06:45 (UTC)
- ねこざめさん、EULEさん、ありがとうございます。だいたい理解できました。--さえぼー(会話) 2024年1月13日 (土) 08:40 (UTC)
報告文案の提示から2週間が経ち異論がないため、このままであれば合意形成したと見なし本日夜に反映することを予告します。--EULE(会話) 2024年1月21日 (日) 01:35 (UTC)
報告 異論がなく合意形成したとみなし、提案内容を本文に反映いたしました。ご参加いだたきありがとうございました。--EULE(会話) 2024年1月21日 (日) 14:46 (UTC)